舞台版では、第1幕と休憩を挟んで第2幕に分かれています。
既に劇団四季<海>公演を何度も鑑賞された方の感想だと、高井ファントムが最高との声が多かったので、私の鑑賞時も高井治氏のファントムを鑑賞できて幸運だったのかもしれません。
私が鑑賞した週からラウル役が石丸幹二さんから交代されたようです。( ノД`)シクシク…石丸さんのラウルが観たかったかな・・・
わ!、内海さん、ごめんなさい *o_ _)o・・あなたも素敵でしたよ~
クリスティーヌ役は3人キャストが予定されていますが、今回の佐渡さんの「オペラ座の怪人」は、しばらくブランク後の復活のようですね。
全体的な大まかな感想というと、映画版よりもストーリーが浅利さん風というか、よりわかりやすいセリフ回しになっています。
映画版では、どちらともとれるセリフ、(というか、訳す人による解釈の仕方が分かれるのは仕方がないことですが)がありましたが。
浅利風は、ファントムの感情の変化も、映画版でわかりにくかったクリスティーヌの感情の変化も浅利的解釈で一貫していたので、迷うことはありませんでした。
ポイントとなる原因と結果、こうしたから、こうなった的なわかりやすい脚本ですね。
内容的に一番感じたのは、3人の主役の中ではラウルの陰が薄い?、というか、クリスティヌだけを一心に思い、捨て身で彼女を救おうとするところは同じでも、映画版のように白馬の王子様とうスポットはあたっていなくて、ファントムと格闘して勝つというシーンも入れてないのですね。
ちなみに、「宝塚宙組」の「ファントム」もラウルは添え物状態・・・ということです。宝塚の場合はタイトルが「ファントム」なので、もちろんファントムが主役ですものね。
わたし的には、白馬の王子様だった映画版のラウルの方がすきです(*'ー'*)ふふっ♪
で、結論、あなたは、 ファントム派?ラウル派?
と聞かれても、白馬の王子のラウルはは好きだけど、相変わらず 「ファントム派」
でございます♪
ラストシーンは映画版よりもこちらのほうがかっこよかったです!!
(マジシャン・・・・みたい♪)
終始悲しい運命に歪まざるを得なかったファントムの悲しさがストレートに表現されていました。
そういえば、映画版のマダム・ジリーがファントムの事を「ジーニァスであり、マジシャン」なのですと言ってましたね~思い出したわ~~♪
冒頭カルロッタ役の種子島美樹さんの歌い方がどうなのかな、映画版のように耳障りな歌い方をわざとするのかなっと興味津々でそのシーンを待ってました(笑)
でも、きっと誇張した表現はしていたのでしょうが、とってもうまいし(笑)過去の栄光カルロッタ・・・っという印象は受けませんでした。
な~んだうまいじゃん。(なんって・・なにを期待してるんだかワタシ(笑)・・)
素敵でしたよ、円熟した歌声♪
でも、クリスティーヌ役の佐渡寧子さんの強弱のはっきりした歯切れの良い歌声は、エミー・ロッサムの安定した優等生的なソプラノよりも、さすが深いなと思わせてくれました。
ま、お好みによるのでしょうが、若さの表現と人生経験の豊富さの表現の違いかな・・・
エミー・ロッサムがオペラ歌手であるのに対し四季版はやはり演技も織り交ぜた舞台ミュージカルの違いかなとも思いました。
エミー・ロッサムの歌声は「平野を流れるような小川のせせらぎ」
佐渡寧子さんの歌声は「山からわき出る地層の水が岩石をよけながら川へと合流して行く川の流れ」
日本語で聞くせいもあるのでしょうね、言葉の強弱にメリハリが感じられました。
なんっと言っても、生オケが映画とは違った良さを味あわせてくれましたよ~
一番気になって観ていたのが、鏡から導かれて初めてファントムの迷宮へ向かうシーン、
まってました「オーヴァチュア」が流れ階段を下り、 地下の湖に船をこぎ出しながら、湖面からキャンドルがせり出す幻想的な風景のなか、二人が歌いながらファントムの部屋に向かうところです。
エミー・ロッサムはいとも簡単に最後の高音部まで危なげなく堪能させてくれましたが、佐渡さんの場合はどうなんだろう・・・
「♪ 歌え!私のために
」
「♪あ~~あ、あ~~あ、あ~~あ、あ~~あ~~~~」
「♪あ~~あ、あ~~あ、あ~~あ、あ~~あ~~~~」
「♪あ~~あ、あ~~あ、あ~~あ、あ~~あ~~~~」
「♪ 歌え!エンジェル・オブ・ミュージック 」
「♪ 歌え!私のために
」
( 次だ!!次次・・・っと私の心の叫び・・・ドキドキドキ。。。)
「♪ あ~~~~~~~~~~ 」
す、すごい
、、、
これは、声というより、高周波!♪人間の声とは思えないほどの体を突き抜けるような声でした。
前回のレビューで書いた映画版にあって、四季(海)版にないシーンの訂正をします。
以下、観たくない方のために文字を伏せ字にします
<映画>
1.白馬にまたがってダーエ家の墓に向かってファントムト格闘するラウルのシーン
2.ファントムの産まれた生い立ちをマダム・ジリーが語る、見せ物小屋のシーン
3.さらわれたクリスティーヌを奪還すべく地下に向かったラウルが迷宮の罠にはまって水没するシーン
4.最後の「さるの張り子のオルゴール」が墓に供えられるシーン
<四季(海)>
1.ドンファンの勝利の練習風景
~おしまい~
オペラ座の怪人(日本語キャスト)
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