2004年05月22日
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トラックバックは、以前から私がほしいなあと漠然と考えていたものが実現されたようなもので、私にとっては非常にうれしい機能です。

私は「源氏物語の世界 再編集版」というサイトもやっているのですが、その今後の課題の中に、「閲覧者による書き込みができるようにする。」という課題を挙げています。「第二サイト限定になりますが、閲覧者が、任意の章・段落・行・注釈に対してコメントを書き込みできるようにしたいと考えています。各表の右端にコメント欄を設け、そこにHTMLでコメントを書き込めるようにするのです。関連ページへのリンクや意見などを書き込んでもらえたらいいなと思っています。」と書いていますが、これにうってつけなのがまさにトラックバックなのです。

このとき考えていたのは、私の好きな源氏物語関係のサイト「源氏の部屋」の記事との相互リンク。
「源氏の部屋」には源氏物語のさまざまな場面について、写真入でわかりやすく整理したレポートがあったり、妄想モード訳という独創的な現代語訳があったりして、非常に楽しめます。
このときは、これらの「源氏の部屋」の個別の記事と、「源氏物語の世界 再編集版」の中の対応個所(行や段落)の間で相互リンクしたいと考えていました。しかし、相互リンクするといっても、自分で管理している「源氏物語の世界 再編集版」にリンクを追加することはできても、「源氏の部屋」から「源氏物語の世界 再編集版」へリンクしてもらうには、「源氏の部屋」を管理する小池笑芭さんにお願いして相互リンクしてもらうしかありません。
私は、源氏物語を愛する気持ちは小池笑芭さんの方が私よりずっと強いだろう、とすると、源氏物語を鑑賞する上で役立つことなら賛同してもらえるかもしれない、そう考えて、個別のページ同士の相互リンクをお願いしたことがあります。忙しいので体力的に無理だと言ってくるかもしれないとは思っていましたが、それは私だって同じこと。ゆっくりやればよい、と、そう考えていました。
ところが、笑芭さんの回答は、私にとって意外なものでした。
曰く、「渋谷先生が校訂された本文とうちのサイトの記事をリンクさせるということに対しましては、非常に強い違和感を私は覚えるのです。」という回答だったのです。その理由は、「他の方が校訂された本文と 渋谷先生が校訂された本文を「だいたい同じような内容について語っている箇所だから」ということだけで安易にリンクさせてしまうというのは、どちらの校訂者の方に対しましても 失礼な行為ではないか……と、私は思うのです。」とのことでした。
http://f2.aaacafe.ne.jp/~mikura/tree99.html#4950



しかし、第三者でも、引用の権利は著作権法上認められています。あくまで、引用者の記述が主で引用した部分の記述が従である必要がありますが、そのような正しい形で引用するなら、感銘を受けた複数の記事を引用した新たな記事を第三者が書くことはできます。そして、そのように書かれた記事であれば、感銘を受けた記事との間で相互リンクすることに問題は無いはずです。そして、この相互リンクを支援する仕掛けがトラックバックだと考えます。引用だと、これまでは、引用する側から引用される側への一方的なリンクになりがちでしたが、トラックバックを利用することによって、簡単に相互リンクになります。この結果、第三者が感銘を受けた複数の記事の間を、第三者が書いた新たな記事を仲立ちにして、間接的に相互リンクした効果も持てます。

これは、これまでに無かった、新しい引用の形とも言えそうです。



私は、このトラックバックは、blogサイトの枠を越えて、一般のWebの世界にも進出してこないかと期待しています。 いや、いずれ、近いうちにそうなることを信じています。

そして、今、私は、一般のWebサイトのひとつ、「源氏物語の世界 再編集版」にトラックバックの受信機能を持ち込みたいと考えています。
誰かが、源氏物語の一節を引用して記事を書いて、そのことをトラックバックとして再編集版宛てに送信してくれたら、再編集版からも、その記事をリンクして、相互リンクされるようにしたいと考えるからです。

現在、再編集版では、個別の行単位、あるいは注釈単位にリンクできるよう、アンカーを付けてあります。
そこで、以下のようなCGIを作ることで、トラックバックの受信機能は付加できそうです。
(1)引用した行のURLを指定したトラックバックを受信したら、そのURLの指すページのトラックバック一覧と再編集版全体のトラックバック一覧にトラックバック送信元ページへのリンクを追加する。
(2)各行の右端には、あらかじめリンク欄を設けておき、受信したトラックバックに指定されたURLが指す行のリンク欄に、そのページのトラックバック一覧の該当エントリへのリンクを追加する。
(3)再編集版の各ページは静的なhtmlファイルで書いてありますが、そこに動的にトラックバック一覧を追加する方法としては、クライアントサイドJavaScriptを使うことを考えています。JavaScriptなら<scrips src="xxxx.js">という形で別ファイルのJavaScriptをインクルードできるからです。この場合、トラックバック受信CGIでは、xxxx.htmlへのトラックバック一覧を表示する処理をxxxx.jsに出力するようにすれば、実現できそうです。

この再編集版の場合、その性格上、トラックバックの送信は必ずしも必要ありません。私は再編集版のサイトを管理していますが、渋谷教授が書いたコンテンツを再編集して転載しているだけで、私の書いたコンテンツはトップページなどの一部に限られているからです。トラックバックの送信は引用の一形態、引用はオリジナルなコンテンツの一部として行うのが前提ですが、オリジナルなコンテンツなら、この楽天広場の日記に書いて、トップページからリンクすることで対応できるからです。



今回は、とりあえず、新たにサポートされた楽天広場のトラックバックがどのようなものか、使って試してみたいと思います。


また、現在、まだトラックバックの受信機能を持っていないページの代表として「源氏物語の世界 再編集版」と「KNOPPIX実験室」のトップページにも
トラックバックを送信してみます。(再編集版はフレームを使っていて少々特殊なので、標準的なKNOPPIX実験室を加えました。

本当は、もうひとつ、源氏物語の世界 再編集版 第二サイトのPHPページにもトラックバックを送信して、どんな情報が送られてくるのか調べてみたかったのですが、準備が間に合わないので、これは、次の機会に回すことにします。

それでは実験です。今からアップします。




(更新1)
実験結果です。トラックバックを送信しても送信元には何も残らないようですね。




まったりE2K2さんの日記ページに自動作成されたトラックバックへのリンク






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最終更新日  2004年05月22日 12時48分48秒
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