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宮 寿陵

宮 寿陵

2007/07/26
XML
カテゴリ: 外国語詞和訳
(承前)



サイケデリックなカラフルさから一転

洗いざらしの肌触りを詰め合わせた2枚組

『The Beatles』 、通称 『ホワイト・アルバム』 。

曲自体の魅力で勝負、という感じでしょうが

4人で織り成す夢のような幸福感は失せ

ノン・コンセプトというよりもノン・結束の印象を持ちます。



アルバム冒頭の 「Back In The U.S.S.R.」 の



リンゴではなく、ポール。

ぎくしゃくし出した人間関係に嫌気がさし

リンゴは一時ビートルズから離脱するのですが

直接のきっかけは、この曲のドラミングに対する

ポールの執拗なダメ出し

結局リンゴ抜きで曲が完成し

ポールがドラム(とリード・ギターも!)担当するのですが

テクニックより味が魅力のリンゴ(とジョージ)より

すべてを高いレベルでこなしてしまうポールの演奏の方が

少なくともこの曲に関しては

真顔で冗談を言っているようなイメージで、しっくりきます。



場合によっては他のメンバーは必要ない

という現実を示すことになったわけですね


試聴(ドイツのアマゾン)
http://www.amazon.de/White-Album-Beatles/
dp/B000026B01/



歌詞の和訳
http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/3018#ussr





1968年2~3月にインドを訪れ



彼らに失望をもたらしましたが

(ポールは真っ先に帰国)

タダでは起きないというか

チャック・ベリー 風ロックンロール(典型的なアメリカ文化)で

ソ連(Union of Soviet Socialist Republics)を歌う

というアイデアを

同様にインド滞在していたマイク・ラヴ(@ビーチ・ボーイズ)

との交流で膨らませ

ビーチ・ボーイズ風コーラスを加えることで

更にユーモラスな皮肉が利いています。




タイトルを拝借した
チャック・ベリー(Chuck Berry) 「Back In The U.S.A.」(1959) 試聴
http://www.amazon.com/Anthology-Chuck-Berry/
dp/B00004U01E


「Roll Over Beethoven」(1956) 「Rock and Roll Music」(1957)
をカバーするなど
ビートルズの面々にとって(というか彼らの世代の共通認識として)
ロックンロール=チャック・ベリー、ですね。


ビーチ・ボーイズ 「Surfin’ U.S.A.」 試聴
http://www.amazon.com/Sounds-Summer-Very-Best-Beach/dp/B000093BDX/

この曲 のメロディーはチャック・ベリー 「Sweet Little Sixteen」(1958) を拝借したもの。
「Rock and Roll Music」もカバーしてますね。






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Last updated  2007/07/26 06:24:36 AM
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