みりうノオト

ヴァイングート・マラートは、クレムスタールに本拠地を置き、ヴァッハウにも畑を持つ、1722年から続く歴史のあるワイナリー。現当主のミヒャエルは6代目。伝統的なオーストリアの産地として初めて国際品種を植えるなど、チャレンジ精神旺盛な蔵元としても知られる。テロワールや葡萄の個性を尊重し、醸造はできるだけ自然に行い、ナチュラルな味わいのワインを仕込む。このワインは蔵元が初めて仕込んだゲルバー・ムスカテラーを使ったオレンジワイン。ゲルバー・ムスカテラーは数多くあるマスカット種のうち、活発でスパイシーな姿を感じられる品種。マスカットを頬張ったような清涼感のある香りはそのままに、しっかりとしたミカンの皮のようなタンニンが余韻に続く。