LYNNのいたずら毎日

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2004年02月10日
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 先週の日曜日は上野の森交響楽団の演奏会に出演させてもらった。プログラムはモーツァルト、ボロディン、ショスタコーヴィチというもの。私の故郷の友人3人とまとめて出演したのだけど、私たちはモーツァルトが降り番だったので、ボロディン以降の演奏となった。

 ショスタコーヴィチは交響曲の9番。9番のシンフォニーというとベートーヴェンから考えると、その作曲家の最後の交響曲であったり、雰囲気も作りも大がかりだったりすることが多いけれど、ショスタコはそれをおちょくってのことなのか、この交響曲は実に諧謔的だ。演奏していても、「なんじゃこりゃ、おちょくってるのかい!」と思う箇所は沢山ある。まあ、何をおちょくっているのかはわからないけれど。弾くのには難しい部分もあり、ますますおちょくられている気分になる、なんとも不思議な名曲だ。

 この曲、10年くらいまえにムシカで採り上げたのだが、記憶の中には断片しか残っていない。たいてい、自分のオーケストラで採り上げた曲は余り苦労せずに再度演奏できるはずなのに、これだけはどうにもいけない。「???」の連続だ。そういえば、昨年の夏にアムステルダムのコンセルトヘボウでこの作品を聴いたときは、初めの数分は起きていたものの、それ以降時差ボケで眠くて眠くて最後の最後まで寝ていたのだった。やはり、相性が悪いのかもしれない。

 それはともかく、この演奏会、現在ムシカで一緒にやっている友第と出演したと冒頭に書いたが、彼女達は、子どもの頃からの仲間。お互い高校生と中学生という関係だったが、年を経るごとに年齢の差は縮まっているようだ。私はもともと上下関係には無関心な性質。自分では年上には相当気を遣うが(やはり年長者は敬わなければならない、長く生きているという経験の差は大きいのだ)、自分より年下の友人に対してはそのあたり、殆ど気にしない。

 今回の演奏会も仲間達と楽しく一生懸命演奏してこられた。とても良い機会だったと思っている。





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最終更新日  2004年02月10日 11時54分45秒
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