3日の 日記 で触れたお話の続きです。
「いずみの学校」にて先生、生徒さん、保護者の方の
心こもったおもてなしを受けながら、様々な授業を体験ができました。
(写真は授業ノートや制作したもの)
豊浦湾を望む高台にある学校は
懐かしい学校設備なものの学年ごとに教室の壁やカーテンが色分けされ、
シュタイナーの学校ということが新鮮に映ります。
(低学年は暖色系で高学年になるにつれ寒色系)
私が感じた特徴は
■各教室の様子(色合い、席の配置、学年ごとに飾られている絵)
■授業スタイル
国語 算数 理科 社会などはメインレッスンという形で
ひとつの教科の1テーマを1ヶ月近く連続で行う。体育、美術、音楽などは選科授業。
■教科書が無い
■朝の会、各授業の前後に行う”バース(詩のようなもの)”
■おやつの時間♪(高学年は休み時間にマイおやつを食べてるそうです)
■成長段階に合わせた繋がりのある授業
使わせてもらった7年生の教室は青色。
黒板の横には絵画「最後の晩餐」が飾られていました。
幾何学の授業を受けた際、先生がこの絵は見事な遠近法がある素晴らしい絵で
7年生の学びにも、関与していると紹介してくださいました。
飾られているものにも意図がある
意図といえば、”バース”
メインレッスンは有機化学でした。
シェイクスピアの一節からなるバースを先生と一緒に読み上げました。
幾何学のバースは、図形を全身の動作で表現し、
自然に学びを深めるメタファー、とても含まれていましたね。
バースは授業、また学年によっても異なり
先生のオリジナルもあるそうです。
今回、4年生から9年生までの幾つかの授業を体験。
私を含め8名が参加、
みんな大人なのですが、好奇心いっぱいの子どもそのもの!!
メインレッスンの科学実験では、先生をずらっと囲んで興味深々
火花や煙に驚き、結構どきどき実験(体験)
先生はというと愉しそうに見守ってる。
突っ込んだ質問が出てきても
それに真摯に対応(対応してくれるから更に質問も出やすいvv)
うれしいことですねー。
実験の内容はメインノートと言われるノートを1冊もらいました。
”実験(タイトル)、準備(使用するもの)、手順、観察、考察”
に基づいて書いてゆき、考察が入ってるのはポイント高いなぁ
看護学生のとき、なにかと考察を書かなきゃならず
上手く書けずに悩んだこと思い出しました。。。
(ナースになって考察の重要性を認識)
実験が一通り終わった後、
先生が伝えてくれるのを参考にしながらまとめ
翌日にみんなの前で発表もしました。
”学んだことを誰かに伝える”
効果的な学習、とてもいい機会ですねー。
教科書がなくても
ノートが教科書になるのでしょう
生徒さんたちのノートも拝見できました
各教科ごとに個性的で、とくに低学年のノートはまるで絵本
子どもの成長段階に合った、各教科の繋がりある授業だなと
印象的に体験できたのは最終日の学習発表会
特に模擬授業を受けた1,2年生のちびっ子たちの発表。
神話がベースとなり各授業が構成され
この時期のテーマ「世界はひとつであり美しい」
私は主に受けた授業では
骨格が成長するに伴い因果関係の思考に目覚め、
自らの深い内側そして同時に外への関心が高まる時期。
それに伴った美術(3日の日記)、栄養学、有機化学など受け
『さっきの授業でも触れた話題だな』とか感じることがありました。
このように関連があると
理解が深まりやすかったです。
さてさて、
私たち大人も発表しました。
親子参加が大半、ちびっ子も見守っています
背筋がしゃんとする感覚。。。
ご自分のお子さんの前で
発表された方は殊更、新鮮さがあったようです。
懐かしさも感じる学校体験
自然豊かな場所で参加者、サポートしてくださった方
みなさんのおかげですてきな時間を過ごすことができました
ありがとうございます!
生徒さんの手作りおやつ、美味しかった!!
<いずみの学校>
http://www.hokkaido-steiner.org/
「子どもを平和な世界を築いてゆく人間に育てたい。シュタイナー教育を受けさせたい。」
熱い思いを抱えた大人たちが集まって1996年にまずは幼稚園が開園し、
現在は小中等部、高等部まであります(現時点では小中等部のみ学校法人)
北海道虻田郡豊浦町字東雲町83-2 学校法人北海道シュタイナー学園
TEL/FAX 0142-83-2630
8:30~16:30
----
小、中、高と12年をひとつとしてカリキュラムが作られ
12年間通えたら一番いいのでしょうが、
まだ、高等部はNPO法人ということもあり、高校は一般の学校に進学したり
スポーツをするためもっと生徒数の多い学校を希望したり
それぞれの進路を選ぶ子もいることを伺いました。
今回、私が参加したプログラムは年一回の開催,
ほかにも一般者が学校の様子を知る機会は設けられており
サイトで随時、ご案内が掲載されます。ご興味ある方は要チェック☆
---シュタイナー関連書籍・教材----------------
PR
コメント新着
キーワードサーチ