みきまるの優待バリュー株日誌

みきまるの優待バリュー株日誌

PR

Profile

みきまるファンド

みきまるファンド

Free Space

免責事項 : 当ブログは私が少しでも成長し、「より良い投資家」 になるための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当ブログの記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100%ご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。

Calendar

Favorite Blog

ケーユーHD(9856)-… New! 征野三朗さん

イスラエルはレバノ… New! Condor3333さん

メモ2 New! 4畳半2間さん

【上質】美味しくて… New! わくわく303さん

抗アレルギー薬は捨… New! slowlysheepさん

週間パフォーマンス… らすかる0555さん

もし今全財産が500万… fuzzo728さん

6/16(日)メンテナ… 楽天ブログスタッフさん

5月末運用成績&PF mk4274さん

運用成績・ポートフ… lodestar2006さん

Keyword Search

▼キーワード検索

Nov 9, 2023
XML
カテゴリ: 投資本書評
 さて今日は株式投資本オールタイムベスト140位





サイコロジー・オブ・マネー (モーガン・ハウセル著、ダイヤモンド社、2021年)








 の第2弾です。






 今日は第6章 テールイベントの絶大な力 から。












 ​
 「優れた美術品商は、膨大な量の美術品を投資対象として購入する」と同社(投資会社のホライゾン・リサーチ)は書いている。「多くの美術品を長期間保有すると、その一部が優れた投資対象であることが判明する。その結果、ごく一部の高リターンな美術品により、コレクション全体が黒字になる。これが成功する美術品商のビジネスの仕組みなのである。



 ビジネスや投資など、多くのことがこの仕組みで動いている。つまり、テールの力だ。テールとは、結果の分布図の最後尾の部分を指す言葉である。少数の事象が結果の大部分を占めることがあるファイナンスの世界において、これは莫大な影響力を持っている。



 しかし投資家は、「5割の確率で間違っていても、トータルでは大儲けできる」ということを簡単には理解しづらい。私たちは物事の多くが失敗するのが当たり前であることを見逃しているのだ。だから、失敗に過剰に反応してしまう。









 この本がベストセラーになった理由が良く分かります。とにかく説明と具体例が分かりやすくて心にスーッと入ってくる、腹に落ちるんですね。続きを見ていきましょう。








 ​
ディズニーを成功に導いたのは”400分の1”の作品



 ディズニーは1938年までに延べ数百時間の映画を制作したが、ビジネス的には「白雪姫と7人の小人たち」の83分間がすべてだった。



 何であれ、莫大な利益を上げたり、特別に有名になったり、巨大な影響力を及ぼしたりするものは、「テールイベント」(数千~数百万分の1の確率で起こる例外的な出来事)の結果だと言える。人々の目は、巨大なもの、儲かっているもの、有名なもの、影響力のあるものに向けられる。つまり、私たちが注目するもののほとんどは、テールイベントの結果なのである。










 いやあこの章はいいですね。投資の世界では良く ​ 「テールリスクの恐ろしさ」 ​ は語られますが、ここではそれを逆転させてテールイベント= ​ 正のブラックスワン ​ が持つスーパーパワーを説明してくれています。





 私は独自開発した「優待株いけす理論」

















 を用い、いわゆる「優待族」としてここ日本市場で戦っているわけですが、自分のやり方はハウセルの言う「テールイベント」を常に探し続ける方法です。






 ​ リスク・リワード比 ​ がビックリして腰が抜けるくらいに有利、指標的に安くて同時に成長力があるのに何故かマーケットから無視されている、不人気業界に所属していて誰も見ていないけどよくよく見たら滅茶苦茶によい、そういう銘柄は毎日目をパキパキに見開いて探し続けていると大体毎年2つか3つは見つかります。






 私が永遠のB級投資家ながらこの20年間以上を世界最弱の日本株市場で元気に生き抜いてこられたのも、無数の失敗を空高く積み上げてきた一方で、2198アイ・ケイ・ケイHD、3097物語コーポレーション、7605フジ・コーポレーション、最近の事例だと1605INPEX、2726パルグループHDなどの長打を時々打つことが出来たからです。






 まさに、「テールイベントの力」でここまで生き残ってきたんですね。(続く)












お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Nov 9, 2023 01:36:25 PM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: