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仕事を早く終わらせて、話題の映画「ソーシャルネットワーク」を観てきた。この映画は、言わずと知れた世界最大のSNS 「Facebook」の創始者マーク・ザッカーバーグの起業成功物語。ハーバード大学のオタク系学生だったマーク・ザッカーバーグは彼女に振られた腹いせに、仲間と、大学のコンピュータをハッキングして得た女子学生の身分証明写真をインターネット上に公開し、公開した女子学生の顔を比べて勝ち抜き投票させるゲームを作って公開した。これはさすがに大学に見つかって処分されたが、この延長線上に今の「Facebook」がある。要は「女の子と知り合いになりたい! お金持ちになりたい!」という強い欲求が、成功のエネルギー源となっているのだ。ゴールデン・グローブ賞4冠に輝いた名作だけに、人と人との絆とか、愛とか信頼とかがテーマなのかと思って観ることにしたのだが、内容は、まったく逆で、欲望と裏切りと若さゆえの失態の連続。期待はまったく裏切られたのだが、逆に、その意外性が面白かった。やはり文明の発展には、目的は何であれ、こうした異常なまでの貪欲さが必要。人間性も傷つき、傷つけられる経験を通して深みが増してくるというもの。いや、しかし、これが日本だったら一度の失敗で、再起まで相当時間がかかるだろうな?足を引っ張っては駄目。戦争や暴力さえ起こさなければ、ある程度、若者のやることに目をつぶらなきゃ。【送料無料】フェイスブック 若き天才の野望価格:1,890円(税込、送料別)
2011.01.23
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お役人のつける名前には、差別的な表現が多いように思う。例えば、人格障害精神医学において極端な考えや行いにより社会への適応を著しく脅かす人格的な状態を言うらしい。しかし、人格の障害とは、いかがなものか?人格とは、人間性そのもの。これに障害があると言われた人は、それをどのように受け止めるのだろうか?偏見はこわい。身体障害者の場合、目や耳や手足が不自由なことは、見れば明らかなので、困難を乗り越えて頑張っている姿に共感することが多いと思うが、精神疾患を持った人の場合、問題行動に違和感や反感を持ってしまうためか、人格そのものにレッテルを貼って、差別しがちなのではないか?しかし、統合失調症などは中脳辺縁系ニューロンのドーパミン過剰によって生じるという仮説があるし、遺伝子の異常や事故が原因でなる可能性もある。人格が問題ではなくてドーパミン過剰が問題なのである。ドーパミン過剰により、自分の問題行動に悩やみ、差別を受け、苦しみながら一生懸命生きている人は、立派ではないか?しかし、人格そのものを否定するような表現がオーソライズされていることは、国が差別を認めているのではないかと疑ってしまう。人格と障害は別物なんだから。次に、気になったのは「後期高齢者医療制度」という言葉。75歳以上を後期高齢者というらしいが、その言葉から、高齢者の中でも後期にあたる年齢の人を指しているように思われる。しかし、まだまだ元気に生きようと考えている人が、後期高齢者といわれたら、「自分も、もうそろそろ終わりか」と何だか暗くなってしまわないか?こうした言葉をつけて、それがすんなり承認される役所の組織や人の鈍感さに呆れる。「産む機械」発言をした柳澤伯夫議員も大蔵省出身。こういうことに鈍感な人は、逆に「心の理論」が欠落しているのではないかと疑ってしまう。心の理論とは、人が、他者の心の動きを類推したり、他者が自分とは違う信念を持っているということを理解したりする機能のことである。要は他人の気持ちを理解する能力。心の理論を持っているか、どうか調べる検査に「サリーとアン課題」というのがある。サリーとアンが、部屋で一緒に遊んでいました。 サリーはボールを、かごの中に入れて部屋を出て行きました。 サリーがいない間に、アンがボールを別の箱の中に移しました。 サリーが部屋に戻ってきました。 「サリーはボールを取り出そうと、最初にどこを探すでしょう?」と被験者に質問する。 正解は「かごの中」だが、心の理論の発達が遅れている場合は、「箱」と答える。健常な子供の場合、4歳位で、上記の課題をクリアできる。しかし、官僚は東大卒が多いと言うので、おそらく知能指数は高いのだろうが、ひよっとして上記の課題に答えられない人、多いのではないかと心配になってくる。国民のために働く役人が、国民の気持ちを理解する能力がないのであれば、問題である。是非、公務員試験に、心の理論を試す問題を出して欲しい。しかし、心の理論が弱いからと言って、人格まで否定してはいけない。心の理論を持ち、人が傷つくことを知って、やっているのであれば、たちが悪いが。
2008.04.02
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最近、国際社会における日本の地位の低下に関する記事が多いように思う。小学生の子供を持つ親としては、やはり心配である。何が心配かというと、こういう報道を問題視して、日本人ひとりひとりの自己効力感が無くなることである。日本人には、昔から、外国に対して、「I'm not OK. You are OK.」的な発言をする人が多いように思う。昔であれば、欧米に追いつけで、問題志向で、製品やサービスの品質を改善していけば良かった。しかし、今のように中国、インドと差別化する付加価値が求められるような時代では、「駄目」→「良くする」といった単純反対語の解決策では太刀打ちできないように思う。学力が低下したからと言って、ゆとり教育を止めて、今の基準での学力を強化したところで、差をつけることは難しいだろう。幸いにして日本人の多くは「今の日本は駄目」だが「日本人は優秀な民族」だと考えている人が多いと思う。であれば、「ダメ、ダメ」と言わず、日本人の潜在力に対して問いかけをする習慣を広げていった方が良いのではないか?問題の原因を追究するより、可能性を問う。問題だらけであれば、その中に隠れている例外(マシだったこと)や、小さな成功を探す。そして、それが何故起きたのかを徹底的に追究する。日本人が本当に優秀な民族であれば、きっと多く見つかるだろう。■私が会社を変えるんですか? AIの発想で企業活力を引き出したリアルストーリー
2008.03.11
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亀田のお父さんを見ていると、正直に非を認め、謝罪した方が良いと思うのに、頑固だなぁと思う。これは彼のいろいろな苦労の経験から備わった価値感に起因するように思える。僕は、人間観には下記の2つに大別されると思う。(a)人間は皆不完全である。 しかし、誰もが建設的に成長する可能性を持っている。 人間は差別なく存在そのものに価値がある。 失敗は許される。 人間は平等である。 人は皆価値感が異なる。 共存共栄を願う。(b)人には完全な人間と不完全な人間がいる。 完全な人間は価値が有り、不完全な人間は価値が無い。 失敗は許されない。 人間は支配関係があって当然だ。 価値感はひとつ。正しいか、誤りかのどちらかである。 勝つか、負けるかだ。亀田の父さんは、おそらく(b)の人間観を持っているのではないか?このタイプは人生の逆境をハングリー精神で乗り切ってきた人に多いように思う。確かに何かに打ち込む場合、その極端な考え方をエネルギーに変えて成功することはあると思う。しかし、安定はしない。人がどのような価値感を持つかは自由ではあるが、(b)の信念を持っている人は、失敗したときに破滅的な行動をとる可能性が高い。本人に対して「本当にそれで良いの?」と問いたくなるし、その行動に巻き添えになる関係者は可哀想だと思う。様子を見ていると、お兄さんの方は世界チャンピオンになる位だから、合理的な頭脳を持っていて、切り替えが早いように思う。弟の方は、まだ未熟な感じがするけど、若いだけに、良い指導者にめぐり合えば、切り替えも早いと思う。カムバックを期待したい!
2007.10.26
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薬害肝炎、製薬会社197人実名把握 厚労省に報告薬害肝炎の疑いが強い418人の症例リストを巡り、厚生労働省や製薬会社が患者本人を特定できる情報がありながら事実関係を告知していなかった問題で、田辺三菱製薬(旧三菱ウェルファーマ)は22日午後、資料を精査した結果、418人のうち197人については実名の記載が確認されたと厚労省に報告した。(2007年10月23日 読売新聞)しかし、これもひどい事件だ。無責任というか、心がないというか...TVニュースで、田辺三菱製薬の小峰健嗣副社長は「本人への通知は、プライバシーに配慮しながら進めたい。」と個人情報保護を最優先するかのような発言をしていたが、意味がわからない。人の命より個人情報の保護が大切なのか?そんなことを望む人は世の中にいるのか?話は変わるが、うちの息子の小学校では、生徒の個人情報を保護するため、小学校側から一切、生徒の個人情報は開示されず、台風等の災害時の連絡網は、自治会や子ども会など父兄が自主的に調べて管理しなければならない。しかし、今時、父兄が地域の子供の電話番号、住所等をすべて調べることは大変な労力がかかる。プライバシーというものは本人が納得すれば開示して良いのだから、生徒の情報を持っている小学校側が、連絡網リストに個人情報を記載してよいか父兄に確認し、許可を得れば済むことだ。なのに、何故、そういう他人事のようなスタンスなのか理解ができない。個人情報保護法の違反が相次ぐ一方で、個人情報保護法を理由に役人も企業も、どんどん無責任になってきているように思う。何のための法律なのか?真剣に考える必要がある。
2007.10.23
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大毅 丸刈り…無言…即退席近頃、スポーツ選手や、その親子の倫理問題が多発しているように思う。これも企業の不祥事と同様に、成果主義、勝ち負け社会という時代背景が原因に思える。ビジネスにしてもスポーツにしても、勝つことを目指すわけだから、士気を上げることは大事。しかし、「~ねばらない」という信念も、ほどほどにしないと致命傷を負うことになる。プロスポーツ選手にとって「絶対に勝つ」という意気込みは気力を持続させる効果はあるだろう。しかし、「負けたら切腹する」まで言ってしまうと、死に物狂いになって目的のためなら手段を選ばず、問題行動にまで至ってしまう。現に亀田大毅は、試合後、切腹しようと試みたらしい。成人前の子供をこういう立場に追い込むような父の指導の仕方は問題だ。亀田の親子を見ていると普通の親子の関係を超えた新興宗教の教祖と信者のような関係が成り立っているような気がする。大毅は完全に洗脳されていてるので、父が頭を下げている様子を見て、大毅はどう解釈してよいか惑乱しているように思う。興毅も、今のところ父史郎の作った戦闘ロボットに過ぎない。亀田の子供達が精神的に自立し、歴史に残る真のチャンピオンになるには、父から離れることが一番だと思う。父史郎も一流のトレーナーになりたいなら、他人の子供を指導してチャンピオンにすることを目指した方が良い。
2007.10.18
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麻生さんと福田さんの首相指名選挙。ふたりの性格タイプは対照的。麻生さんは、ハッキリと首相への意欲を表し、漫画オタクであることを武器に、若いオタク系男性中心に支持を得ているようだ。一方、福田さんは温和で真面目な雰囲気と安定感があり、党内、お年寄り、女性に人気があるようだ。麻生さんはボス型リーダー、福田さんは支援型リーダーと言ったところか?福田さんが今のところ、優位のようだが、これは日本人が昔から調整型リーダーを好むからか?同じ自民党で政策は近いようだから、あとは、実行能力にかかっていると思う。麻生さんになったところで、小泉さんの頃に比べて状況が異なり、国民全体の支持を得ているわけではないので、独断的な動きをした場合、党内の実力者から簡単に見放されるだろう。ところで漫画オタクといっても麻生さんは、漫画の、どんなところが好きなのだろうか?勧善懲悪の世界を好み、欲求不満の若者を満たすような強硬姿勢では、国際社会で、日本がどういう立場になっていくのか不安が残る。麻生さんはエゴグラムで言うと、 CP(批判的な親の心) → 強 AP(受容的な親の心) → 弱 A(大人) → 弱 FC(自由な子供の心) → 強 AC(順応したな子供の心) → 弱だろうか?まったくの感だが。福田さんの場合は、人事次第だろう。自分自身が、はっきりとした主張がないならば、有能な人材を抜擢し、活かせるかどうかにかかっている。調整がうまいと言っても、自民党内の調整に留まっては、支持率は下がる一方だろう。『人の命は地球より重い』とお父さんの福田赳夫元首相は言ったが、その心を受け継いでくれていると良いが。福田さんはエゴグラムで言うと、 CP(批判的な親の心) → ? AP(受容的な親の心) → 強 A(大人) → 強 FC(自由な子供の心) → 弱 AC(順応する子供の心) → 強だろうか?これも、まったくの感だが。
2007.09.18
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協会も末期症状…キレた北の湖vs記者クラブ全面戦争朝青龍の騒動発生以来、連日のようにテレビの朝のワイドショーなどに出演し、この騒動を鋭く解説している相撲記者クラブ会友で、相撲を見続けて54年、アナウンサー歴45年という元NHKの名物アナウンサー、杉山邦博さんなどに対して北の湖理事長が、「8月13日のTBS(の朝ズバッ!)で、相撲協会を傷つける発言があった」と激高。広報室長を通じ、IDカードの返還を求め、すでに前日の打ちだし後、剥奪した。杉山さんも黙っていない。「確かに私はテレビなどでこの騒動について発言しました。でも、私はいつも大相撲を日本の文化としてとらえ、愛し、なんとか相撲協会がいいかたちで収まれば、という気持ちで発言してきた。相撲協会を傷つけるような発言は一切していない」と強く反発。しかし...僕もときどき『朝ズバッ!』を見ているが、杉山さんは、一貫して朝青龍が悪いと、相撲協会側に立った意見を述べていたように思う。それがどうしたことか?北の湖理事長も、情緒が不安定で、メンタルな面で問題を抱えているように思える。相撲協会の反対意見に対して、うなずいただけで他人に罰を与えるとは...北の湖理事長の過敏さは神経症的で危うい。大横綱は、引退しても完璧主義。ちょっとした不協和音にも耐えられないのだろうか?はっきり言って朝青龍より心配だ。僕の8月6日の日記誰が朝青龍を『うつ病寸前』にしたのか?で、相撲協会の権威主義的傾向についてお話したが、ちょっと尋常ではなくなっている。日本の相撲が、ひとりの独裁者によって絶滅しないよう、願いたい。北の湖理事長も休養をとって、人生を見つめなおした方が良い。
2007.09.12
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北の富士さん一喝!「高砂が悪い」…朝青龍問題 (スポーツ報知)朝青龍は大人なんだから、この問題をすべて高砂親方のせいにするのは、どうかと思う。しかし、高砂親方が、強くて結果を出す朝青龍に文句を言えず、甘やかして育ててしまったことは確かだろう。企業でも、ナンバー1の営業成績を誇るトップセールスマンに社長をはじめ誰も文句を言えず、問題行動を見逃し続け、仕舞いには、不正取引など不祥事を招いてしまったという例は少なくないと思う。人材が育たず悩む相撲会、相撲部屋は、結果主義に陥り、強くて大きな外人を、品格に関係なく、採用をした結果がこれなのかもしれない。企業も、成果主義の一方で内部統制を強化し、不正が起こらないように努力しているが、人間の良心や成長意欲といった内面を無視して、表に表われる数字の評価や問題の回避ばかりに追われていては、同じように問題社員は絶えず生まれ、一向に、問題は解決しないだろう。僕は、人は善とか悪とか2元論的に定義することはできないと考えている。人の悪い行動の背後には、そうさせた環境や背景がある。悪い行動を起こした本人にとっては、必ず言い訳がある。それを聴くこともせず、一方的に責めて、説教したところで、効き目はない。頭の中にはバリアーがはられ、説教ビームは完全に遮断されるのである。その説教がいくら正しく、素晴らしい考え方であっても無駄なのである。おそらく朝青龍は、これだけ結果を出して相撲会に貢献している自分を、何故、こんな扱いにするのか腑に落ちないのだろう。特権意識を持ってしまっているのだと思う。これまで結果を出せば何しても良いと甘やかされて育てられた朝青龍にとって、この信念を変えるには、そうとう時間がかかるだろう。相撲会が、本当に彼を復帰させたいなら、まずは、説教や未来の話はやめて、カウンセリングにより、心の浄化を図った上で本人自ら洞察することを援助していくことが最も効果的と考える。半年~一年はかかるかもしれないが、人道的には待つべきだと思う。■心理学者 グラッサー博士の選択理論動機は、その人の内側に、先に存在している。これを操作しようとして他人が外側から刺激を与えても、それは1つの情報として取り込まれ、自らの動機に見合ったものかどうか、本人が選択して行動に移す。従って、他人が外側からの刺激(強引に説得する、叱る、責める等)によって人を動機付け、コントロールすると、いやいや行動することになり、自律的な行動は生まれない。
2007.08.13
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しかし、ここまで自民が大敗するとはビックリした。この原因は何だろう?安部首相はTVで、どこの放送局からも同じ質問を受け、毎回、年金処理問題を挙げていたが、果たしてそうだろうか?確かに国民にとって年金処理問題は一番重要だろうが、自民党への不満は、これではなく、安部内閣の一連の不祥事、失言問題ではないか?TVで自民党の本部に集まった顔ぶれを見ると、皆2世、3世議員。似ているから、お父さん、おじいちゃんの顔が直ぐに思い浮かぶ。近頃、赤城農林水産大臣の事務所費問題が話題になり、後援会の様子や雰囲気が連日TVから伝わってきたが、やはり、我々庶民とは全くの別世界。元後援会会長は『私は後援会の象徴的存在であるから、経理処理のことは知らない』『お前は天皇か?』と突っ込みたくなるほど非常識。後援会会長が、そんなにお偉い方なら、政治家は雲の上の存在なのだろうか?2代目、3代目の本人の意志とは無関係に、利権のために、まわりから担がれて政治家の道へと進んでしまう様子が見えてくる。そして同じ運命の2世、3世議員は、官僚と同じように、結託して、自分達に都合の良い社会を作ろうと動く。安部内閣の最大の問題は、特権意識を持った人たちが、互いに触れられたくないところを、知らぬふりして、問題意識を持った国民をごまかした点にあるのでは?TVで安部首相を優しすぎると表現する人がいたが、それは間違いで、明日はわが身、触れたくないだけではないだろうか?安部首相は、今回の選挙活動で、自分を選ぶか、小沢氏を選ぶか?と国民に問いかけたが、歴史的敗北となった今、辞任を選ばなかったとしたら、仲間だけでなく、自分にも甘いということを証明することになるだろう。小泉前首相の場合、政策はフェアとは言いがたいが、内閣で起こった不祥事は、すぐ処分を下した。それが国民からみてフェアなイメージに感じたのではないか?『泣いて馬謖を斬る』(ないてばしょくをきる )ということわざがある。たとえ愛する者であっても、規律を保つために違反者は処罰することのたとえ。 中国の三国時代、蜀の諸葛孔明は大事にしていた臣下の馬謖が命に従わず魏に大敗したために、涙ながらに斬罪に処したという。リーダーのあるべき態度は昔とまったく変わっていない。民主主義という概念がなかった大昔の中国でさえ、兵のモチベーションへの配慮がいかに重要か?ことわざにまでなっているというのに、何故、民主主義国家である今の日本で、こういう国民への配慮が欠けた対応をするのか不思議である。2世、3世議員と一般の国民との距離が、あまりにもあり過ぎて、まったく通じなくなってしまっているということか?
2007.07.29
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参議院選挙まで、あと僅か。しかし、この場に及んで、安部内閣の失言は、ますます活発になってきた。久間章生・前防衛米国の広島、長崎への原子爆弾投下は、『しょうがない』麻生外相日本のコメの中国への輸出再開に関連して「アルツハイマーでもこれくらいは分かる」山本拓農水副大臣自殺した松岡利勝・前農相の事務所費について、「芸者の花代に使った」柳沢厚労相の『女性は産む機械、装置」には正直驚いたが、近頃の失言も、まさか、まさかの連続である。そういえば、こういうのもあったっけ。伊吹文明・文部科学相『人権だけを食べ過ぎれば、日本社会は人権メタボリック症候群になる』安部首相とその仲間たちの差別的な人間観は否定のしようがない事実だろう。おそらく身内で、こういう会話は当たり前で、つい口が滑ったのだろうが、ここまでくると、人間観に抵抗を感じる以前に、よく政治家が務まるなと呆れてしまう。『心の理論』が無さ過ぎる!ある意味無邪気。子供ようだ。逆に、こういう連中の親分で失言のない安部首相は、相当な腹黒なんだろうか?しかし、こういう人達が、多くの国民に支持されているということは事実で、日本国民の常識にも、本音と建前が存在することを実感し、寂しくなってしまう。
2007.07.23
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先日、友人から部下の使い方について悩んでいると相談があった。よく話を聞くと、上司からもだらしないと、いじめられているようである。僕のまわりには、こういう会社の上下関係の悩みで、精神的に参ってしまって、うつ病や心身症になってしまった人が何人もいるが、これは、僕のまわりに限らず、世間一般でも、中間管理職に多いのではないかと思う。何故だろうか?中間管理職の多くは30代後半から40代。偏差値教育まっさかりで共通一次試験を経験。学校で悪いことをすると体罰は当たり前だった。入社はバブル崩壊前。上司は学生運動を経験した団塊世代。会社の金で飲みに連れて行かれ、彼らの栄光と流儀を聞かされて育った。一方、その部下達の年齢は20台~30代前半。バブル崩壊後に起こった大企業の倒産、リストラ、企業の不祥事。ニュースや新聞で大人たちの情けない姿を見ているので、大人の言うことを、そのまま鵜呑みにすることはない。比較的親からは大事に育てられ、自分のために生きることが正しいとテレも無く堂々と主張する。学校では、個人が尊重され、ゆとり教育。体罰など考えられない。パワー欲求の強い団塊世代の上司からは、「文句を言わずやれ!」と不条理な命令を受けるが、部下には同じことが言えない。自己実現欲求の強い部下から、「もっと自分が成長できる仕事をさせてくれ」と主張され、不満には耳を傾けなければ、簡単に辞めてしまう。このように明らかに違った価値感を持つ上司(経営者)と部下の間に挟まれて、間に立つ管理職は、どう対応すれば良いか悩んでしまうのではないかと思う。
2007.03.05
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<文科相>「人権だけ食べ過ぎれば人権メタボ症候群」と発言( 2月26日11時34分配信 毎日新聞 )伊吹文明・文部科学相は25日、長崎県長与町で開かれた自民党長与支部大会で「教育再生の現状と展望」と題して講演し、「人権だけを食べ過ぎれば、日本社会は人権メタボリック症候群になる」と発言した。う~ん、今度は、人権メタボ症候群ですか。記事を読むと、柳沢発言の後だけに、問題にならないよう十分配慮しながら、自分の考え方を精一杯述べているように思う。さぞ、すっきりしたことだろう。で、はっきりわかってきたことは、安部内閣は、これまでの内閣の中でも、かなりはっきりした保守主義内閣ということ。保守主義者にとって、権利は、先祖が獲得し譲り受けた相続財産。だから、権利が、人間が人間であるということを根拠として発生すると考える人権思想とは明らかに異なる。つまり、人は生まれながらにして、権利のある人と、ない人に分かれるということ。格差社会はやむを得ないというか、彼らにとっては当たり前なのだ。伊吹文部科学相は、世襲の議員ではないようだが、安部首相をはじめ、多くの2世、3世議員が所属する自民党だから、当然といえば当然だろう。政治を語る上で、こうした人権に対する考え方は根本課題である。僕は、このように自分の立場をはっきりと主張することは論点が明確になって良いことだと思う。保守主義者なのに人権を尊重するような発言をして、国民をごまかすような政治家は最低だから。勿論、僕は、保守主義とは反対の立場だから、人権メタボリック症候群という表現は???である。権力を握ろうと企む一部の人間のために自分の人権を犠牲にする必要はないし、人権を主張し過ぎ、他人の人権を侵害することは人権尊重ではないと思う。従って、人権を尊重し過ぎることを心配する必要はない。だから、人権メタボリック症候群という表現はナンセンスに聞こえる。僕は、今の日本は、まだまだ人権という考え方が浸透しておらず、ようやく、問題が認識されてきたと感じているから、伊吹文部科学相とは反対の認識である。会社の経営者や上司の不条理な命令により、こき使われ、心身ともにズタズタにされている人が、いかに多いか?障害者が今の日本社会で、いかに差別的に扱われ、辛い思いをしているか?人権を主張できずに我慢している人がいかに多いことか?このままで良いはずがない。論点をはっきりさせて、選挙では投票前に、自分がどうありたいのか、自分は他人をどう見ているのか?ひとりひとり、よく考えた方が良いと思う。
2007.02.26
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TBSの「華麗なる一族」 阪神銀行をはじめとする万表コンツエルンを支配する万表大介。「万表財閥の生き残り」を大義にして、自分の子供を政略結婚させ、気持ちを無視して、将棋の駒のようにコントロールしようとする。このドラマ、権威主義や権威主義的パーソナリティーとは何か?を説明するのにピッタリだ。 大介 大介の執事兼愛人 相子 華族出身の妻 寧子 特に、この3人の関係は、権威主義の成れの果て。サド・マゾの世界寧子は、屈辱を受け、権威に苦しみながら、権威にしがみつく。相子は、差別を受けた過去の傷を、権威への忠誠と、弱いものいじめで解消する。このドラマは昭和40年頃の日本が舞台。僕が生まれた、この時代の上流社会は、こういう世界だったのだろうか?その後、日本は経済成長を続け、国民は万遍に豊かになり、大衆が力を持つようになった。フィルターがあるものの、マスコミにより権力者の冒涜や不正は叩かれるようになった。昔であれば隠蔽されていた企業や役人の不祥事も少しづつ、明らかになってきた。だから、このドラマを見ている多くの若者は、自分とは縁のない勧善懲悪のフィクションドラマとして捉えているかもしれない。しかし、僕のように長年、日本の大組織を相手に仕事をしていると、多かれ少なかれ、こういう世界は残っていることがわかる。財閥系の会社や、地方の名士(セレブ?)が支配する会社なんて、そうだ。特にインフラ関係の会社や銀行がひどい。上司の一言で部下の言動が一転してしまう。部長の言動も社長の一言で一転してしまう。こういう会社は、振り回されるだけで、正直付き合いたくない。世襲的な政治家が支配する国 日本。政治の世界は、わからないが、きっと、もっと凄まじい世界があるんだろう。安部首相は、日本を美しい国にすると言うが、これは、古き良き?「華麗なる一族」の時代へ戻そうという反動のように聞こえてならない。やらせタウンミーティングNHKへの圧力郵政民営化コミュニケーション戦略教育基本法の改正胡散臭い情報操作により、庶民の思考を止め、自分たちの言うことをよく聞く忠実なシモベへ育てようという魂胆か?ゆとり教育で日本人は学力が低下したというが、過去と同じ基準で測っては結果が良くなるわけない。日本人が中国人やインド人より2倍計算が早く正確になっても、賃金が半分どころか十分の一近いんだから、同じことをして勝てるわけがない。今、日本人に必要なことは自由な発想であり、ブレークスルーなわけだ。それとも安部首相は、国際競争の中で、日本が格差社会になってしまうことを黙認し、中国やインドと同じ賃金水準に落ちることは、やむを得ないと考えてるのだろうか?郷ひろみが自民党から出馬すると言う。どのような政策を持っているのか?政策ではなく格好良さで政治家を選ぶことは、考えることを放棄し、権威に服従することと変わりない。何か騙されていないか?セレブ好きの人、早く、気がついてほしいのだが。
2007.02.13
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日本の「寿司ポリス」に巻き入る―フィナンシャル・タイムズ日本食が外国で一風変わったものに改変されていく。・カリフォルニア・ロール・テリヤキ・チキン・ロンドンの「ワガママ」が出すチリ・ビーフ・ラーメン。・寿司を、宮保鶏丁(クンパオ・チキン、鶏の辛口炒め)と一緒に出すレストラン 「日本食」を名乗るレストランの急増を懸念する日本政府は、ついに対策に乗り出すことにしたそうだ。農林水産省は、海外で「本物」の日本食を出す日本食レストランを「認証」する制度を、早ければ年内にも導入する方針。う~ん、しかし...日本政府が何でそこまでする必要があるのだろうか?美味しいと思う人がいれば、それでいいじゃん。うちはビーフシチューにご飯と味噌汁だぞ。これも安部政権の影響?昨年、安部首相がNHKに圧力をかけた問題を知って、どうも、この人は異なる意見や価値感を強引に潰そうとする傾向のある人だなと警戒していた。近頃、安部首相にまつわる出来事を振り返ると、やはりと思ってしまう。これは安部首相だけでなく、人間には、こういう傾向の強いタイプがいて、安部内閣をはじめ、今の政府には、こういうタイプの人が集まっているということだろう。このタイプは、『権威主義的パーソナリティ』と呼ばれる。『権威主義的パーソナリティ』の特徴は、(a)因襲主義(b)権威への服従(c)人種的宗教的などの偏見と差別意識(d)反民主主義的イデオロギーを受容しやすい。(e)型にはまった紋切り型の考え方(ステレオタイプ)(f)勝てば官軍(Might is right.)、権力や金力、腕力のある者になびいていく。(g)人間を物のように考え、人を利用しても平気(h)自分の集団だけに忠誠心を感じ、他の集団には冷淡社会心理学者のE.フロムは、これをサド=マゾヒズムとしてとらえ、権威ある者への絶対的服従と自己より弱い者に対する攻撃的性格の共生としている。 これを尺度化してとらえようとした人が、前回の日記で紹介したアドルノで、その尺度がアドルノF尺度である。ファシズムを受入れたドイツ中産階級は、『権威主義的パーソナリティ』の典型。そういえば柳沢厚労相の女は『産む機械』発言は、『権威主義的パーソナリティ』の特徴をよく表した発言である。→ (c)(e)(g)また、今日のニュースでも、子供をふたり持つことが健全という発言をしているが、彼の特徴を裏付けている。厚労相「若者は子供持ちたいという健全な状況」健全とはどういう意味?また、安部政権下では、下記の問題も。タウンミーティングやらせ質問 首相給与100万円返納→ 人を騙し、利用しても平気しかし、人は誰も、多かれ少なかれ、こういう弱い部分を持っている。いじめ問題は、人間のこういう傾向が原因だと思う。他人の振り見て我が振り直せ。自由・平等・民主主義時には面倒だったり不安に感じたりするけれど、これが人間の叡智人間はチンパンジーとは違うんだから。
2007.02.07
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感動!動物スペシャル「チンパンジー密着記録~マハレの森の大騒動~」 人間に最も近いといわれるチンパンジー チンパンジーの社会を見ていると、恐ろしいほど人間社会に似ている。力の強いオス同士が権力闘争を繰り広げ、勝ったものが集団のリーダーになるが、ちょっと隙を見せると、いつの間にか立場が逆転し、今日のリーダーが明日には、いじめられっ子になってしまう。昔の人間社会のように下克上の世界。メスはメスで、オスの権力闘争に介入して、人気のないオスの邪魔をすることもある。一方、人間社会の歴史を見ると、民主主義が主流の時代はほんの僅かで、過去の歴史において大部分が権力を握ったものが支配する社会がである。民主主義のこの時代においても結局は格差社会地位を得た者が、地位のない者を制する社会人間の本能はチンパンジーと大差がないということか?少なくとも民主主義社会に生きる我々人間は、誰もが差別なく平等に権利を主張し、何かを得ようとしたときに、平等に競争の機会が与えられるはずだし、負けたとしても最低限の生活が保障されるはずだ。民主主義こそがチンパンジーと違う人間の叡智ではないだろうか?しかし、この世の中には、裏表のある人間が多く、表向き民主主義を支持しても、本音では差別的で、支配・従属の関係に生きる人達がいる。先日の柳沢構成労働大臣の発言も、要は、本音が出たと言うこと。こういう人達が極端な方向へ進むとナチスのようなファシストになってしまう。自由・平等を守るよりも、権力に依存し、支配し、支配されることで安住の地位を得ようとする人。いわゆる権威主義的パーソナリティーというやつだ。こういう傾向の人は、特定の人種に限らず、どこの国でも存在する。人間の本質の弱い部分自分がどの程度、こういう傾向があるかは、アドルノというドイツのユダヤ系哲学者が考えたといわれるアドルノF尺度で測ることができる。僕は詳しいことは知らないので、どれだけ信憑性があるかわからないが、下記のページでリアルタイム測定できる。アドルノF尺度測定ページ( http://www.naokia.com/fscale/fscale.html ) ためしにやってみたら僕のF尺度は、1.6(ポポロ階級(男性))であった。ポポロ階級が、どういう意味なのかよくわからないが...権威主義的パーソナリティーではなさそうだ?しかし、この世の中、結局、権威主義的パーソナリティーの強い似たもの同士の争いに、平和と自由を好む人間が巻き込まれ被害を受けているように思われてならない。北朝鮮の金正日、アメリカのブッシュ、日本の安部首相、東京都の石原知事偉大なる将軍様アメリカの正義美しい日本どれも一方通行似たり寄ったりではないか?古臭い大企業やワンマン社長の会社も同じ。鶴の一声がまかりとおっている。チンパンジーと変わりない。力関係や上下関係ではなく、民主的に役割を決め、役割を担う人が自分の責任と権限の範囲で物事を決める。範囲を超えた問題は話し合って調整する。こういう社会や組織を目指すのが人間ではないだろうか?
2007.02.05
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40代は人生の午後人生の後半に向かって、自分の生き方を見直したり、過去にやり残したことを思い出したり、いろいろ余計なことを考える時期。老いる前に、もう一発何かチャレンジしてみたい!仕事も趣味も...そういうことなのか、どうか?iPodで久々にピンクフロイドの狂気を聴いたら、これが良い!デイブ・ギルモアのスペイシーなギターソロは最高!特にタイムはカッコいい!僕は、中学時代にジェフベックのコンサートでショックを受けてエレキギターを始めたのだが、受験勉強と共に中途半端に辞めてしまった。ホテル・カリフォルニア(イーグルス)ハイウエイ・スター(デイープ・パープル)悲しみの恋人達(ジェフ・ベック)天国への階段(レッド・ツェッペリン)いろいろコピーしたなぁ。しかし、どれも中途半端。もう少し上手に弾きたかった。いや、まだ間に合う。再挑戦しよう。しかし、僕の狭い書斎にスピーカーを置く場所はないし、やっぱり無理かなぁと思っていたら、楽天で面白い商品を見つけた。■USBエレキギター楽天ポイントで、思わず衝動買いエレキギターにUSBケーブルを挿し、PCに接続。音は、やはりエレキギターにヘッドフォンを挿して聴く。PCのエフェクターソフト?で何十種類の音を再現できる。エフェクターを買わなくても、いろんな音が楽しめる。ヘッドフォンで良ければ、スピーカーは要らない。これで1万4千円とは安い!ピンクフロイドのタイムを弾きたいのだが、バンドスコアが、まだ手に入らないので、とりあえず、ホテル・カリフォルニアを思い出して、弾いてみた。やはり腕は落ちているが、感受性は中学のときより、高まっているような気がする。味があるというか?まだまだ捨てたものではない!楽しみが、ひとつ、増えた。頑張ろう!
2007.01.25
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【残業代ゼロ制】安倍首相が国会提出断念を明らかに (1月16日20時40分配信 毎日新聞)「残業代ゼロ制」とレッテルを貼られた、この法案。皆さん、どう思いますか?僕は時期尚早ではないかと思う。確かに結果を出す努力をせずに、残業代を稼いでいる社員は問題だ。しかし、日本の多くの会社では、ビジネスの責任と、管理の責任の切り分けが明確でなく、儲からない経営戦略やビジネスモデルのもと、社員に無理をさせているケースが多いと思う。会社や事業部が利益を出していないからと言って、専門分野に長けた社員や、作業のパフォーマンスの高い社員まで、同罪とするのは、おかしい。ビジネス責任は、経営戦略やビジネスモデルを考える人にある。管理責任は、計画通りに業務を遂行し、費用を予算の範囲内に抑えること。しかし、これも、そもそも見積りが誤っていては、いくらパフォーマンスの高い社員をアサインしても駄目。管理責任もレベルがある。本当に、本人がコントロールできることに対して報酬が定まる仕組みがなければ、社員に納得感はないだろう。こういう状況では、年収400万円程の管理職でもない社員を対象にすると氾濫がおきるのでは?さて、僕が、この制度で一番気にしているのは、健康管理の問題。残業代がでないからと言って、残業時間の管理を怠ってはならない。万が一、過労死した場合は、企業側に責任がある。過労死で労災がおりる基準はあるが、それを上回っていることを証明できないと、うやむやになってしまう。こうした労働時間の記録をきちっと管理できる仕組みがないと、非常に危険である。僕が「ホワイトカラー・エグゼンプション制度」導入とともに、こうした管理がいい加減になる傾向が出てくると思う。労働安全衛生上の企業の責任を明確にし、怠った場合、刑事責任を追及できる制度を併せて作らなければ駄目。
2007.01.18
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先日、昼の散歩に銀座を歩いていたら、数寄屋橋の不二家のシャッターが下りており、小さな張り紙の前に人が群がっていた。そのときは、「どうしたことだろう?まぁいいっか」と通り過ぎたのだが、いつの間にか大変な事件に発展してしまったようだ。不二家のHPによると、■埼玉工場 消費期限または賞味期限を過ぎた原料の使用18件 プリンとシュークリームの消費期限社内基準の超過 シューロールの一般生菌数の基準超過■札幌工場 洋生菓子の一般生菌数の基準超過■九州工場、野木工場、泉佐野工場については現在調査中。■サブフランチャイズの2工場(山梨、山形)につきましても速やかに調査を行う予定。 う~ん、まだまだ問題が発覚しそうな様子。うちのかみさんと息子が大好きなカントリーマァムは大丈夫なんだろうか!ペコちゃんは、どうなってしまうのか?さて、不二家HPによると、下記の再発防止策を実施するそうだ。原料期限管理帳票のフォーマット・記入方法の変更及び二重チェックから三重チェックへの変更最終確認者を製造課長から品質管理課長に変更食品衛生マニュアルに基づく品質管理システムの総点検、整備を実施システム運営教育、コンプライアンス教育 しかし、工場長ぐるみの不正が原因なのに、このような防止策は効果があるわけがない。記者会見の藤井社長を見て、この会社の雰囲気が想像できる。一族経営が続き、藤井社長は、バカ殿化し、経営の放任により、悪徳者が実権を握り、当たり前のことが言えない腐った組織風土を持った会社に成り果ててしまったのではないか?役所と同様、長い歴史のある会社が正常であり続けることは難しいことなのだろうか?組織とは怖いものだ。経営者の内部統制の責任を負わせることが制度化されているのであるが、僕は、現行のやり方では限界があると思う。現行の制度は、あくまで株主に対して正確な財務報告を保証するための内部統制であり、会計上の数字に直接的に関係のないようなリスクは、あまり重視されないし、リスクの予防対策が中心で、問題が発生してからどうするかまでは、報告は求められない。一番大事なのは、顧客に対する商品・サービスで損害を与えたり、株価の下落により、株主に損害を与えたりしないようにすることだと思うのだが。。。会計士がしでかしたエンロン事件が発端で、会計士に都合が良い制度を定め、会計士だけが潤うというのも、何だかなぁ。世の中、納得いかないこと多いね。
2007.01.16
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安倍晋三内閣の支持率が続落している。NHKに拉致問題を取り上げるよう圧力をかけ、造反議員の復党を許し、やらせタウンミーティングの責任を問われ、あげくのはて、国会ではプッツン切れてしまって、心の余裕の無さまで見せてしまった。確か以前もNHKの報道番組に圧力をかけたことをサンデープロジェクトで追及されていた記憶がある。すべてが本当かどうかは、わからないが、こうした疑惑が次々と出てくることを考えると、やはり、この人は、こういうことをする傾向があるように思える。教育基本法の改正は、個人の思いとしては、わかるが、そもそも、この時代に、教育により子供に「愛国心」を持たせることは可能なのか?それよりも政治家をはじめ、大人たちは愛される国になるよう努力しなければならないのでは?さて、こうした傾向をまとめると、この人の人格の特徴は、・アンフェア・すぐ権力を利用する・客観性の欠如・独断的(他者理解の欠如)・身内重視・優柔不断(というより自分の地位の保全のため周りに気をつかう?)若くて優しい顔をして、拉致問題では先頭に立って頑張っていたので期待した人は多いと思うが...頭は一昔前の世代の政治家のような感じがする。小泉さんの場合、孤高の独裁者で、身内を気にすることなく、自己実現のため、やりたいことをやって、身を引いた。しかし、安部さんの場合、違う。この調子でやってると、また昔の自民党に戻ってしまうのではないかと、いや~な予感がする。特別会計の一般会計化だけは、政治生命をかけて、やってもらいたいのだが...このままでは日本が本当に駄目になってしまうぞ!
2006.12.15
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近頃、品格という言葉をよく耳にする。おそらく”品格がある知識人達?”が、近年、日本人が失った特性を品格と考え、これを取り戻す必要があると考えているからだろう。では品格とは何だろう?Yahoo!辞書で調べると品格とは、 →その人やその物に感じられる気高さや上品さ。気高さって? →すぐれて上品に見える。気品がある。抽象的な表現がループしており、具体的でない。おそらく、この概念の認識は人によって異なるだろう。丁寧な言葉で豊かさを自慢するセレブのようなイメージを持つ人もいるのではないか?しかし、これは品格ではなく虚栄だと思う。僕が考える”品格がある人”のイメージは、礼儀正しい人。では礼儀とは? →人間関係や社会生活の秩序を維持するために人が守るべき行動様式。大分イメージが絞られてきたが、どうも形式的な感じがする。”品格がある人”は冠婚葬祭のことを良く知っている人?勘違いしそうだ。今日のテレビ番組「 秋の教育スペシャル!たけしの日本教育白書楽しくマジメに生放送」(フジテレビ)で、葬式で亡くなった人を携帯で写真を撮る行為は許されるかどうか?という議論をしていたので面白く見ていた。参加者の殆どが許されないという意見だったが、中には、絵を描くのと同じだと考える人もいれば、この時代だから別に良いのでは?という意見の人もいた。話を聞いていて、「何か、おかしい」と違和感を覚えた。そこには、亡くなった方や喪主やその家族の視点がないからだ。主観でこうあるべきと議論することはナンセンスで、要は、携帯で写真を撮ることを、亡くなった方が生きていたら、どう考えたか?喪主や家族は、その行為をどう考えるかだと思う。もし相手が嫌であれば、主観でどう考えようが、失礼に当たる。要は「思いやり」や、「いたわり」の心を持つということが、礼儀のはじまりであり、品格のはじまりなんだと思う。確かに、いじめを正当化する子供の論理は極めて主観的で、相手がどう感じるか、どう考えるかといった視点が存在しない。一言で言うと”品格がない”ということである。その番組では、最後に司馬遼太郎が小学生のために書いた「21世紀に生きる君たちへ」を紹介していた。人はひとりでは生きていけない。助け合って生きていかなければならない。助け合う気持ちのもとは、いたわりという感情。それは他人の痛みを感じること。しかし、それは本能ではないから訓練が必要。訓練することで自己が確立し、たのもしくなる。これは人が生きていくために欠かすことができない心構えである。そうだ!この心構えを持ち、行動できる人が品格のある人なんだろう。僕は、この文章を読んで感動すると同時に、今の日本人の弱さを感じた。こうした心構えは、単なるきれい事ではなく、人間が繁栄するための知恵だと思うのだが...知恵のない日本人が増え、どう考えても日本は弱くなっている。根が深い問題だ。
2006.11.11
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<いじめ調査>やる方が「悪い」は半数以下いじめがあった時「いじめる方が悪い」と考える子どもが中学、高校で半数にも満たないことが、民間団体の調査で分かった。何だか恐ろしい世の中になってきたものである。今の子供達が大人になる頃、僕は老人だが、老人や障害者が「汚い」とか「ボケ」と言われて、迫害されるようになるのだろうか?いじめられる方に原因があるからと言って、いじめを正当化する論理は、一体、どのような背景で生まれたのだろうか?「目には目を。」のハンムラビ法典ですら、倍返しのような過剰な報復を禁じ、司法による同等の懲罰にとどめている。個人が被害を受けたからといって、やり返すことを放置するような国は、法治国家ではなく、ジャングル国家ではないか?そこに住む半数以上の人間が、もし、そういう考えを持っているのであれば、僕は、日本を捨て、海外に亡命するだろう。野蛮人の餌食にはなりたくない。
2006.11.09
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学校のいじめの問題、飲酒運転による事故被害者の問題、グレーゾーン金利による自殺者増加.....近頃の社会問題の共通点は、 「善悪に対する曖昧な態度は許されなくなった」 「弱者に対する暗黙の差別は許されなくなった」ということだろう。こういう問題は昔だったら、下記の一言で片付けられていたかもしれない。いじめは問題、「いじめられる方にも原因がある。喧嘩両成敗」飲酒運転の問題は、「多少なら仕方が無いが、危ないから、ほどほどにしろ」グレーゾーン金利の問題は、「借りる方がだらしない」このように問題が起こっても、程度は自ら判断するか、互いに話し合って解決するものとして、黙認するような風潮があったように思う。浮気の問題や、セクハラの問題も似ているように思う。今、こうした問題について責任を問われている役人や教師や経営者は、団塊世代ぐらいの中高年が多いのではないかと思う。戦後の貧しい時代から生活に大差のない高度成長期を生きてきた人達にとって、物質的な豊かさが最重要課題であって、人権なんて、その次の問題。いまだ、多少の人権問題は気にしないし、多少の犠牲はやむをえないと心の底では考えているのかもしれない。しかし、バブルが崩壊して、グローバリゼーションにより様々な制度が変わり、欧米化が進んだ。そして自由競争の激化により、とうとう日本には格差社会が到来しつつある。今まで無視していた少数の敗者や弱者の数が増え、敗者や弱者の存在を無視できなくなっている。北朝鮮の拉致被害者の問題も、昔は無視されていたが、やっと注目されるようになった。これも人権尊重に関する象徴的な問題だと思う。今、日本は、真の民主主義国家に向けて、誰もが人権というものを真剣に考えなければならない時期が来ているように思う。そして、その認識が甘い中高年世代が誤った判断の責任を問われているのかもしれない。民主主義国家では、国民は皆自由・平等であり、人権において重点管理という考えはありえないということ。相手を選ぶのではなく、すべての人の心や感情を尊重する態度が大切。社会的に責任のある立場の人は、こういうことを軽く見ると、痛い目に合う時代だということを認識すべきだろう。
2006.11.06
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近頃、お上のいい加減な管理・監督により、大きな問題が相次いでいる。前回の日記(必修逃れ公立高校→文科省の責任では? )では、文科省の無責任について取り上げたが、下記も類似した問題だと思う。消費者金融 大手3社が巨額赤字に アコムが最大、2821億円 消費者金融大手3社が業績悪化で赤字に転落したというニュースであるが、業績悪化と言っても利用者が急激に減ったのではない。消費者金融は、今まで法律(利息制限法)に違反して利用者から利息を多く取っていたのだが、利用者から返還請求があった場合、返済しなければならないリスクが高まったので、会計士の指導により、引当金を積み増したのが業績悪化の原因。しかし、法律に違反している会社が上場して、経営者が大儲けをする一方、利用者は不当に多くの利息を請求され、自殺する者まで出てきているというのに何故、今まで放ったらかしにしてきたのだろうか?消費者金融の責任は重いと思うが、お上が黙認することが既成事実化したからここまで派手に稼いだわけで、こんなことだったらと後悔しているかもしれない。縦割り行政の弊害と役人の無責任さ、これは深刻な問題。国民は役人のエゴと怠慢に振り回されている。企業の内部統制に関しては、経営者が怠った場合、刑事罰に処せられる。つまり、社員が不祥事を起こすようないい加減な経営をしていたら、経営者が捕まってしまう。民間企業は苦労しているというのに...役人は、誰が処するのか?
2006.10.31
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久しぶりにMr.ビーンを見たら、やっぱり大爆笑。ローワン・アトキンソンの演技は凄まじい。ビーンは、いたずら好きな子供のような心を持った変なおじさん。好奇心旺盛で、自分の欲求のまま無邪気に行動し、気難しい大人達を困らせてしまう。テレビで見ている分には良いが、実際にこういう人がいたら、本人もまわりの人も大変だろう。しかし、ビーンの問題行動に悪気は全く無く、子供のいたずらのように可愛く、微笑ましい。ドジばかりで苦労しながらも自分だけの小さな楽しみを大切にして、しっかり生きている。以前、ビーンは、アスペルガー症候群の大人がモデルだという噂を聞いたことがあるので、ネットで調べてみたら、下記のとおり参考になるページが見つかった。 アスペルガー症候群と初めて出会う方へ専門家によるとビーンは、アスペルガー症候群の完璧な例のようだ。今、スマップの草なぎ剛が演じているTVドラマ「僕の歩く道」の自閉症の主人公とは、ちょっと違ったタイプ。確かに、ビーンがトラブルを起こす理由は、まわりの人の空気がわからない。予測能力が足りないと言ったアスペルガー症候群の特徴を持っている。そういえば、「ニートの約4分の1に発達障害の疑い」というニュース記事を思い出した。アスペルガー症候群も発達障害のひとつ。ビーンのようにドジをしても、強くたくましく生きている人もいれば、トラブルが多くてひきこもってしまう人もいる。こうした人が社会で前向きに生きていけるかどうかは、まわりの人の対応の仕方や態度次第。ビーンが愛すべき人か、迷惑な人か、見方によって変わる。多くのことができなくても特別な才能を持つ人がいるが、その才能も、まわりの人の見方によって引き出せるかどうか変わってくる。ニートをだらしないと決め付ける人がいるが、人を一面だけを捉えて、差別したり、評価したりすることは止めるべきだ。いろんなタイプの人が互いに認め、共存する社会僕は、これを望む。
2006.10.18
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今夜は久々に、自宅で、のんびりとDVDで映画を観賞した。見た映画はキャメロン・クロウのエリザベス・タウンシューズ会社に勤務するドリュー(オーランド・ブルーム)は、自らがデザインしたシューズが大失敗し、約10億ドルもの損害を出してしまい、会社をクビになる。恋愛もうまくいかず、絶望に打ちひしがれたドリューは自殺を決意する。そんな時父親の訃報を妹に知らされ、飛行機で帰郷する。ドリューは機中で世話焼きなフライトアテンダント、クレア(キルスティン・ダンスト)に出会い、次第に生きる喜びを見出していく…。これだ! これがキャメロン・クロウ。キャメロン・クロウ健在!実は僕はキャメロン・クロウのファンである。キャメロン・クロウの映画といえば、ザ・エージェント。ピュアなハートを持った主人公がビジネスで挫折、絶望感を味わいながらも、共感的で優しく爽やかな女性に支えられ、希望を捨てず、立ち直り、成長していく。追い込まれた状況なのにアメリカ人らしく大らかで、おバカな登場人物に囲まれ、ユーモアがちりばめられている。このパターンがキャメロン・クロウ節。僕らのような戦うビジネスマンにとってビジネスの挫折や邪道への誘惑はつきものだし、自分のモチベーションをどう維持していくかは大きな課題。悩んでいたり、すっきりしないときにキャメロン・クロウの映画を見ると、心が晴れ晴れとする。それに音楽が良い!BGMはいつも懐かしいロックの名曲。キャメロン・クロウは、幼い頃より音楽に傾倒し、16歳でローリングストーン誌の記者を務める程のロック・マニア。しかも奥さんはロックグループ「ハート」のナンシー・ウィルソン。僕も6歳年上の兄の影響で小学校の頃から60~70年代のロックが好きで、渋谷陽一のヤング・ジョッキーを聴いていたので、キャメロン・クロウの選曲センスがピッタリ合い、惹かれてしまう。「あの頃ペニー・レインと」の主人公の少年(ロック・ジャーナリスト時代のキャメロン・クロウがモデル)が羨ましかった。キャメロン・クロウの映画はとてもテンポが良く、MTVかと思える程、音楽がセンス良くクローズアップされているので、繰り返し見ても飽きない。英語の勉強にも良いかもしれない。お薦めですよ。
2006.10.07
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安部内閣の支持率は67%と歴代3位らしい。TVで若い女の子が『若くて新鮮な感じがする』と支持理由を話していたが、イメージだけでは続かない。ありきたりで抽象的なビジョンはもういいから、具体的に何をするはハッキリしてほしい。僕が望むことは、まず、わけのわからない法律は廃止か改正してほしい。日本には、国民の利益を無視し、日本国憲法に反するような法律がある。例えば、 (1)障害者自立支援法 (2)出資法と利息制限法の間の金利格差(グレーゾーン金利) (3)連帯保証人制度僕は、こうした法律の欠陥に関するニュースを見るたびに、この日本の法律は、国民のためではなく、政治家・役人と、癒着した業者のために作られているのではないかと嘆いてしまう。 障害者自立支援法は、名のとおり、表向きは、障害者の就労の促進などを通じて、社会的自立を支援していくという趣旨であるが、実際には、障害福祉サービスの利用の費用負担を障害者に強いる制度であり、サービスの利用回数が多い障害者、つまり重度の障害者ほど、費用負担が増える仕組みである。障害者と無縁な多くの国民は中身を知らず、福祉レベルが向上しているようなイメージを持ってしまうが、それは大間違いである。厚労省の本当の狙いは、厚労省の財政難の解消。本当の中身は『障害者リストラ法』と言った方が正しい。年金で多くの問題が暴かれているだけに、こういう事実を知ると厚労省を腹立たしく思う。出資法と利息制限法の間の金利格差(グレーゾーン金利)の問題とは、金融機関が、利息制限法で定められた貸付金利の上限を超えて融資しても出資法の上限金利を超えなければ罰されないという問題。グラビアアイドルを使ってTVコマーシャルを流す大手の消費者金融業者は、正々堂々と法律を犯して商売していることになる。取立ての乱暴さで問題になった会社もあるが、国民・政治家・役人は、これを必要悪と認めているのだろうか?グレーゾーン金利は、貸し金業規正法の改正により解消することになるが、猶予期間が5年とは長すぎないか?と考えてしまう。ある政治家は、『急に廃止しては消費者のニーズを無視することになる』と言っていたが、本音だろうか?高利貸しは麻薬のようなものである。結局、こういうものに手を出す人は、心の弱さを持っている。いくら自己責任の時代だからと言って、誘惑をして良いのだろうか?一方、連帯保証人制度。金融機関は、お金を貸すときに、連帯保証人を求めることがある。金融機関にとってリスクヘッジになるが、そもそも消費者に高金利で、ハイリスクを背負わせるのであれば、自分もリスクを背負うべきである。プロとして、精緻に審査を行い、回収の見込みのある顧客だけに融資すべきだ。こういうことを怠って、親や親戚や親友の持つ情を、うまく利用して、ローリスク・ハイリターンを得ようとする魂胆が許せない。こうした法律は、弱者や人間の弱みにつけこんで、一部の政治家や役人や業者が得をする仕組みであり、日本国憲法で約束されている人権に反していると思う。健常な人々がフェアにチャンスを与えられ、勝ち負けを争って、互いに成長してく社会は望ましいが、チャンスがない弱者を見捨てるような社会であってはならない。もし、良いと言うなら民主主義そのものを否定することにならないだろうか?僕が小泉政権を含め自民党の政治に疑問を持っている理由は、こうした悪法を放置しているからだ。今、健常な人も、いつ交通事故を起こして障害者にならないとは限らないし、地震などの災害で、借金を背負うことになるかもしれない。そういうことを考えると殆どの国民にとって他人事ではないと思うが...安部さんは、こうした問題をどのように捉えているのだろうか?
2006.09.28
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先週、夏風邪をこじらせ、息子といっしょにダウン。週末、海水浴に行く予定だったがキャンセルして寝込んでいた。今日は大分回復したので、ソファーでゴロンとして雑誌を読んでいた。今月の日経トレンディの特集は「ポイント長者への道」これは読む価値があった。僕も、日頃、いろんなカードやネットサイトを利用して、ポイントを獲得しているが、そのポイントを総合的に、どう運用しようかなんて考えたことがなかったし、複雑すぎて調べようなんて気も起こらなかった。だが、この特集記事を読んで考えが変わった。業者間のポイント交換マップと交換レートが詳細に記載されているので、自分に適した活用戦略を立てることができる。僕がよく利用するのは、JAL、ANA、VIEW、Suica、楽天、アマゾン、ビックカメラ。出張のときは、JAL、ANA、VIEWは欠かせない。宿泊は楽天トラベル。電気製品はオフィスに近いビックカメラ有楽町店。ネット通販は楽天かアマゾン。ガソリンはモービル系のシナジーカード(JCB)いままで管理はバラバラ。これを交換し、ひとつにまとめると結構大きなポイントになる。とりあえず楽天のスーパーポイントにまとめると、つぶしがきく?ネット通販では、やはり楽天が一番ためやすいし、キャンペーンなどサービスが充実している。楽天スーパーポイントに交換できる企業は、 TSUTAYA ローソン MUFG りそな銀行 楽天証券 JCB 三井住友カード NICOS オリコカード DCカード楽天スーパーポイントから交換できる企業は、 ANA TSUTAYA ローソン楽天カードを使えばポイントは2倍。また、キャンペーン時は、獲得ポイントが3~6倍になる。楽天は、ためるチャンスが沢山ある。しかし、こうした企業間の交換ルートは互いの損得や力関係で簡単に変わるので注意が必要。一昔前は、常時、ANAのマイルから楽天のスーパーポイントに交換することができたようだが、今は、キャンペーン時だけ。どうもANA→楽天への交換ばかりの一方通行になってしまって変更したらしい。また、交換して価値が下がるケースもあるし、期間限定ポイントもあるのでご注意を。楽天スーパーポイントをためる秘策は、下記の5つらしい。(1)最低でもゴールド会員の座を死守 → 10倍も(2)高額商品を買った場合は、プラス1000円程度の追加投資をする。 → 2~6倍(3)夫婦共同でアフェリエイトを利用(互いに利用) → 3倍以上(4)キャンペーンが重なりやすい月末に買う(5)楽天イーグルスとヴィッセル神戸が同時に買った日の翌日を狙う → 最大3倍なるほど!関心しているのは、ひよっとして僕だけ?楽天広場のユーザーは、皆知っているのかな?
2006.08.06
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W杯決勝で頭突きをして退場処分となったフランス代表のジダン。罠を仕掛けたイタリア代表のマテラッツイ。この事件、人同士の普遍的なトラブルのパターンだと思う。マテラッツイという男。こういうタイプは子供の頃、一クラスにひとりはいた。ドラえもんで言えば、スネオ。こういう男に目を付けられると厄介である。真面目で純粋で何かに秀でた奴がいると、隠れてケチをつけ、挑発する。相手が怒って手を出したら先生に言いつける。こういうタイプは大人の社会にも存在する。出る杭を打つことに生きがいを感じて生きている。僕の会社にもいる。とても社交的で、誰にでも親しくなるのだが、影で告げ口をして、人の足を引っ張っる。私の部下にも過去にこういうタイプがいた。同僚同士では仲良くしているのに上司の僕にだけ、同僚の批判や迷惑を受けたことを話す。話がうまいので最初はもっともだと思うのだが、それが繰り返されると、では何故、そういう困った状況にいつも陥るのか?詳しく追及すると、何か大げさで不自然な感じがしてくる。こういうタイプは、よく見ていないと人間関係が崩れ、組織がガタガタになるから注意が必要。管理者としては本当に困ったものだ。こういうタイプは、先天的に人の気持ちを理解する力が強い。いわゆる「心の理論」が強い。しかし人の気持ちがわかるからと言って優しい訳ではななく、逆に非常に冷酷である。人の心をうまく操って悪さをする。極端な場合、詐欺師になるタイプ。こういうタイプは情緒が不安定で、人に構ってもらいたいという意識が強い。おそらく子供の頃の親との関係に大きく影響を受けているのではないかと思う。放任され、親からの愛情を注がれなかった子供。兄や姉から理屈ぬきに力で抑えられ、惨めな思いをしながら、間違った処世術を覚えていった子供。本当は可愛そうな人なのかもしれない。しかし厄介である。
2006.07.16
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「人生は旅であり、旅とは人生である。」 新たな自分探しの旅に出た孤高の人、中田。僕と同じ、Sタイプ(分裂性気質)と見た。何かに、ずば抜けた才能があるなら、こういう風に生きたい。子供や若者が憧れるのもわかる。今の若い人達は、身近に尊敬する人が無く、中田やイチローのようなスターの生き方に憧れる傾向があるようだ。それは何故か?彼らは自分に正直に生きているからではないか?誰に対しても自分の価値観をもとに一貫した筋の通った言動。スポーツの世界は個人の実力が明確に表われるから、成功したものは堂々と自己主張できる。一方、僕のようなサラリーマンはどうか?組織のしがらみの中で、権力やルールと折り合いをつけながら生きている。理想を持ちながらも、納得いかないことに関しては、「まぁ、しょうがない。こんなもんだ。しかし、今に見てろよ」と。まぁ世の中の99%の人間が僕と同じような立場だろう。その中にもストレートな生き方をしている素晴らしい人物も少数ながら存在する。堂々としていて、正直で、上に対しても下に対しても一貫した態度。自分自身のしっかりとした志とビジョンを持っていて、困難にぶつかっても逃げない。抵抗勢力と真正面から向き合い、説得し、信頼関係を築き、業務改革を成し遂げる。僕のクライアントの中にも、こういう人は複数いる。こういう人達がサラリーマンの中にもいるのだが、近頃の会社は、上下の人間関係が希薄になっていて、こういう人達の人柄や考えを若い人たちが知る機会が減っているように思う。若者達は、表面的なことだけで決め付けず、上司や先輩など身近に見習う人を探したらどうかと思う。しかし、残念なことに、権威主義的な大企業の中には、上に物申したため、こういう人達が左遷されることがある。僕も、過去に何度も、何故?と疑いたくなるような人事を見たことがある。そんなとき、得てして、まわりは冷たい。出る杭は打たれる。日本は民主主義だが、会社の中は違う。筋を通そうとすると、権力者に強引に潰されることがある。風通しの良い、開かれた大企業は、まだまだ少ない。しかし、権力に屈せず、筋を通す人物を、勇気を持って、まわりが支持すれば、会社も変わっていくと思う。諦めてはいけない。
2006.07.07
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ご無沙汰しています。ワールドカップに夢中になり、すっかりブログをサボってた。さて、今回のワールドカップ、納得いかない人が多いのではないだろうか?僕も、そのひとり。冷静に考えれば「まぁ、こんなもんか」と言ったところなのだろう。ワールドカップでは先輩の韓国やサウジアラビアも長い間、冴えない成績で我慢しているのだから。しかし、それにしても、もう少し何とかなったのでは?と悔やんでしまう。技術やフィジカル面の差が明らかだったことは、どうしようもない事実だけど、メンタル面と戦略面で明らかに他国に劣っていたことは悔しいし情けない。前回のワールドカップを経験した黄金世代は、ジーコの下で、自分たちが”一流”のような錯覚をしていたのではないか?「兵は奇道なり」 これは孫子の一文。正攻法だけで勝負できるチームはブラジルだけではないか?いやブラジルも駄目。ジーコの時代は低迷していた。しかも、今回のワールドカップで感じたことは日本のサッカーは古いこと。ワールドカップは、マラドーナが活躍した86年以降、しばらく、得点の少ない守備優勢の時代が続いたが、今回のワールドカップは明らかに攻撃優勢。それは守備力が落ちたのではなく、ミドルシュートの精度やペナルティエリアに入り込むドリブラーのテクニックなど攻撃力のレベルが向上したように思える。特に前回ぱっとしなかったアルゼンチン、スペイン、ポルトガル。ブラジルは更に進化している。つまり世界とのレベル差は拡大しているということ。それなのに、工夫も無く、まともに戦っては、勝ち目はない。中田、川口は、よく頑張った。中田は、毎回、プレーが安定しており、気迫が感じられ、本当に立派だと思う。本当に、よく動き、よく走る。試合中のリーダーシップも立派だと思う。しかし、今回は同時にリーダーとしての限界も感じた。リーダーは立派だけでは駄目なのである。チームメンバーの中では、どうも一人浮いた存在、孤立した存在だったように思う。他のメンバーとどっちが正しいかと言えば、勿論、中田だろう。しかし、他のメンバーを、その気にさせることができたかといと、できなかった。おそらく、中田は、他のメンバーをだらしないと見下していたのではないか?そんな雰囲気がまわりをしらけさせたのかもしれない。僕は中田を批判するつもりはない。ひとりの管理職として、リーダーシップの難しさを感じているだけだ。おそらく中田はSタイプ(分裂性気質)とEタイプ(粘着性気質)が合わさった、SeタイプまたはEsタイプだろう。こういうタイプは、一見、リーダー的ではあるが、あるべき論や精神論に囚われ、現実や個人の気持ちを見逃してしまう傾向がある。共感性のないリーダーは限界がある。中田の今後の課題になるのだろうか?
2006.06.26
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僕はどちらかというと童顔で昔から若く見られるのだが、そのせいか、自分も歳より若いと長い間、勘違いしていたのかもしれない。何故、そんなことを思うかというと、視力の衰えに気づいたからだ。ここ半年?いや1年程?の間、読まないままの本が溜まってきている。明らかに昔より読書量が落ちているのだ。その原因をずっと考えていたら、ふと、目の前にあるものがぼやけて見えることに気づいた。「まてよ、親父は40歳で老眼になった。僕も遠視の気がある。ひよっとして...」先週の土曜日に眼科に行って視力を測定したら、予想は当たっていた。医者はハッキリ言わないが、近くのものがぼやけて見える症状は老化によると言うので、要は老眼か?と聞いたら、そうだと答えた。自分は、まだ若いと勘違いしていたので正直、ショックだった。メガネは生まれて初めて。まぁ、そういうことならファッション気分でメガネをかけよう。早速、フレームのデザインが洒落たTAKEO KIKUCHIのメガネを買った。■こんな感じだったかな?話は変わって、その翌日の朝(昨日)、ひさしぶりに公園で息子とサッカーをした。サッカーと言っても、単純にパスしたり、1対1でドリブルで抜きあったり、ボールリフティングをする程度なんだが、背中、腰、脚と体中が張って痛い。30過ぎてから、何かやる度に体力の衰えを感じながら生きてきたのだが、今は、体力の衰えというよりも、体が固まって無能状態と言って良いほど、体が動かない。ボールリフティングは高校の頃、楽に100回はできたのだが、今は足の甲だけで十数回程度。ちょっとボールを逸らすと、もう駄目。粘りがない。体をひねって怪我をしないか心配で、すぐにあきらめてしまう。やっぱりウォーキングだけでは運動能力の低下を止めることはできないなぁ...こうやって息子といっしょにスポーツを楽しめるのも、そう長くない?それにしても良い天気だ。暖かく気持ちの良い日だっただけに、今ここで子供といっしょに楽しんでいられることが、一層、貴重なことに感じてしまった。一日、一日大切に噛み締めて生きないとなぁ。
2006.05.22
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今年のゴールデンウィークは、仕事に追われる毎日から開放され、家族と平凡で楽しい時間を作ることができたが、それだけでなく、もうひとつ、ずっと実現できなかった大事なことを、ようやく実現することができた。それは、くも膜下出血で倒れた友人のお見舞いである。この友人は、ある共通テーマのため、いっしょに研究会を運営している仲間。昨年の11月、彼が務める会社で急に倒れた。ちょっと太っていてガキ大将が、そのまま大人になったような愛嬌のある人だが、内面は非常に繊細で優しく、家族や友人を大切にする人だった。年は50ちょっと過ぎおり、子供も皆成人している。僕にとっては友人というより大事な人生の先輩と言った方が適切かもしれない。研究会のときは、いつも、いっしょに昼食をしたが、いつも彼は、腹いっぱい食べていた。どちらかというと快楽主義者。趣味も多く、人生を楽しむタイプ?勿論、酒も大好きで、飲みに行くと、奥さんにバラを贈った話や娘の二十歳の誕生日に同じ歳のワインを贈った話など家族サービスを自慢げに語るが、まったく嫌味がなく、愛情がにじみ出ており、見習う点が多く、いつも彼と飲むのが楽しみだった。しかし、半年振りに会った彼は、がりがりにやせ細っており、思うように話したり、体を動かすことができなかった。僕をじっと見つめて、誰なのかやっとわかったのか、急に緊張し体を震わせているところが、とても痛々しかった。彼の奥さんによれば、倒れた頃に比べると、かなり回復し、意識もはっきりしてきたようで、近頃は、夜中に急に興奮して話し出すことがあり、大変なようである。意識がはっきりしてきただけに一層自分の体が自由に動かないことが歯がゆく感じるのだろう。この現実をどう捉えていいのか僕は悩んだ。過去を振り返れば、あんなに素敵な男性が...と思ってしまう。本人も奥さんも家族も友人も皆辛いし、悲しい。しかし、倒れた後を考えると、確実に回復している。意識もしっかりしており、体も少しずつ動くようになってきている。完全な回復は難しいかもしれないが、かなり良くなりそうな予感がする。プラスに考えるかマイナスに考えるか?何を基準にするかによって捉え方が全然違う。ボトル半分のウィスキーを多いと感じるか、少ないと感じるか?そもそも人の不幸は、何かと比較することによって生じるものかもしれない。現実を認め、未来に向かって、何ができるかを考えていくしかない。とにかく僕にできることは、ときおり見舞いに行って、彼や奥さんの話を聴き、励まし、僅かでもプラスの刺激を与えていくことだろう。またお見舞いに行こう。
2006.05.08
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今年のゴールデンウィークは遠出はしなかったが、ひさしぶりに仕事から離れて家族とのんびり過ごした。秩父の山をハイキングしたり、羽田空港に飛行機を見に行ったり、何も買わず銀座をぶらぶらしたり、近所の公園で息子とキャッチボールをしたり、お気に入りの居酒屋で生ビールを飲んだり、安上がりだが、家族と格別な、ひとときを過ごすことができた。天気が良かったので、買ったばかりのデジカメで、かみさんと息子の写真を沢山撮った。かみさんは相変わらず若いが、表情が柔らかく優しい雰囲気になってきた。ひょうきんで、のんびりやの息子は、キャッチボールが随分上手になって、おにいちゃんらしくなってきた。いつの間にか皆変化している。時はどんどん過ぎていく。もう少し普段、こういう時間を作りたいものだ。売り上げのノルマばかり気にする生活は時間がもったいなく感じてきた。
2006.05.06
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小泉首相の在任中に「ジニ係数」が0・47から0・50に拡大したようである。つまり、日本の所得格差が拡大していること。ジニ係数とは、所得分配の不平等さを測る指標。0から1で表し、全く格差がない場合は0、1人がすべての所得を占有していると1になる。0・5の場合、上位4分の1の人がすべての所得の4分の3を所有していることになる。長期の小泉政権のもと、いよいよ米国型の格差社会に移行しようとしている証拠である。不思議に思うのは、日本は民主主義国家なので、多数決で政治が動き、それに基いて経済政策が実施されるはずなのだが、結果として、少数の勝ち組が得をし、大多数の負け組みが損をする社会に移行していること。多数決なのに何故、少数が得をする結果になるのだろう?政治的な意思決定のプロセスの中で、何らかの力により歪みが生じているからだ。民主主義のもと、人は全員平等なのだが、残念ながら、(性格はどうであれ、)利口な人とそうでない人がいる。利口で利己的な人は、他人を、うまく丸め込む術を知っている。それは脅しであったり、甘い汁であったり、興味の方向を操ったり、大事なことを無関心にさせたり...そして成功して富を得、一族が繁栄するよう、その術をいろいろな形で自分の子供たちに伝授し継承する。欧米の権力者は、パワープレイやコールドリーディングという人を操る心理テクニックを学ぶそうだが、日本においても権力者達に同様のテクニックが浸透しているように思う。自民対民主の攻防を見ていると明らかに心理戦では自民が上。多くの人間は権威を重んじ、集団に属し、派閥を作りたがる習性がある。派閥や集団に属し、規律や習慣を守ることに安心感を覚え、それから外れた人を軽蔑する。こういう傾向は特に日本人に強いように思う。日本人は権威に忠実で真面目な粘着性気質(Eタイプ)が多く、日本の繁栄を支えてきたと言われている。しかし、結局、悪いリーダーが頭にいたら、そのエネルギーは間違った方向に消費されてしまう。東大卒が多い国家公務員が何故非効率で生産性が低いのか?働いていないわけではなく、その優秀な頭脳を国民の利益とは反する業務に費やしているからだ。少数の利口で利己的な人達が、自分達に都合の良い権威を作り上げ、権威に忠実な日本人の習性をうまく利用し、集団や派閥を支配しているから、結果として、少数が社会を支配し富を得、大多数がそれに従い、貧しい生活をすることになるのだろう。盲目的で真面目な人達は、自分の生活を悪化させている原因の正体が何だかわからない。その不満を何か違うものにぶつけたりする。人によっては、うさばらしの対象が自分より弱者だったりする。これは寂しい...しかし、世界の歴史を見ると、不公平な支配関係が永遠に続くことはない。いずれ弱者の不満が爆発し、その中からリーダーが生まれ、反乱がおこり、革命がおこり、新たな時代に移行する。歴史は繰り返される。さて、今後の日本はどうなるのだろうか?二世議員だらけの自民党の支配はいつまで続くのだろう...小泉さんや安部さんが靖国神社に参拝するのは、日本国民を愛しているというよりも日本の歴史に名を残した英雄達?を敬愛し、同じ支配階級?である自分と同一視しているように見えてならないのだが...少なくとも僕は、そういうナルシズムを支持し、同じ国民として運命を共にすることは、まっぴらだ。まぁ民主主義社会の中で、元気な人達が、権力闘争や集団や派閥の中の力関係から、生活の格差が生じることは、自己責任の範囲かもしれない。大多数が負け組みとなる社会を望まないのであれば、それに気づいて、選挙権を行使し、政権、政策を変えれば良い。日本は民主主義国家なのだから。同じ民主主義国家でも税制や福祉制度により生活の差は国により異なる。その調整は政権交代により可能である。しかし、勝者になる機会がない本当の弱者の保護を、これ以上悪化させてよいのだろうか?どういう政権になろうとも守らなければならないレベルがあると思う。生活保護の受給世帯は小泉首相が就任した平成13年には78万世帯だったのが、昨年は104万世帯と急増したようだ。元気な人まで生活保護を受け、財政が厳しくなって本当の弱者が十分保護を受けられない状況になってしまわないか?貧しい老人や子供や障害者などの本当の弱者までが、まともな教育を受けたり、生活をすることができない社会になってしまわないか?今の政権で行なわれていることを見ていると、とても危うさを感じるようになってきた。
2006.03.25
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sermionさんから色バトンがまわってきた。【自分を色に例えると】淡い水色かな?あまり感情を表に出さず、おとなしくて、おだやかな方なので。【自分を動物に例えると】他人から細かいことに干渉されるのが嫌で、マイペースなので、猫かもしれません。うちのかみさんは犬だと思います。【自分を好きなキャラに例えると】三国志の諸葛孔明と言いたいところですが、息子からは、たまごっちのキャラクターの「くちぱっち」と言われています。家ではのんびりしているからでしょうか?【自分を食べものに例えると】魚介類のオードブルでしょうか?フランス料理は、メインディッシュより、オードブルを白ワインで楽しむ方が好きですし、自分自身、主役というより引き立て役が性に合っているので。このバトンを頂いてくれそうな方とその色は・・・かずめさん → 人に希望を与えてくれるリーダー、太陽のような明るい黄色でしょうか?道学者さん → 知性の奥に燃えるような情熱を感じるので赤でしょうか?
2006.03.19
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このところ僕の日記は、論理思考の前に、他人の感情への配慮が重要といった内容が多いように思う。確かに、”ビジネスでは論理思考が大切”と説く人の本が出回っていて、感情への配慮が欠けてきているきらいがある。しかし、このところ、やはり論理性・合理性・客観性が人間関係においても重要なだぁと思うことが多い。他人の感情を読み取る力の弱い人が、必要以上に気を配ったり、共感を得ようと努力しすぎると困ってしまう。人間同士、互いの気持ちをわかろうとすることは大切だが、すべてをわかろうなんて無理な話。勝手な推測で動いては、ありがた迷惑というもの。組織で何かをやろうとするときは、共通の目的や目標をはっきりと定め、淡々とそれに向かって共同作業を進めることが基本だと思う。人の話を聴くときは、感情をへたに読み取ろうとせず、まずは、事柄に対してちゃんと答えることが基本。実は、今、ちょっと困った部下と仕事をしていて、勝手な推測で人の話に割り込み、勝手に行動するので、仕事がはかどらず、イライラしている。彼も、おそらく気を使い過ぎて疲れているだろう。なにかトラウマを持っているのだろうか?これは本人が、自分の傾向を気付くしかない。一度、落ち着いて話し合ってみよう。
2006.02.12
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今年は自分自身、大きく変容した1年だったように思う。一番大きな進歩は、現実認知力。これにより、心の安定を保つことができるようになったことだろうか?僕は、もともと、熱い人間で、納得いかないことには、すぐ怒りの感情がこみ上げてくるほうだった。しかし、さすがに、いい年なので、むやみに怒りの感情を表に出してはいけないことをわかっていて、よほどのことがない限り、怒りの感情を抑え、理性的で平静な態度で通していた。だから一層、心の中は、その度に、ストレスやフラストレーションの嵐が吹き荒れていた。しかし、今は落ち着いている。それは、冷静に現実を認知することができるようになったからだろう。心のストレスは、何故生ずるか?それは現実と自分の価値観に大きなズレがあるから。 自分は本来こうありたい。 他人は、自分をこう見ている。こう期待している。 人は、こうあるべき。こうであってほしい。 世の中、こうあるべき。こうあってほしい。しかし、現実は違う。だから、イライラしたり、腹が立ったり、落ち込んだりする。では、どうすればよいか?現実は、そう簡単には変わらない。自分には、できることと、できないことがあり、できることには限界がある。他人は異なる価値観を持ち、変えようと攻撃的に主張しても、価値観や視点が違うので議論は延々と平行線をたどったり、相手は自己防衛に走ったり、逃げるだけ。世の中は、常に変化しており、自分が思うように留まってくれない。だから、一旦、冷静に現実を認め、無理な期待を諦めるしかないのだ。それができるようになると、心が楽になる。そして、正しい考えが思い浮かぶようになる。人間は本来、建設的な方向に向かう力を備えているから。しかし、こういうことは頭でわかっていても、いざ、自分のことになると、なかなかできないものである。僕の、この1年の成長とは、この考え方が真実であることを経験を通して実感したこと、そして信念となったことだと思う。成果としては、 営業成績が向上した!(クライアントとの信頼関係向上による) 会社での人間関係が改善した! 会社以外の人脈が増えた! かみさんとの喧嘩が減った!などなど。人間は、歳をとって放っておくと、どんどん頭が固くなるもの。人生の午後(40の大台)に入り、この成長は幸運だと思う。何が自分を変えたのだろう?それは、 産業カウンセリングの勉強を通して心理学を学んだこと。そして 父の死。今年、5月の父の死は辛かった。しかし、母の死、父の癌が発症して5年たった今年、やっと、愛する者の死が、どうすることもできない運命であり現実であることを認知できるようになったのだと思う。
2005.12.31
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今日も元気!実は今年、まだ一度も風邪をひいていない。僕は風邪のウィルスに弱い方で、これまで年に何度も風邪をひいていた。今、僕のオフィスは風邪が大流行しているし、家では息子が風邪をひいている。しかし、僕は大丈夫。元気、元気(^_^)v何故だろう?免疫力が向上した?何故だろう?腹式呼吸ウォーキングのおかげ? しかし、これは去年もやっていた。玄米菜食? これも。.....なるほど、そうか! ( ̄ー+ ̄)去年までの僕は体の健康だけを気にしていた。今年のテーマは心の健康(メンタルヘルス)産業カウンセラー講座を受講した理由のひとつは、自分自身のメンタルヘルスのため。心理学を学べば、自分の心の状態を客観的に見ることができる。フォーカシングは、自分自身の怒り、焦り、緊張などをうまく鎮めてくれる。★マンガで学ぶフォーカシング入門今年は、腹式呼吸に加え、自律訓練法を学んだ。これはストレス解消、集中力向上に役立つ。★自律訓練法新版一番大きな要因は、僕の人間観が変わったことかもしれない。今まで、僕は、他人の人格を決め付けやすい傾向にあったし、こちらの価値観を一方的に主張する傾向があったように思う。それが今年は大きく変わった。特にロジャーズの人間観に大きく影響された。有機体の実現傾向 → 人は自ら建設的な方向へ成長する潜在能力を持っている。問題のある人も、その人の気持ちを無条件に受容し、共感すれば、本人は、すっきりして自然と自己理解を深め建設的な方向へ変容する。★ロジャーズクライエント中心療法これが真実だ気づいてから自分自身の気持ちが、とても楽になった。こうしたメンタルな面の取り組みや変化が、健康に大きく影響しているように思う。
2005.12.12
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耐震強度の偽装問題の経過を見ていると、どうも、これは一建築士や一企業の問題ではなく、業界全体の問題だということがわかってきた。これは行政の責任を問わざるを得ない。アスベストの問題といい、一体、行政は何をやっているんだと言いたい!(`ε´)結局、国が費用を負担し、税金を使うことになるのだが、役人の責任が問われないのは納得がいかない。米国のSOX法や来年からのJ-SOX法により、大企業の経営者は、子会社も含め、内部統制の責任を負わされ、不祥事が発生した場合、刑事責任まで問われる。このため、不正が起こらないよう、リスク管理を徹底するよう業務改善を行ったり、業務ルールを徹底するよう文書化したり、多大なコストをかけている。というのに、業界全体を監視する責任がある行政(政治家や役人)が何も責任を問われないのはおかしい。こういうことでは、業界ぐるみの不正は絶えないだろう。ひとつの企業の不正よりも社会全体への影響が大きいというのに、何ということか?結局、国民は、被害を受けて、税金まで取られる。そして役人は天下り、甘い汁を吸う...寄生虫のように...国交省OBが検査機関に天下り、民主・長妻氏が明かす 皆さん、これをどう思います?
2005.12.05
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昨晩、フジテレビ「たけしの日本教育白書」を見た。その中で、最も考えさせられたのが、「命の授業」というドキュメンタリー。平成2年から4年にかけて、大阪北部の小学校の、あるクラスの子供達が、食用として豚(Pちゃん)の飼育を行なった。飼育を通して愛情が芽生えたため、卒業するとき、本来は、食肉センターに持って行くはずだったのに、殺さず下級生に任せよう言う子供達が増え、意見は真っ二つに。最後は担任の黒田先生に判断を委ね、悲しみの中、Pちゃんは食肉センターへ。黒田先生は、子供達を自ら判断できるように育てようと考えていたようだ。デジタルな情報が氾濫し、リアリティの無い生活を送る現代の子供達にとって、このようにリアルに命とは何かを問う体験は必要かもしれない。また、人間は肉食だから、命は大切だと、きれい事を言っても、豚などの食用動物を犠牲にしなければ生きていけないということも実感すべきなのかもしれない。それだけに人は謙虚になる必要があると思う。しかし、まったく経験が無く、先が読めない子供達が、ペットのように豚を育ててしまうなんて大人の先生からすれば予測できるはずだ。愛情が芽生えてしまったPちゃんを、どう処分するか?この問題を子供達に考えさせるとは、ちょっと残酷ではないかと考え込んでしまった。養豚業者は、豚をペットのように愛しながら育てるのだろうか?養豚業者だって、ペットと養豚は分けて考えていると思うが...確かに、子供が自ら考える習慣をつけることは大切だけど、ゼロから子供達に考えさせる必要があるのだろうか?大人から子供達に共有する価値観を伝承するということも大切だと思うが...
2005.11.13
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ご無沙汰です。今日の東京は爽快な秋晴れ。相変わらず仕事は忙しいが、このところ気候が良くなったせいか、よく眠れ、頭も冴えてきた。先月までは暑さと疲労で精神的に参っていて、仕事に振り回されていた感があったが、体調が回復した今は、次から次へと入ってくる案件や商談にワクワクしている。これはどうしたことか?僕の場合、仕事の実績を積み、40代になり、自分のスキルや対人関係に対する自信がついてきた一方、体力や集中力が少しずつ低下しており、無茶ができなくなっているように思う。心理学者のユングは40歳ぐらいから始まる中年期を「人生の午後」と呼んだ。「人生の午後」の課題は、人生の前半で排除してきた自己を見つめ直し、より新たな自己として、それを取り入れること。ここに始まる真の自己実現をユングは「個性化」と呼んだ。確かに、ここ数年を考えると、、仕事人間だった僕は、椎間板ヘルニアでダウンしたり、人間ドックで警告をもらってから、自分を見つめなおし、ダイエットで体質を改善したり、ブログを始めたり、カウンセリングを学んだり、経済だけではなく社会に関心を持ったり、会社の仕事以外の人間関係を求めたり、自分の価値観を広げ、新たな生きかたを求めて積極的に動いている。真の自己実現を求めて、人生の後半をどう生きようか?を考えている。コンサルティングのプロセスで言えば、今は、人生後半の事業計画について、ちょうど現状分析フェーズから構想策定フェーズに入りつつあるタイミングかもしれない。一方、40歳頃は自分の体力の限界や老後に思い悩み、喪失感や焦燥感にかられる「中年の危機」に直面する危険性もある年頃。僕は、この夏から秋にかけて、ちょっとした「中年の危機」を乗り越えたのかもしれない。やっぱり、いい歳なんだし、体調の管理は大切ということなんだろう。公私共に自己管理の大切さ性を感じている今日この頃です。
2005.10.25
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10月に入り、東京も随分涼しくなってきた。おかげで体調も回復し、気持ちも前向きになってきた。実は9月中、かなり心身ともに参っていた。もともと毎年、この時期は残暑で寝付きにくく、睡眠不足気味。母が心筋梗塞で急死したのが5年前の9月。何か、この時期は重っ苦しい気分になる。また、今年は長く癌で病んでいた父が5月に亡くなり、そのショックが夏になってからもボディブローのようにジワジワと効いていたようにも思う。それに加え、仕事では、重要な案件を複数抱え、人材不足に困り、休日に自らクライアントへの報告書を書いて忍んでいた。おかげで心身共にヘトヘトの状態。人のやる気をテーマにしていた僕自身のやる気が沸かなくなっていた。何か心が重くて、動きたくない気分。しばらく日記も書く気がしなかった。そこで、この気持ちをなんとかしようと産業カウンセラー育成講座で学んだフォーカシングを思い出し、試してみた。これは心を落ち着かせるのに役に立つ。まだ、まだ初心者だが、それなりに成果があった。しかし、初心者の僕が、これだけでは解決しない。いろいろ考えてみると、やはり体の疲れを何とかしなければならないと思った。そして寝不足を解消しないといけない。「悩んでいるときは寝るに限る」ある先輩からの言葉を思い出した。そうだ。涼しくなってきたことだし、とにかく何もせず休もう。寝よう。そうすれば、次第に退屈になり、仕事のやる気も沸いてくるはず。会社の重要案件も収束に向かっている。まぁ、長期の休暇はとれないが、休みの日は、とにかく何もしないでボケッとしよう。9月は幸いなことに連休が多い。昼も家でごろごろしたり、息子と遊んだり、何も考えないで時を過ごした。そのおかげで随分体調は回復した。あとは、やる気だ。と思った頃に、ある重要案件のプロジェクト最終報告を無事終え、クライアントから感謝の言葉を頂いた。やはり、これが一番ありがたい!ようやく立ち直り、次の自分自身の構想を考えようという気になってきた。人は疲れていたり、悩んでいたりする場合、とにかく何もしないで休むか、寝るに限る。そうすれば、必ず復活する。そういうことを実感している今日この頃である。
2005.10.11
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仕事で疲れ、心を休めたいとき、女性の優しい歌声で、大好きなバラードを聴きたくなる。アコースティックで、ジャージーなアレンジで...そんなイメージでiMixを作ってみた。iMixとは、アップルiTunes Music Store(iTMS)のお気に入りプレイリスト。iTMSで見つけた好きなのリストをユーザーが作り、公開する。今日、僕が作ったiMIXは、これ。「女性ヴォーカルでバラードの名曲を楽しむ」 合計 \1,600(1) サンシャイン (レーナ・マリア) \200(2) Your Song (綾戸智絵) \150(3) Time After Time (Cassandra Wilson) \150(4) My Foolish Heart (Astrud Gilberto) \150(5) Moon River (小野リサ) \200(6) Just the Way You Are (Diana Krall) \150(7) Bridge Over Troubled (Water Valerie DeLaCruz) \150(8) Best of My Love (Lori Johnson) \150(9) And I Love Her (Lisa Lauren) \150(10) Alfie (Nancy Wilson) \150いずれも大好きな名曲バラード。昔、こういうものを作るには、好きな曲が入ったCDを、いろいろ借りてこなければならなかったが、iTMSなら検索して試聴してOKなら即ダウンロードできる。この中で、Water Valerie DeLaCruz、Water Valerie DeLaCruz、Lisa Laurenは初めて知った女性歌手。iTMSで試聴できなければ、おそらく一生知らなかっただろう?ひととおり聴いてみたら、このプレイリスト、なかなか、よくできている!癒される!しかし、曲順を変えたいのだけど、どうすれば良いのだろう?
2005.10.10
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ご無沙汰しています。さて、このところ、既存プロジェクトの最終報告や、新案件の提案の納期などが重なり、毎日、深夜帰りが続いていて、正直、心身共に疲れ果ていた。この連休は恵みの雨。昨日から、ずっと家でゴロゴロしていた。ちょっと涼しくなったので、よく眠れる。一体、何時間寝たことか?おかげで今日の朝は気分が良い!これから、かみさんのご両親と食事に行く。いろいろ言いたいことが貯まっているので、今夜は日記をかこう。それでは、また。
2005.09.18
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う~んどうしようか?自民? 民主?郵政民営化 → 賛成!抵抗勢力、既得権議員との決別 → 賛成!小泉の政治手法 → 嫌い!勝ち組社会 → 嫌い!年金改革、公務員の人件費削減 → 賛成!!民主党の政策の実現可能性 → ?もし、今回、自民が負けたら、小泉は失脚し、また、自民党に抵抗勢力が戻ってくる。これは何としてでも避けなければならない。となれば小泉のやり方が問題であっても、今回は自民に勝たせてやろうか?しかし、小泉自民党が目指す未来社会には不安・不信がある。大勝はさせたくない。自民が勝ち、郵政民営化法案可決後、もし改革が滞るようなことになれば、ちゃんと政権交代できる状態にしておくべきだ。民主党も民主党で内部分裂する可能性もある。 ・ ・ ・まだ決まらない。夕方に行こう。そういえばサンデープロジェクトで木村剛が、わかりやすいことを言っていた。 強者・弱者と勝者・敗者は分けて考えなければならない。 弱者は守らなければならない。 敗者は守ると言うよりも復活のチャンスを与えられる社会にしなければならない。そのとおりだ。しかし、2世議員の多い自民党は、勝者優遇社会を黙認しているように感じるのは僕だけだろうか?
2005.09.11
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Wikipediaによると、プライバシーとは、個人の私生活に関する事柄が他から隠されており干渉されない状態を要求する権利。日本国憲法においては、13条によって保障されると解されている。13条は、以下のとおり。「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」ブログを書くときは、何の罪もない個人が、自分の私生活に関する事柄が公になり、傷つくことがないように匿名性の確保には十分注意を払わなければならない。それでは、匿名で「Aさんがこういうことをした」「Bさんがああいいことを言った」ということは一体誰のプライバシーを侵すことになるのだろうか?そういうことまで規制してしまっては、問題解決のためのケーススタディがまったくできなくなってしまう。それでは社会の発展の障害となってしまうし、ブログというものの価値も半減してしまうのではないだろうか?大事なことは、個人が特定されることによって、本人が傷つかないこと。では、どの程度であれば良いのか?例えば、ブログの作成者が名を明かしていて、「友人のAさんは受験に失敗して自殺を考えている」ということを書けば数名か数十名に限定されるので、まずいのではないかと思う.「友人の」を外すか、ブログの作成者が名を明かさなければ、Aさんの特定は不可能なのでセーフではないかと思う。そういう意味では、僕のブログはセーフである。しかし、僕が何故、ある過去の日記を削除したかというと、個人の情報が十分ぼやけていても、日記に記載された”言ったこと”や”やったこと”が具体的だと、本人が日記の内容を読んだとき、これは自分のことではないかと思い、傷つく可能性があるからだ。こういう場合、本人や、それを知っている人以外、気付かないので個人のプライバシーを侵害していないだろう。しかし、もっとも大事なことは、罪も無い個人が傷つかないようにすること。万が一、それを本人が読んだ場合、誰なのか特定できなくても、傷つくかもしれない。そう思ったのである。しかし、この判断は難しいだろう。あくまでブログを書く人の判断次第。すべての可能性を考慮するとブログでは他人のことを書けなくなってしまう。僕は、本人を特定できなくても事柄が具体的で特異な場合や、事前に秘密を約束をしていたり、そういうことが暗黙の了解となっているならば、避けるべきではないか?と考えた。話は変わるが、それでは、身元を明かさず、他人のブログに批判的な書き込みを行うことは、許されることなのだろうか?ブログの場合、匿名性はあるとしてもペルソナとして人格を持ち、自分のお家を持っている。2ちゃんねるのような匿名で書き捨てをする場とは違うのである。身元を明かさず批判めいた書き込みをするということは、ブログの住人の家のポストに、名を記載せず脅迫状を入れるようなものである。いや、それは私書箱だろう。誰もが見れるコメントとして書き込むということは人の家の塀に赤ペンキで落書きを書くようなものだ。完全に人権を侵害している。こういう行為は絶対にしてはならないし、許してはならない。
2005.08.29
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先日、「ののさん」という身元不明の方から僕の日記に書いてあることが個人のプライバシーに触れることだとの批判的な書き込みがあった。僕は、日記の中で、その人の名前や個人を特定する情報を明かしていないし、僕自身、自分の名前を明かしていないので、その内容が個人のプライバシーに触れるとは思っていない。しかし、よく考えてみると、万が一、本人が僕のブログを見て、自分のことを指していると気付いたら、内容によっては不快に感じるかもしれないし、僕の信用も落としかねない。内容は決して個人を中傷するようなものではないが、人によって感じ方は違うから何とも言えない。ということで僕は反省し、その日記を削除した。しかし考えてみると、このブログというものは不思議なものだ。個人が特定できないからこそ、プライバシーに触れず、いろいろな事例に触れられることができる。だから面白いし、いろいろな事例から学べるのであって、それがないと価値が半減してしまうような気もする。皆さん、他人の話を匿名でしたことありませんか?いずれにしても僕は前述した理由から、これから書く日記では匿名であっても他人の話は控えようと思う。ところで、この「ななさん」という人、楽天広場にブログを持っていないのか、まったく身元がわからない。プライバシーの問題は「2ちゃんねる」でも話題になっていて、僕のブログが、その問題と同様であるといったことまで書いていているので、ちょっとそこまで言うか!と不快になった。こういう書き捨てというのはネット上でのマナーには反しないのだろうか?ちょっと腹が立ってきた。
2005.08.27
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アップルは8月4日、待望の音楽配信サービス「iTMS」(iTunes Music Store)を日本国内で開始した。http://www.apple.com/jp/itunes/index.html同様のサービスは既に他社が日本国内でサービスを行なっているので珍しくないが、今までは割高で、コンテンツも限られていた。しかし、世界最大手のアップルが開始したことで、コンテンツが一機に増え、価格も大幅に低下したため、音楽配信サービスは急激に普及しそうな気配だ。僕は、一箇所でまとめて安く音楽をダウンロードできるサイトが無く、複数のサイトと契約を結んで決済するのも嫌だったので、大手のアップルが開始するまで待っていた。iPod は持っていたが、レンタルCDを借りて、PCに保存し、好きな曲をiPodにコピーし、通勤中楽しんでいた。このところ忙しかったし、夜は飲んで酔っ払っていたので、サービス開始後も、なかなか利用する機会がなかったのだが、昨日、ようやくiTMSを使ってみた。100万曲以上のラインナップというだけに他のサイトより充実している。今のところエイベックス、東芝EMIなど15社提携しているようだが、ソニーミユージックやビクターはまだのようだ。しかし、現在、ソニー、ビクター共に音楽提供を検討しているようだから、期待できる。僕の狙いは、近くのレンタルCD屋さんには置いてないCDの曲や、古い懐かしい名曲、アルバムまで借りるには割高で1曲だけで聞きたいもの。1曲150円からなので、アルバム全体を購入するのであれば、レンタルCDの方が割安だが、1曲だけ聴きたいなら、音楽をダウンロードした方が得。iTMSのダウンロードBest100を見ると、懐かしい歌謡曲が入っている。 45位 愛のメモリー 松崎しげる 62位 Say Yes CHAGE&ASKA 79位 夢想花 円広志 97位 燃えろいい女 世良正則&ツイストこういうのを見るとユーザーの年齢層は結構高いのかもしれない。愛のメモリーは子供の頃、感動した曲。試聴できるので聞いてみたら、「懐かしい!」その当時、日本の歌謡曲としては、珍しくカッコいい大人の歌だった。松崎しげるの今のキャラはちょっと濃すぎるし、レンタルCDで松崎しげる全集を借りるのは少し恥ずかしい気になるが、音楽ダウンロードサービスであれば、何も気にすることはない。曲を選んで【曲を追加】ボタンを押すとショッピングカーとへ移動。ショッピングカートの中身を確認して、【今すぐ購入】ボタンを押せば、音楽のダウンロードが始まり、完了すれば再生できる。早速ダウンロードしてみたらデジタルなで昔の曲だけど意外と音質が良かった。やはり、松崎しげるは歌が上手い。愛のメモリーをダウンロードしたんだったら、あの曲も...といったノリで、『また逢う日まで』(尾崎紀世彦)もダウンロード。おっ!これ、夏によく、ウォークマンで聴いていたな!と『Blue Lagoon』(高中 正義)も。これはベストヒットUSAで気に入った曲だけど、忘れかけていた曲『Steppin' Out』(Joe Jackson)こんな曲、レンタルCDで探すの面倒。今ダウンロードしなければ、きっと忘れてしまう。。。。やみつきになりそうな気配...100円ショップで買いものをする感覚で、無駄遣いしてしまいそう。しかし、世の中便利になったものである。JBL on stage(iPod対応アクティブスピーカー)
2005.08.21
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これから求められるリーダー像は、 『日本的お母ちゃん型リーダー』なるほど!かずめさんは、ご自身の日記で、ロバート・グリーンリーフという学者が提唱する『サーバント・リーダーシップ』というリーダーシップのあり方を、『おかあちゃん型リーダーシップ』だと、わかりやすく例えてくれた。僕は、これに無茶苦茶、共感してしまった!『サーバント・リーダーシップ』とは、大きなビジョン実現のために邁進している人たちに対して支援するリーダーのあり方。ロバート・グリーンリーフによるとサーバント・リーダーの条件は、以下のとおり1 聞く力 2 共感する力 3 癒す力 4 認識する力 5 説得する力 6 概念化する力 7 予見する力 8 組織を養成・保護する力 9 人間的成長を助長する力 10 コミュニティを築く力 今は先が見えない時代。全員が同じやり方をしても、全員が成功する保証はない。最適な答えは、ひとりひとりが持っている。こういう時代は、『オレについてこい!』よりも、ひとりひとりが、答えを出せるよう奉仕するリーダーが必要なのだ。それは、まさに『日本的お母ちゃん』ではないだろうか?なるほど、僕がカウンセリングを勉強している理由がよくわかった。納得、納得。ところで、僕の仕事(コンサルティング)の主要テーマは グループ経営とグループ財務・経理の一元化・高度化企業価値向上のため、グループ全体での財務や経理業務を一元化・高度化するための戦略や手法のコンサルティングを行っている。では、グループ経営とは何だろうか?子会社を作るということは、対象事業の権限を子会社に委譲し、スピード経営を実現することが狙い。しかし、財務・経理などの業務は業種が異なっていても大きく異ならないので、それぞれの子会社が行うと非効率だし、不祥事が起こるリスクも高まる。つまり分権と集権のバランスが重要なのだ。子会社(事業会社)は、任された事業分野のマーケット戦略や商品開発を主体的に行う。持ち株会社は、グループ全体が繁栄し、グループ全体の企業価値向上を目指すため、グループ全体の戦略や管理業務を行う。また、持ち株会社は、子会社が各々の事業分野で成功を収めるよう、財務報告、資金調達、人材管理等の共通業務について支援する。僕は、『サーバント・リーダーシップ』を知って、これはグループの親会社(持ち株会社)の財務・経理部門の、あるべき姿ではないかと思った。持ち株会社の財務・経理部門を『お母ちゃん』、子会社を『子供』に例えたら、よくわかる。お母ちゃんは、子供達の仕事の中身には口出ししない。お母ちゃんは一家(企業グループ)の繁栄のために影で尽くす。子供達(子会社)がそれぞれ自立し(利益を出し)、りっぱな大人(優良企業)に成長し、一家が繁栄するには、お母ちゃん(本社財務・経理部門)が美味しいご飯を子供達に与え(低金利で資金を子会社に貸し付け)、しっかり家計(経理)を管理する。無駄がないよう家計を切り盛りし、子供の健康(財務体質)を気遣い、「外食(銀行など外部から高金利の資金調達)は止め、お家で食べなさい」と子供に注意する。しかし、それを無理やり強制すると子供達が反抗する。お母ちゃんは子供の悩みや問題をしっかり聞いてやり、共感した上で、家計の事情や健康管理の必要性について説得する。(業務改革)また、子供が非行に走らないよう見守る。(コンプライアンス)う~ん、ぴったり、はまる。これは使える。クライアントに話そう。かずめさん、ありがとう!
2005.08.17
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