ねぼすけの読書感想日記

ねぼすけの読書感想日記

2014.10.25
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カテゴリ: 書評


訳 者=伏見威蕃
書 名=オバマの戦争
発行所=日本経済新聞出版社
発行年=2011.6
評 価=★★★★☆

本書は、2008.11にアメリカ大統領に選ばれたバラク・オバマ上院議員が、9.11以降ブッシュ前大統領がアルカイダ殲滅のために始めたアフガニスタンでの戦争について、その目的を明確化したアフガニスタン新戦略を2009.11に発表するに至る、主に国家安全保障会議でどのような議論があったのかを非常に詳細にインタビューでまとめた本である。まずはじめに驚くことは、このような政策決定過程を明らかにできる合衆国政府自身の柔軟さ・寛容さである。もちろん軍関係者も含め実名表記であり、日本ではまず考えられない状況と言える。また、そのような政府との信頼関係のあるジャーナリストが存在することにも驚きであった。更に、誰がどのような意見・発言・議論を経て、誰がどのように戦略を構築するにいたったのか、その責任と判断が非常に明確であることにも驚かされる。

なお、2009.11に発表されたアフガニスタン新戦略は、2011.7に米軍が減員を開始すべく、2010年初頭から3万人の米軍増派を行う内容である。現実には、この新戦略が奏功し2011.5にアルカイダのウサマ・ビンラディン容疑者を発見・殺害に成功し、2014.5にはオバマ大統領が、2016年末までには米軍駐留軍の完全撤退(アフガン戦争終結)を表明するに至っている。



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Last updated  2014.10.27 00:18:54 コメントを書く
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