【粗筋】
息子、こっそり女を引き入れ、夜遅くまでひそひそ話をしていると、母親が気付いて部屋の外まで来て「気分でも悪いか」と尋ねる。息子は慌てて女を屏風の陰へ隠し、「いいえ、気分が悪いのではありませんが、蚤が出て……」と言うと、母親は部屋に入らずに行ってしまう。見つかってはなるまいと、翌朝早く女を帰して、両親との朝食の膳に座る。父親が、
「夕べの蚤にも飯を食わせてやればいいのに」
【成立】
『落語研究』第26号に「禁演落語考」として載っている。「虱」3へ続けて、蚤と虱がお互いの経験を語り合うという形で演じられた速記もある。
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