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2004.07.24
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カテゴリ: 音楽・AOR
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■私の好きな曲14~クリストファー・クロスの「セイリング」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□■□
【アーティストの略歴】
クリストファー・クロスに関しては去年の 日記でも一度とりあげたが、 今回は一つの曲を取り上げる企画であるので、違った角度で記述する。
クリストファー・クロスは'70年代に地元テキサス州で活動をしていた。有名ミュージシャンの前座を務めたり、レコード会社にデモテープを送ったりしていたが一行に芽が出なかった。転機になったのは'78年に契約を勝ち取ってからだ。'79年暮に出たアルバムの大ヒットで第一線に躍り出たが、その後はこれを越えられず今ではすっかり忘れられた存在なのは残念。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【この曲について】
□アーティスト名を書かないで単に「セイリング」というタイトルを観て、40代半ば以上の男性ならロッド・スチュワートの同名異曲の方を想像する人も多いかな。自分はどちらも好きな曲で「セイリング」と聞かれれば、誰が歌っている方かと尋ねる。勿論、ロッドの方も捨て難い魅力はあるのだけどね。
■クリストファー・クロスはこの曲を含むアルバム「南から来た男」がデビュー作としては異例の大ヒット。「セイリング」はそんなアルバムの中でもゆったりとした雰囲気を醸し出している曲で、今のような暑い夏の最中に聴いていると妙に落ち着く。そしてこの曲でクロスの弾くギターも、どことなく波間を漂っているかのような感じが上手く表現出来ている。
暑い夏の昼間の冷房が効いている部屋で、目をつぶってこの曲を聴いて欲しい。そして自分が広い海の中でポツンと一人で漂っているイメージで聴いてみたら、そう何となく涼しく感じませんか?
○この曲はクロスのバックを務めるメンバーで録音されたが、このアルバム全体としてはかなりの当時のスター達がゲストでバックを務めていた。これはプロデューサーのマイケル・オマーティアンの知名度もある。そこにはマイケル・マクドナルド、J.D.サウザー、ジェイ・グレイドン、二コレット・ラーソン、ドン・ヘンリーらのビッグ・ネームが気軽に参加している。この路線は次作にも受け継がれて、TOTOのメンバーやアート・ガーファンクル、ラリー・カールトンなども参加する。

「風たちぬ」は力強いロック色の強い曲で、クロスが単に甘い曲だけのアーティストではない証明ともいえる曲。「愛はまぼろし」はクロスのルーツが垣間見えるどこか南部の香りが漂う土臭い歌。J.D.サウザーのコーラスが聴ける「ライト・イズ・オン」は軽快なメロディ・ラインが特徴だ。ぜひ、「セイリング」も良い曲だけどアルバム単位で楽しめるので1曲目から9曲を一気に聴いて欲しい。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【ヒット・チャート、賞】
「セイリング」は第一弾シングルだった「風たちぬ」が2位と大ヒットした、第二弾シングルとして発売された。オリビア・ニュートン・ジョンの「マジック」(私の好きな曲)を抜いて念願の1位を獲得した。その後このアルバムからは2曲が更にシングル化されて、そちらの方も「Never Be The Same」が15位で「Say You'll Be Mine」が20位と健闘した。
賞レースではグラミー賞をクロスがこの年は席捲するほど凄かった。「セイリング」は最優秀レコード(シングル)、最優秀楽曲、最優秀アレンジメントを獲得。更に、アルバム「南から来た男」で最優秀アルバム、そしてこの年に最優秀新人にも輝き、合計5部門で授賞した。残念だったのはプロデューサーのマイケル・オマーティアンで最優秀プロデューサーの候補になっていたがこちらは逸したが、アレンジメント賞でクロスと連名で授賞している。
この年のグラミーはクロスの為にあったとも言える。
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【最後に】
クロスの人気絶頂のこの頃に来日公演も実現して、武道館でも公演があった。自分は行かなかったがテレビ放送もあったので見た記憶がある。決してルックスで売り出せた人では無いが、何となく人の良さそうなイメージが当時の放送からは伝わってくる。
今では全く音沙汰がないしたまに新譜が出たと思って見たら、編集盤だったりライヴ盤だったりと新曲を聴く機会は殆どないのは残念である。
AOR界ではボズ・スキャッグスやボビー・コールドウェルの方が評価は高いが、その二人はヒット曲の数ではクロスにはかなわないのも事実だ。もう少しクロスの評価が高いと個人的にも嬉しいのですが...。
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【編集後記】
前回のエア・サプライに続くAORシリーズは如何でしたでしょうか?
今年に夏は昨年とは打って変わって猛烈な暑さが続く毎日ですが、みなさんはこの暑さをどういう風に乗り切るのでしょうか。何か秘策があれば教えて下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。








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Last updated  2005.09.04 01:32:08
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