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本当に久しぶり(半年になるかな?)の日記です。これまで他人様の日記を拝見しながら「みんな充実してるんだなー」と指を加えて羨んでいました。「まー俺も自由の身になったんだから、これから自分なりに言いたいことを言い、したいことをしてみよう」という気分にようやくなったところです。今日は、私が長い間お世話になってきた“篆刻”の先生と一緒に享保年間から引き継がれてきた旧博多商人の累代墓に行き墓碑の拓本とりを手伝いました。もちろんこんなことするの初体験です。自分の身の丈以上もある大きな円柱の墓碑。40人近い累代の名前が刻まれた由緒ある石柱に和紙を巻いて上から墨を含ませた布で叩くと彫りこんだ文字の部分が白く残り全紙1枚の拓本が出来上がるというわけです。時折、薄日は射すものの、博多湾から吹き付ける北風は、やはり冬。石柱に巻きつけた柔らかな紙が風で破れないよう気を遣いながらの作業は思ったよりたいへんでした。実はこの墓地、近く始まる寺の大改修のためにつぶされ、お骨はすべて納骨堂に収められるとのこと。江戸中期から三百年近くにわたってこの家の人々の名を刻んできた墓碑も、時の流れには逆らえず、消されゆく運命に。南無…----- Original Message -----From: To:
2004年12月27日
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