Tomorrow is another day

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2020.01.29
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カテゴリ: 認知症の母
2011年に初期の認知症と診断された母。

もう9年前近くになるわりには進行は遅い方で
今でも自宅で問題なく暮らせていることは
ありがたいことです。

話す言葉は減り、
話しても同じことばかりを繰り返し言う母。

それでも、こちらが何かを聞くと
内容は正しくなくても答えることはできます。

身体的には問題はないので、
食事や着替え、トイレも一人でき
基本的な生活は大丈夫です。

そして自分の記憶に自信がない自覚があるようで
「一人で出かけると道がわからなくなっちゃって
怖いから一人ではでかけないの」と言い、
家族としては大変助かっています。


それでも、
ゆるやかでも認知症は確実に進行しています。

姉や私の子供、つまり母から見て孫のことは
名前や年齢がわからないのはもちろん、
その場にいないと男か女か、何人いるのかも忘れています。

お正月に家族みんなで実家に集まったときのこと。
孫を見て
「こんなに大きいの?びっくりした」と言う母。

そして息子や甥っ子が
実家の部屋をちょっと離れて戻ると、
知らない大人の男性が来たと思って
少し怖がる母…

そんな姿に上の甥っ子は
ショックを受けていたのでした。


私が実家へ顔を出すと、いつもニコニコ喜ぶ母。
もっていったおやつも「これ、おいしいわね~」と
たくさん食べてくれる。

でも、最近ちょっと思っていた。

私の名前を呼んでくれない…

一緒に住んでいる兄の名前は出てくる。
でも、私の名前や姉の名前は
不自然なほど出てこない。

私はあえて、母の前では自分のことを
「ぽぽみぃはね」と名前を出して言うようにしていた。
「ぽぽみぃの子供だよ」と言って息子の写真を見せたり。

でも、もう忘れてしまったのだ…

兄には名前を言って聞いた後に
「おたくはどう?」と私に言う母に、
確信してしまった…。


9年という月日で、
認知症である母の行動に
慣れていたつもりでいたけれど
やっぱり名前を忘れられるのはこたえますね。

切ないし、悲しい……


でもまだ、
自分の娘であることはわかってくれている。

いつか娘であることも忘れられて
行ったら息子たちみたいに怖がられたりするのかな…

なんて。

ネガティブになっても仕方ない。

それでも元気でいてくれる間は
笑顔でいてくれる間は、
私も笑顔で母と過ごしたい。

ん~~~

こんな話題ばかり…私も歳をとったなぁ

次は楽しい話題を書きたいです。





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最終更新日  2020.01.29 15:00:09
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