Apr 12, 2011
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「準備をしますからお待ちください。」と言われ、受付前で待った。
その間に母に再度、電話した。母に電話するたびに、張り詰めていたものが緩み号泣した。
「父と車で向かっているから」だと。父も一緒に来るとのことだった。

とてつもなく、長い時間だった。
その間にわんこがやってきた。救急病院だから、救急かもしれないけど、
元気そう。見ていられるわけがなかった。

そして、箱に入れられたももこが出てきた。
倒れた時に、いつもの姿勢の、右側を下にした状態で倒れ、
同じ姿勢でマッサージを受けたので、「きれいにしました」と言われて、

しっくりこない向きを向いていて残念だった。ももこも落ち着かなかったはず。

会計の時、アニコム使えますか、と冷静に聞いてしまう自分が不思議だった。
でもそうでもしていないと、やっていられなかった。
長くて、長くて、長い病院だった。

帰りのタクシーは早かった。行きの抜け道はなんだったの?
あれさえもっと早ければ。そう思ったりした。
でも、肺水腫は、たとえ病院で吐かれても、措置は非常に難しい、と言われた。
そう聞いたから納得するしかなかった。ひたすら自分を納得させた。

マンションではだれにも会わずに部屋まで行けた。
エレベータの中や、廊下や、血の跡が見えた。拭かねばと思った。
でも、これもももこがいた証。申し訳ないけど、しばらくこのままにさせて、


部屋に入ると、リビングの床は、血水だらけ。もう乾いている。
ももこが最期に座っていた場所にも一滴。ここで自分で吐いたのか、
運ぶ時に垂れたのか、わからない。わかりたいけどわからない。

ももこをリビングの真ん中に置き、蓄冷剤をタオルで巻いて、おなかと背中に添えた。
旦那が初めて、大声で号泣した。私以上の号泣だった。





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Last updated  Apr 15, 2011 12:44:03 AM


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