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2006.10.15
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何故、西武はPOで敗退した?


10月でも消化試合を延々としているセ・リーグとは違ってパ・リーグの公式戦は9月を持って終了し10月に入り直ちにPO(プレーオフ)に入りました。
PO第1ステージは公式戦2位の西武ライオンズ対同3位の福岡ソフトバンク・ホークスがインボイス西武ドームで2戦先勝の3試合を戦いましたが西武は敗退しました。
ここでは主に第1ステージでの西武対ソフトバンク(以下、SBと略します)の試合を中心に敗退理由を分析します。


【西武敗退の訳!】
さてとPOはインボイス西武ドーム(この名称は今年限りです。ここでは今後西武ドームと称します)で10月7~9日の3日間の日程で行われました。
第1戦は日本のエース松坂対SBのエース斉藤和巳の対決でした。和巳は今年の投手部門4冠に輝き、一方の松坂はWBCでのMVPこそあるが投手4部門では2位と和巳の後塵を拝した。
両者とも公式戦最後の登板は不甲斐ない内容に終り、それが原因で西武は屈辱の2位に終りSBも3位に終りハムの優勝をアシストしてしまった。
だが2試合連続で悪い内容の投球をする筈の無い両投手だけに、この試合は手に汗握る1点を争う好ゲームだった。内容的には和巳の方が上で、松坂はシーズン中にも無かった4死球と内角の制球に苦しんだ。それでも要所は三振と併殺で切り抜け失点を許さなかったのは流石だった。試合の分かれ目は7回に西武がクリーンアップの3連打で物にした1点を守りきり先勝した。

第2戦は松永対和田の対決。SBは序盤松永に全く手が出なかったが4回に一気に4点を奪う。これで流れを失った西武は、その後も中継ぎ陣が打たれ最終回にはプレッシャーに弱い主砲の松中とズレ-タに貴が本塁打を許し大いに白けた。これで1-1のタイとなり最終戦での決着となった。
折角前日にエースの熱投で有利になったのに、 公式戦から不安定だった中継ぎ陣がSBの打線に比をつけただけに終わった試合だった。

第3戦は勝った方が札幌ドームへの切符を掴む大事な試合。西口対寺原の先発対決となり序盤は西口の素晴らしい立ち上がりで期待をもたらしてくれた。寺原も何とか西武打線を抑えていたが中村の本塁打を浴びる。
しかし昨日火の付いたSB打線を抑えていた西口だったが、 7回途中で降板するとここでも中継ぎ陣が流れを食い止められず 西武ドームにSBファンの大歓声がこだましてしまう屈辱を見る羽目になった。

まずは投打に分けて敗戦の原因を挙げてみる。

まずは「投」の方であるが先発陣は松坂、松永、西口の顔ぶれとなった。2戦目のルーキー松永はSBが左腕投手を苦手にしていることと直前の紅白戦で好投したのを買われての先発。第三戦目の西口は経験豊富なマウンド度胸を買われての機用だったのは明白。
さて第2戦目の松永であるが、1~3回は素晴らしい立ち上がりだった。それでも2巡目に入った4回に掴まってしまう。これは 結果論かも知れ無いが、涌井やグラマンやギッセルの先発陣を中継ぎ待機させていたのなら早めの継投に出るべきだった。 後手後手に回った起用法は荒木コーチの考えだったのか?だとしたらコーチは首だ!
結局涌井らを投入できず宝の持ち腐れとなり最終回には貴を投入し大失敗では、これがPO敗退の遠因でもある。
星野、貴、山岸、 小野寺らの中で最初 の三人は気持で負けていて腕が振れていないのでは話にならなかった。特に、星野と貴は中堅・ベテランなのに情け無い投球内容で高卒ルーキーのような投球だった。 小野寺は公式戦では豊田(裏切り者!)のFA移籍で空いた守護神の座を勝ち取り貢献した。
その小野寺を出し惜しみ第3戦目の試合が決してから起用し、素晴らしい投球内容だったのはなんとも皮肉だ。小野寺の表情も試合が決していたとは言え鬼気迫るものを感じた。

「打」に関してはパ・リーグのことを全く理解しないファンなら「西武は強力打線」とのイメージを数字からは感じるでしょうね。
事実カブの小笠原と並ぶ打点王、和田の自己最多96打点、中島の3番定着、8月のリーファーの大爆発、おかわりの長打力と来ればそう思うのは自然です。しか~し、これはあくまでも表面上の話であり、コアな西武ファンなら実は 「残塁打線」 であることは知られています。
残塁の記録を更新したロッテ戦など良い(悪い?)例ですからね。 西武打線の特徴といえば「機動力」が一つの魅力で片岡、赤田、佐藤、中島らに加えて今年は開幕直前に急遽「足のスペシャリスト」福地を広島から獲得(交換要員:青木)したのは大正解だった。 当初は代走と守備固めでの要員だったろうが、意外と打撃も使えるということで内野手登録(インボイスの試合を観戦したときは2塁手でした)ながら外野手として一軍定着出来たことで層が厚くなった。
この走力を最大限に発揮する攻撃力は今年の西武のチームカラーとなった。しかしフェルの楽天移籍で期待された中村は9本塁打と2年目のジンクスにはまり低迷。和田も前半はWBCの影響で不振、好不調の波が目立ったカブ、義人のケガ離脱、中島骨折、栗山骨折、終盤の細川離脱と主力打者の好調機が重ならなかったのは誤算だった。
POでは公式戦終盤からの腰痛から来る不調がそのまま響いたカブの絶不調、和田の好機凡退(1戦目はヒーローでしたが)は打の敗因でしたね。 2年連続PO敗退の象徴だったSB松中が第2戦目と3戦目と見違えるように打ったのとは正反対では、PO突破なんて到底無理でした。
主力では3番中島が打率5割と唯一頑張ったものの、やはり4・5番が打たないと点にはならない展開的な敗戦パターンでした。更に、得意の機動力を封じ込められたのもPO敗退原因かな?
公式戦後半の点が取れない嫌な流れはPOでも止まらず1,3,1点と3試合で5点で勝てと言うのは所詮無理でしたね。

来季の課題はカブ、和田に替わる長距離打者の育成であるのは明らか。さし当たって候補者は中村しかいないが、彼をポスト和田として育成し常時30本塁打打てる選手として中島と二人で西武を牽引する存在になって欲しい。

POを通じて投打以外で感じたのは西武選手の「球際の弱さ」「精神力の弱さ」である。第3戦でのSB選手の「球際の強さ」「精神力、結束力の強さ」をスタンドで観戦しても感じた。一方の西武の選手は元来そうだが、野手のリーダー欠如から来るここ一番での精神力の弱さの解消は大事だ。
今年から主将に就任し来季は松坂に替わって選手会長就任が濃厚な赤田は、POで無安打と重圧に負けて勝利に全く貢献出来ず地元ファンの前で号泣する羽目になった。
しかし 号泣したのは赤田だけではない、ファンだって(管理人も号泣しました)号泣し悔しさを味わったのだ。 選手が負けて号泣する姿なんかファンは観たくない、ましてやAクラスが当たり前でリーグ優勝を最低限の目標と考えている目の肥えたファンが多い西武ではこうした姿は「見苦しい」と映る。
清原が日本シリーズで巨人をあと1アウトで倒し日本一となる時の涙とは違うのだ。
伊東監督も認めたように、 選手たちの「精神力強化」も来季の重要な課題 である。秋季キャンプをこの時期にする悔しさを二度と味わうことのないようにするのがファンへの義務だ!

【西武の補強ポイント】
既に述べた様に補強ポイントは多岐に渡る。急務なのは松坂の穴をどうするかで、現有戦力では両外国人のレベルアップもそうだが FA宣言濃厚な黒田(広島)獲得 に全力を上げないと阪神にさらわれてしまう。
新人では岸(東北学院大)がどこまで戦力として計算出来るか見極めたい。
FAでは 中継ぎ左腕と先発の補強も重要で宣言が微妙な岡島(日本ハム)の獲得 にも名乗り出たいしトライアウトも重要になってくる。ドラフトでは左腕木村(東京ガス)獲得を目指すが、指名順位から他球団指名が濃厚な気配だが即戦力が一枚欲しい。
野手では 内野手補強は急務 だ。中島離脱時の代役が水田では心もとないので、 巨人を解雇された「新山千春の夫」で元西武の黒田獲得が決定した ので彼の守備力なら使える。
西武の補強策は故根本氏の退団以降は主力クラスのトレードが無いので、もっと大胆に仕掛けチームを活性化しないと競争の原理が働かず選手が安閑とし 「精神的にも弱い」選手の集合体 になりかねない。
そんな西武ライオンズはファンとしては観たくない...

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Last updated  2006.10.17 23:06:14
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