Monkung Factory for ThinkPad

　Core2Duoの姉妹品ということで、当然ながらCore2Duoに換装することが可能なはずなので、今回SL410を、手元にあったT7700に換装してベンチマークをとってみることにした。




　CeleronDualCore/T3500、Core2Duo/T7700ともに、FSB：800MHz、socketPのCPU。大きな違いと言えば、2ndCacheが1MB(T3500)と4MB(T7700)と４倍違うことと、Coreのプロセスルールの違い。T3500はpenryn(45nm)、T7700はMerom(65nm)で、後発のT3500の方が消費電力や発熱が抑えられると考えられる。

■T7700(4M Cache, 2.40 GHz, 800 MHz FSB)
http://www.cpu-world.com/sspec/SL/SLA43.html

■T3500(1M Cache, 2.10 GHz, 800 MHz FSB)
http://www.cpu-world.com/sspec/SL/SLGJV.html

■CeleronDualCoreとはどんなCPUなのか？（CPUWorld)
http://www.cpu-world.com/CPUs/Celeron_Dual-Core/index.html

Intel Celeron Dual-Core processor family is the latest generation of Celeron-branded budget microprocessors. The family was introduced in January 2008, and currently consists of 7 desktop and 9 mobile microprocessors. The Celeron Dual-core family is based on Core microarchitecture, and includes all basic Core features:

　・32 KB instruction and 32 KB data cache per core;
　・Level 2 cache shared between two cores.
　・Support for SSE3 and Supplemental SSE3 instructions.
　・Improvements in Core micro-architecture allow the CPU to execute up to
one 128-bit SSE instruction each clock cycle.
　・Intel 64 technology, formerly known as Extended Memory 64 Technology, or EM64T.
　・Disable bit feature. When supported by operating system,
　・this feature prevents system infection by certain group of viruses and
malicious programs.
　・Desktop Celeron E3xxx processors, based on newer Wolfdale core, feature Virtualization technology.

Dual-core Celerons include the same power-saving features as other Core-based desktop microprocessors: Extended HALT and Extended Stop Grant modes, and enhanced SpeedStep technology. Performance of
Celeron dual-core processors is lower than performance of mid-class Pentium Dual-Core, or high performance Core 2 Duo families, but it's sufficient for many basic office tasks like word processing, browsing, and e-mail.

"Dual-Core" part of the "Celeron Dual-Core" family name was eventually dropped, and the family is currently branded as "Celeron". Mobile Celeron dual-core processors are currently branded as "Mobile
Celeron".

　インテルCeleronデュアルコア・プロセッサー・ファミリーは、最新世代のCeleronブランドのマイクロプロセッサーです。このファミリは2008年1月に導入され、現在7台のデスクトップと9台のモバイルマイクロプロセッサで構成されています。
　Celeronデュアルコア・ファミリは、コア・マイクロアーキテクチャに基づいており、基本的なコア機能をすべて備えています。

　・コアごとに32 KBの命令と32 KBのデータキャッシュ。
　・2つのコア間で共有されるレベル2キャッシュ
　・SSE3および補足SSE3命令のサポート。コアマイクロアーキテクチャーの改善により、CPUは各クロックサイクルで最大128ビットのSSE命令を実行できます。
　・拡張メモリ64テクノロジ、またはEM64Tとも呼ばれていたIntel 64テクノロジ
　・ビット機能を無効にする。オペレーティングシステムでサポートされている場合、この機能により、特定のグループのウイルスや悪意のあるプログラムによるシステムの感染を防止します。
　・デスクトップCeleron E3xxxプロセッサは、新しいWolfdaleコアに基づいており、仮想化技術を備えています。

　デュアルコアCeleronには、拡張HALTモードと拡張ストップグラントモード、および強化されたSpeedStepテクノロジなど、他のコアベースのデスクトップマイクロプロセッサと同じ省電力機能が搭載されています。
　Celeronデュアルコアプロセッサのパフォーマンスは、中規模のPentiumデュアルコア、または高性能のCore 2 Duoファミリのパフォーマンスよりも低くなりますが、ワードプロセッシング、ブラウジング、電子メールなどの多くの基本的なオフィスタスクで十分です。

　「Celeron Dual-Core」ファミリの「デュアルコア」の一部が最終的に削除され、そのファミリは現在「Celeron」としてブランド化されています。モバイルCeleronデュアルコアプロセッサは、現在、「モバイルCeleron」としてブランド化されています。(Google翻訳より)

　さて、SL410のCPU換装は実に簡単で、底面のふたを一つ外し、CPUファンの６つのネジを外すことで可能になる。


※SL410の底のふたを外すと…。CPU、memory、hddにアクセスできる。


※CPUファンを外したところ。左側がCPU。マイナスドライバで簡単に外せる。


　CrystalMarkによるT3500とT7700の比較は以下の通り。なんと、T3500の方が総合的にいい結果になっている。これは…。



　どうも納得できない。T7700の方が、動作クロックも速いので、少しはよい成績になると思ったのに…。(T3500は2.10GHz、T7700は2.40GHz)

http://cpuboss.com/cpus/Intel-Core2-Duo-T7700-vs-Intel-Celeron-T3500


※CPUBOSSより抜粋。

　明らかに、T7700の方がよい成績となっている。まあこれを見る限り、CPUをCore2Duoに換装する価値はある。

　Meromコア(FSB：800MHz)のCore2Duoはかなり安く手に入るようになってきている。CeleronDualCoreが載せられているR400/500やSL400/500、SL410/510などは、Core2Duoに換装するのがお薦めといえるだろう。

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