Tomorrow is another day

Tomorrow is another day

2007.08.04
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江戸川・市川花火大会の日は


焼き鳥やとうもろこしを頬張りながら花火を見ると、
あぁ夏だな、という感じがするぽっ

今年はゲストもいました。
数年前に実家にホームステイしていて
その後日本で就職したアメリカ人のイワン。

2年ほど前から茨城県の中学校で
英語の講師をしていたのだけど、


茨城の田舎町なので、何もなくて退屈・・・と
何度かもらしていたイワン。
ホームステイしていた頃は都内で遊びまくっていたようなので
茨城での生活は彼の想像していた生活とは
違っていたのかもしれません。
それに、やっぱり母国が恋しくなったのかな。

イワンは、日本に来て3年以上になるのに
最後までほとんど日本語をしゃべらなかった。
なので、私の親たちなんてちんぷんかんぷんな感じ。
父なんて「日本に来てるんだから、
もっと日本語話さないとなぁ」なんてグチるほど。

まったく度胸ある親たちですよ(笑)

そんなんなので、イワンがいる間や遊びに来たときは、
ほんの少しだけ英語ができる私は
よく呼び出されたのだった。

しかし何気に英語はヒアリングが難しい。

イワンには私の英語力の貧しさを痛感させられた。

花火が終わり、私たちが帰ろうとするとき
イワンは私に声を掛けてきた。
「今月末に帰るので、今日がみんなに会える最後の日なんだ。
日本にいる間、みんなのおかげでとても充実した
楽しい時間が過ごせた。
みんなにもありがとうと言って欲しい・・・」みたいな感じ。

本当はもっと、もっと長く話してた。
けれど、全部はわからない・・・

「アメリカに帰った後、何をするの?」とつたない英語で聞くと
「だいがくいん」と日本語で答えてくれた。
「そっかー。頑張ってね!」と私。

子どもたちは何も考えず
「イワン、バイバーイ」と元気よく手を振る。

私も笑顔でバイバイ。

ビールを飲んだ夫の代わりに車を運転しながらの岐路。
後部で爆睡している2人を背に、なんとなくイワンの言葉を思い出した。
「Today is last time・・・」
なんだか寂しい言葉だな、と思ったら涙が出そうになった。

きっともう、一生会わないんだろうなーなんて思って。

それほど会話をしたわけでもなく、仲がよかったわけでもない。
けれど共有した時間があって、だから他人ではやっぱりなくて。
そして、本当はもっともっとお話したかった。
そうすれば、もっと知り合えたのに。

一期一会。

イワンにとって、日本と私たち家族はどんな思い出になるのだろう?

彼の人生に幸がたくさんありますように・・・!





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最終更新日  2007.08.07 20:28:51
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