Monkung Factory for ThinkPad

※不動ジャンクなT410。（cyclehit_unさんの画像を使わせていただきました）

　電源が入らない原因としてどんなことが予想されるだろうか。

　まず、チェックしたいのは、キーボードユニット。T410のキーボードには電源ボタンがついているが、これが不良ってことがけっこうある。

　次にチェックしたいのは、バッテリを外したり、C-MOSバックアップ電池を外して起動させることができるかどうかということだ。

　でも、LEDすら点灯しない状態だったので、通電していないという可能性もある。これは分解してシスボ上のチップヒューズをチェックするしかない。しかし、原因がチップヒューズの溶断でないとするとさらにやっかいだ。チップコンデンサーかMOSFETの場合、素人にはほぼお手上げとなる。


※T410の電源ボタン。ここが「不良」ってことが多いのだが、今回のキーボードユニットは、別のT410に取り付けるとしっかり動作したことから、別の原因ということになる。


　分解してシスボを取り出すと、この不動の原因が判明した。コーヒーだろうか？何かが浸水した痕が右手前eSATAスロット付近に見られ、チップの腐食が進んでいる。これはさすがに修復できないだろう。



　ということで、このT410はパーツ取りする運命に…。

　・液晶ユニットを含む上半身
　・キーボードベゼル(FRU P/N：60Y4955)
　・キーボードユニット
　・スリムDVDドライブ(FRU P/N：45N7485)
　・HDDマウンタ
　・HDDドア(FRU P/N：75Y4510)
　・無線LANカード「Intel Centrino Wireless-N1000」(FRU P/N：60Y3203)
　・CPU「Core i5 / 520M」(FRU P/N：63Y1513)
　・メモリスロットカバー(FRU P/N：75Y4509)


※復活することはできなかったので、パーツ取りすることにした、T410。

　別途、T410のシスボを手に入れて、復活をめざすことにする。