Sandalwoodさんのところから飛んできました。

>(b)完璧ではないが、問題意識を持っている部門を起点に、今やれることを、早く、一機に改革を行なうべきか?

元気がでる結論ですね。私の勤めているところも(a)で腰くだけということが多々あります。それが分かっているので、拙速で私が進めているプロジェクト、とりあえずバリバリ進めているところなのです。

(2005.09.20 22:12:56)

洋楽を楽しもう♪

洋楽を楽しもう♪

PR

プロフィール

サバイバル父

サバイバル父

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

お気に入りブログ

「光る君へ」第四十… ayakawa777さん

やまちんWEB あかねママ0208さん
田舎人しょ~きちの… しょ〜きちさん
健康増進 病気予防… 抗加齢実践家てるさん
ママ日記。。。 meidogさん

コメント新着

かずめさん @ Re:パワハラを放置する経営者は同罪(12/24) パワハラ、表面上だけでなく根本を見ない…
サバイバル父 @ Re[1]:部下をうつにしない上司の教科書(12/22) ayakawa777さん 大変ご無沙汰しております…
ayakawa777 @ Re:部下をうつにしない上司の教科書(12/22) お久しぶりです。 いま鬱の方の社会復帰の…
かずめさん @ Re:日本人の遺伝子に合った戦略が必要!?(03/02) 確かに市場の動きが激しい業界よりじっく…
かずめさん @ Re:日本人は世界一不安を感じやすい人種(02/26) 納得しちゃいますねーー トレーニングは…

バックナンバー

2024.11
2024.10
2024.09
2024.08
2024.07
2005.09.19
XML
カテゴリ: 孫子・三国志
こんにちは。
疲労は消え、すっかり元気になり、久しぶりに日記を書く気になった。

今日は、ここ数年、複数のクライアントの仕事を通して感じていることを書きたい。

キーワードは、「兵は拙速なるを聞く」


実は、明日、あるクライアントへの報告会があり、1時間程のプレゼンを行なう。

クライアント企業の業務改革の構想に対して、評価・アドバイスを行なうのだが、どういう結論に持っていこうか?

判断が難しい大きな課題がひとつある。

(a)理想を追求して、時間をかけ、全社レベルで、完璧な形で改革を行なうべきか?
(b)完璧ではないが、問題意識を持っている部門を起点に、今やれることを、早く、一機に改革を行なうべきか?



これまでの調査で得た情報を論理的に分析すれば結論は(a)になる。
しかし、論理だけで判断することは危険。
僕の結論は(b)にした。

(a)の場合、経営トップが、その気になって、リーダーシップを発揮すれば、時間をかけなくても、一機にやれるはずである。
日産のゴーン改革がそう。
しかし、多くの日本企業の場合、経営トップは、しがらみだらけで、決断ができない。
検討に時間をかけているうちに、社員のモチベーションは下がり、形骸化してしまう。

こういう、しがらみの多い企業は、完璧主義に走らず、ひとつの部門の改革を突破口として、改革を波及させ、全社的な改革へと進めていく方が良い。

孫子の一節

「故兵聞拙速 未睹巧之久也(故に、兵は拙速(セッソク)なるを聞くも、未だ巧久(コウキュウ)なるを睹ざるなり)」

★改革はタイミングや士気が大事。


特に日本人には、これが当てはまるように思う。

日本の社会には、しがらみだらけの人間関係が多く、いきなり全体を変えようと思っても、なかなか人は動いてくれない。

しかし、日本人は雰囲気には弱い。

それはマーケティングの世界でも言える。
商品やサービスも20%のシェアを超えると一機に普及するのが日本のマーケットの特徴。



企業内組織においても同じ。
全社的業務改革が必要な場合でも、ある部門が一致団結して率先して動けば、その雰囲気は、他部門にも伝わり、共鳴が起こり、予想以上の成果があがる。

やれるところから、早く、真剣にやることが大切。

そういえば、郵政民営化も同じだ。
郵政民営化ですべてが解決するわけではない。
しかし、何かをきっかけ、突破口にしたい。
国民は変化に飢えている。
停滞している時代は、一層、こういう傾向が強くなる。

いつも改革が頓挫する企業は、考え方を見直した方が良い。
憶測だけで、ああだ、こうだ、結論の出ない議論を繰り返すのではなく、
意思決定に必要な情報があれば、さっさと収集し、割り切るところは割り切り、さっさと決断する。

明日の報告会では、このメッセージを、どのように伝えようか?
論理思考だけでは、こういう結論は、とても出せない。
しかし、改革とは、人が行なうもの。
論理だけでは説明できないことが多い。
心理学の世界だ。
こういうときは孫子を引用するに限る。

「兵は拙速なるを聞く」

これで行こう!

孫子とビジネス戦略
孫子とビジネス戦略





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005.09.20 10:58:15
コメント(2) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


はじめまして  
TwinkleTwinkle  さん

Re:はじめまして(09/19)  
TwinkleTwinkleさん
書き込みありがとうございました。
>元気がでる結論ですね。私の勤めているところも(a)で腰くだけということが多々あります。それが分かっているので、拙速で私が進めているプロジェクト、とりあえずバリバリ進めているところなのです。
-----
改革を行なうのは結局、人ですから、人のやる気を大切にしなければなりませんよね?
バリバリ進めるべきですよ!
(2005.09.20 22:56:39)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: