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SUZUさんから教えていただいて読みました。図書館の書庫にあったものを出してもらってかりてきました。我が家の子供達にはまだちょっと長いけれど、書庫に入れておくには惜しい、温かいお話です。森のニンフに愛情いっぱいに育てられた人間の子・クロースは、森に住むありとあらゆる妖精たちと仲良しです。長ずるにつれ、人間の子供のためにとおもちゃ作りを始め、貧しい子供達、ひいてはすべての子供達に配るようになりました。それを邪魔するものたちとの戦いも含めて、クロースの温かい心、彼を愛する森の妖精たちの心がじんじん伝わってきます。
2004年02月29日
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保育園の中に障害児を受け入れる、このことを基本に置いて考察しているところが頼もしい本です。遊びや教材、体操などを紹介しながら、様々なトラブルの実例も挙げて、対処法を示しています。挿絵もとてもかわいく、こんなふうに温かく迎えてもらえたら、どんな障害の子も嬉しくてのびのびしちゃうんじゃないかな?と思います。
2004年02月28日
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わずか15歳でこの世を去った、重度の脳性まひのやっちゃん。彼との学校での出会いから、わたぼうしコンサート開催、たんぽぽの家設立まで力を尽くしてきた養護学校教諭の記録と、心からの問いかけ。間に沢山の詩を挟んでほっとしたり、くすっとわらったり、しんみりしたり。
2004年02月27日
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子供のときのことを振り返っている大人のコラムを挟みながら、きょうだい関係を上手に保つためにどういった言葉がけをしていったらよいのか、実例を多く挙げています。読みやすいです。
2004年02月26日
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「教室わらし」歴20年の人形、てっぺいくんが<のびのび>教室にやってきた!ゆっくり成長する8人の子供達を中心に置いたゆりのき小学校での8ヶ月間。子供達の育ち合いはとっても温かです。
2004年02月25日
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スペインを中心に同じテーマでヨーロッパに広く伝わる民話を元にした絵本です。小さなひよこが片足をとりもどすために王様のお城へ向かいます。その途中で出会った動物を飲み込みながら行くのですが、子供達みんなが「うそ~」とは言わず、「うわあ~、ひよこ、すごい~!!」と大喜びしていました。引き込まれる面白さです。
2004年02月24日
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大勢のスコットランド人を見方につけてサイクロ人への復讐に燃えるジョニー。1000年前のアメリカの軍事力を次々発見、復活させて、サイクロ星そのものの絶滅を狙いますが・・・頑張れみんな~!地球人の知恵を見せてやるのだ~!
2004年02月23日
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青くて整然とした表紙から、堅苦しい内容を想像したのですが、予想に反して、激しいというか、職務に忠実であり、子供達のために状況を改善しようと努め続ける著者(児童福祉司)の姿が浮き彫りにされてきます。自閉症の息子に怪我を負わされ面倒を見切れないと感じた母、二つの養護学校の間で揺れに揺れた肢体不自由児の両親、子供を上手く受け入れられなかった上に障害も重なってひどくなったと思われるネグレクト・・・児童相談所が介入してきた問題の数々は、実際に生きて暮らしている生身の人間達と、行政との隙間を感じさせます。
2004年02月22日
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なんとびっくり!最終巻に入っていきなりのどんでん返し。味方か敵か?はてな?はてな?そうして、絶滅寸前の地球は?爆発寸前の月は?火星の平和は取り戻せるの?きゃ~、もうハラハラドキドキ。そして、3人のクローンたちは・・・
2004年02月21日
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長い副題がついています。「土曜ワイド劇場(テレビ朝日系列)家政婦は見た!公式ガイドブック今明かされる、探偵家政婦・石崎秋子のすべて!」もう、副題のとおりですね。しかし・・・「探偵」家政婦だったのか。道理で・・・このシリーズ、大好きなのですが、このごろ新しいものも再放送もあまり見る時間がなくて、とっても寂しいです。そんなときにこの本はぴったりだぁ~!
2004年02月20日
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ついに物語りも佳境に入ってきました。反乱の組織クワイエタスと、正義の人々がはっきりしてきて、さあ、どっちの頭脳が上?
2004年02月19日
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新聞の紹介記事で「『アルジャーノンに花束を』をしのぐ感動作」と出ていたので、なんだか「読みたいなあ~」と思っていて、やっと見つけたので、借りてきました。主人公の少年は、数学や物理に天才的な頭脳を持っています。犬が大好きで、とても優しく、本を書くのも好き。自閉症(アスペルガー症候群)でもあるこの少年が、近所の犬が殺された事件を自分の力で解決しようと、あれこれ聞いてまわったり、考えたりしますが、文体や、台詞のあとのカッコにはさまれた気持ちの説明がいかにも彼らしく、自閉症の人たちの思考回路を理解する助けになるように思います。文体が太一の文章と似ているのもなんだかほほえましく、事件は解決するかな?と応援したくなります。
2004年02月18日
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「遥かなる甲子園」で聴覚障害者に出会い、漫画界の常識を破って障害者を描き、「わが指のオーケストラ」ではろう教育の歴史を、「どんぐりの家」では重度重複障害児・者の居場所作りのために奔走する人々を描いてきた山本さんが、ご自身も参加された運動や、幼少期の思い出を含めて障害というテーマを重く、そして真剣に語っています。
2004年02月17日
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第二次世界大戦中の、カナダの田舎で15歳の少女が色々な事件に遭いながら大人へと成長していく、そんな一年間を描いた小説です。母親のスクラップブックに表題のもの他、いろいろなレシピ、新聞記事などがあり、それを盗み見る少女。羊を熊に襲われて以来精神に異常をきたした父親、インディアンとの交流、ダウン症の少年、いじめ、恋、コヨーテの伝説などなど・・・トゥーレット症候群かと思われた少年が実は・・・という不思議な事件もあって、不思議さと、生き生きとした自然が胸を打ちます。
2004年02月16日
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キレる子供を中心に、どうしてそういうふうになってしまうのかを追いながら、子育てを考えます。誉める育児以前に、子供の存在そのものを認めること、それが大事なのだと繰り返し教えてくれます。
2004年02月15日
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秘密組織クワイエタスの目的が段々とわかってきました。火星を支配下に置こうとする行政官に対し、月を支配下に置いたデヴォン。そして、クローンがもう一人現れて・・・3人の天才少年、極悪と正義、どっちに流れる?そしてコンピューターに管理されることに甘えつづけてきた地球人の運命は?
2004年02月14日
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コンピューターウイルス「終末の日」を作ったデヴォンのクローン(?)である主人公のトリスタンはシールド(警察)に無実を信じてもらえず、南極にある脱獄不可能の刑務所へ。ところが、一足先に投獄されていた、アンダー(未来都市の下に残った本当の地表)の天才少女ジェニアと出会い、ついに脱走の機会を得ます。転じてトリスタンのせいでアンダーに追放された元恋人モラは復讐心に燃えますが、アンダーのボス、バーカーとともにトリスタンとジェニアに協力することに?シールドの捜査官、タキは判事の裏切りに気づき、秘密組織クワイエタスの実像に一歩近づきます・・・
2004年02月13日
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村山早紀さんはむーちょより一つしか年上でないのに、空襲の話がよく出てきます。むーちょは他所でも書きましたが、母や先生から聞いた疎開の話、学校で見た原爆の映画などから「どうしてこういうものを見せていかないと戦争の怖さ、しちゃいけないんだなってことが伝わらないのかな」といつも疑問に思っているのですが、それはやはり受身側の考えで、小説として伝えていくことを仕事にされている方にはやはり使命というか、そういうのもあるのかな?と思います。特に村山さんの作品にはいつも「いのちは大事にしようね」とか「受け継がれていくいのち」といったテーマが流れていて、その中に歴史的なことや、妖怪変化や妖精、神様、戦争なども入ってくるのだろうなあと思うのです。さて、今回のお話ですが、おなじみ風早町を見下ろす山に住んでいる、やまんばの娘、由布(ゆう)ちゃんが、10年前に出かけたきり帰らないお父さんを探しに街に降りてくる、そこから始まります。まるでめぞん一刻みたいに個性的な人のあつまる下宿(元ホテル)での4ヶ月間の出来事を、山に残るお姉さんに充てた手紙で語ります。
2004年02月12日
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私の頭の片隅で「なんか、ちょっと、もう、近未来ものは食傷気味~」という声がするのだけれど、別の声が「あ、なにこれ?シリーズもの?面白そうじゃん、読んでみようっと!」なんて言うので、ついつい手が出てしまって・・・滅亡寸前の人類。地球上にたった35人?現状を変えようと旅に出たジョニーでしたが、辺境の星、地球に資源掘削にやってきた大きなサイクロ人で、野心満々の男タールにつかまって飼われることになってしまいます。知性ある地球人としての誇りをかけて、復讐に燃えるジョニー。何巻まであるのかな?5巻かな?なかなか面白いです。あれれれ、シリーズもので途中なのがいくつかあるよ、どれも最後までちゃんと読みたいな。
2004年02月11日
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たとえば、活字で、何かとてもあたたかな詩に出会ったとき、ほんの数ヶ月前まで、その作品が星野富弘さんのものなのか、あいだみつをさんのものなのか、金子みすヾさんのものなのか、区別がつきませんでした。ことばの教室の親の会で、先生が選んだキャッチフレーズが金子みすヾさんのものなのは知っていました。それでなんとなく、今年のカレンダーは金子みすヾさんのものにしました。どこで見たのか、あいだみつをさんの文字が脳裏に焼きつきました。そして、先日移動図書館の棚を見ていたら、この本が「借りてみない?」って呼びかけていたようで・・・こうして優しくてあたたかな詩、それぞれがどなたのものなのか、少しわかるようになったかな?さて、星野富弘さんの詩画。花がとてもきれいで、詩が優しかったり、悲しかったり、ちょっと吹き出したり。どんどん次が見たくなる、これ、欲張りでしょうか?
2004年02月10日
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根底に流れるのは「悲しみ」。町の歴史、空襲、戦争に引き裂かれた恋人たち。その上には「やさしさ」「思い出」「美しいものを大切に思う心」「おかえりなさいの言葉」。村山作品でおなじみの風早町でおこった盗難事件と宝物のうわさを中心に、元気いっぱいの夢見る少女、弥子が大活躍。森友典子さんの絵もかわいくて大好き!
2004年02月09日
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とても読みやすい、体のエッセイ。髪、顔、オデコ、舌、腸、手のひら、などなど、細部にわたって著者の面白体験やミニ知識が書かれています。コラムはページの色がピンクからサーモンピンク、オレンジ・・・と色が変わって行き、本を横から見ると虹色に見えるという楽しいオマケ(?)つき♪
2004年02月08日
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前著「しょうがい児の母親もバリアフリー」で働く母に焦点を当てていた著者ですが、今回はしょうがい者自身にスポットを当て、自立していくには実は親や介助者はネックになるの?というところを取材しています。特にお金の絡む介助者との上下関係では、施設やCILそれぞれの考え方もいろいろで、「難しいんだなあ~」と考えさせられます。
2004年02月07日
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太一のともだちのお兄ちゃんがすごい方向音痴で漢字も苦手と聞いて、スーパー方向音痴ユメコも多分漢字で苦労するだろうなあと思い、なんだかこの本に手が伸びてしまいました。ディスレクシア(LD)の子供達を取材し、挫折を繰り返しながらも絶えず出口を求めて頑張っている、そんな様子に理解の大切さを感じます。
2004年02月06日
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北方の島から生まれ故郷に帰ってきた王位を継ぐはずの少年。彼を主人公にした小説に行き詰まった小説家の父親が旅に出ている間に、息子である「ぼく」が小説の中に入ってしまい・・・そして陰謀に巻き込まれ、冒険をし、伝説の石を手に入れる。とても面白いです。でも・・・登場人物の名前が難しいよ~(それで挫折した小説がいくつか・・・)さすがに主人公や周囲の登場人物は名前が短くて覚えやすいけど、ドルチュ=フォンチャイン伯とかネウィンド・ミルダインだとか、マンステアン・ワイン(これはワイン)、クリーヌ・クルラン(これは地名)、ヴァイレイ・クライヴァシアン小伯(小伯ってなんて読むの~?)とかもう、難しいので、それで読むのに時間がかかっちゃいました。とほほ
2004年02月05日
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髙木のぶ子さんの本ははじめてです。日本と文化も宗教も歴史も違うナポリで出会ったナポリに染まった老女の弟子である主人公の女性と、カストラートの生まれ変わりを信じるハーフの男性。主人公の不倫相手も巻き込んで、不思議な人間模様が描かれています。明るい、危ない、騒がしいといった、ナポリのイメージに、もうひとつ別のイメージが追加されました。
2004年02月04日
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悪役が主役のお話は、最初とまどいます。先日アニメ放送が開始された「かいけつゾロリ」も、ゾロリが「いたずらの天才」と言いながら、結構善人(善キツネ?)で、いつのまにか人助けをしてしまう、という「型」を知らないでいきなり見たら「え~、なんて悪い奴なんだ?」ってびっくりしちゃう。さて、アルテミス・ファウルというのは、天才少年の名前です。コンピューターであれこれ調べるのが大好き。悪事で稼いだお金で豪華な暮らしをしているのですが、ちょっと孤独なんです。友達ナシ。用心棒のバトラーだけが、彼のことを心配し、とことん守ってくれます。前作で、妖精を誘拐して身代金をまんまと奪ったアルテミス・ファウル。物語の精密さのわりに、あまり面白いと感じなかったのは、やはり「主人公が悪人」だったということでしょうか?さて、今回は(続きが出てるなんて知らなかった~)、父親を誘拐されたアルテミス・ファウルが犯人一味を探し出し、父親救出へと知恵を絞ります。また、前回誘拐された、妖精の地底警察偵察隊大尉ホリー・ショートはゴブリンのギャング団に知恵をつけ、武器を密輸する人間と、手引きする裏切り者を探します。そして妖精はアルテミスの、アルテミスは妖精の力を借りて、お互いの事件を解決しようと、初の妖精(ピープル)&人間(マッド・ピープル)の協力体制ができあがりました。さて、ロシアの北の果てでの救出劇はいかに?
2004年02月03日
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ぎゃひ~、なんだこりゃ、おっもしれえ~!図書館でよく見かけてはいたのだけれど、借りたのは初めて。太一がクッククック笑いながら読んでいたので、「へ~、面白いのかなあ~?」と思ってユメコといっしょに読んでみたら・・・あははは、ナンセンス!あとがきに「いたくて、つらくて、かなしくて、さみしくって・・・こんなとき」この本を読むようにって書いてあります。むむ、本当に効きそう!
2004年02月02日
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人はこんなに強く、優しくなれるものだろうか?とにかく、それをひしひしと感じました。太一が生まれて、退院した日の夜、松本サリン事件が起こりました。現場近くに住む男性が間違えて毒ガスを発生させたらしいというニュースに、なんの疑問も抱かず「そうなんだ~、こわいね~」と思っていました。しかしそれは冤罪。地下鉄サリン事件が起こって捜査がオウム真理教へと向かうまで自らの後遺症と闘い、奥さんの看病と無実の訴えを続けていた、河野さんの手記は、怒りに満ちていてもおかしくないはずなのに、淡々と、とても優しく、愛に満ちているのでした。
2004年02月01日
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