監督は、「リメンバランス/記憶の高速スキャン」でLA批評家協会賞 / 第20回(1994年)のインディペンデント/エクスペリメンタル賞を受賞した、ジョン・メイバリー。
主演は、「戦場のピアニスト」でアカデミー賞 / 第75回(2003年) の主演男優賞を受賞し、昨年は「キング・コング」で大変話題となったエイドリアン・ブロディ。
同じく主演のキーラ・ナイトレイは、私もその正当派の美しさに魅了された「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」で大ブレイクし、昨年は、モデルから賞金稼ぎへと転進した実在の人物を演じた「 ドミノ 」を演じたかと思えば「 プライドと偏見 」などのコスプレの古典作品でも好演し、ますます演技の幅を広げています。今回も母を亡くしバーでウエイトレスをして荒んだ生活をしていたジャッキーから転じて、ある運命の出会いによって別の人生を手に入れたジャッキーを演じ分けています。キーラは父に俳優、母に脚本家を持つといういわば映画の世界に進むべき恵まれた過程に育っています。今年のアカデミ賞では主演女優賞を逃しましたが、レッドカーペットの時に車を降りてからディオールのリップグロスを無造作にきゅきゅと塗っていた姿は、まだまだ今時の二十歳そこそこの女の子だなっと思えるシーンも見れました。これから可能性がいっぱいある楽しみな女優さんですね。
ジャックを矯正しようとするアルペングローブ病院の医師ベッカーには、「スター誕生」でゴールデン・グローブ 賞/ 第34回(1976年)の主演男優賞を受賞したクリス・クリストファーソン。そう言えば、「ブレイド」のウィスラーですね!。そして「夢駆ける馬ドリーマー」でダコタのおじいちゃん役やってます。
ジャックと絡んでくる精神病院の患者ルーディを演じるダニエル・クレイグは「トゥームレイダー」や「ロード・トゥ・パーディション」に出演し、「ミュンヘン」での好演の後、6代目ジェームズ・ボンド役に決定しているそうです。
こうみると、いろんな意味で演技派なそうそうたるメンバーがそろっています。
ただ、ちょっと文句を言わせてもらえば、ジャックを助けようとする女医ロレンソンを演じるジェニファー・ジェイソン・リーは1992年よりも14年後の2007年のほうがむしろ若く見えるのはわたしだけかしら・・・。14年も経つと女の人はかなりお肌とか、、変るのにね~~。。。
当初、話の流れをつかもうと必死になって集中力が途切れないように頑張って観ていたので、結構疲れたのですが、主演がエイドリアン・ブロディとあって、「 キング・コング 」の時のジャパンプレミアで超至近距離で観ることが出来た縁もあってか、途中であきらめずにストーリーについて行くことが出来ました。キーラ演じるジャッキーと出会うあたりから徐々にストーリーが見えてきて面白くなっていました。
ジャッキーがジャックの話を調べたとはいえ、どうしてジャックの話を信用し、理解できたのかとか、母ジーンが手紙ひとつでジャックの話を信用して簡単にドラッグをやめられたのかなどの、つっこみどころや多少心理描写の荒さが目立つ脚本ではありましたが、結論から言えば意外に面白かったです。いろいろ難しいことを考えずにストーリーを素直に受け入ればなかなか楽しめます。
アメリカではかなり評価が低かったように思いますし、閉所恐怖症の方には耐えられないシーンが中心なので、賛否両論ありまくりかと思います。
似たようなタイムパラドックスを扱った映画で印象深いのは、デミ・ムーアの若き恋人という修飾語がないとあまり知られてなかったアシュトン・カッチャーがこの作品で一躍若手のトップスターに肩を並べる出世作となった「 バタフライ・エフェクト
」。
アシュトン・カッチャーは2003年のラジー賞でワースト主演男優賞にもノミネートされてますね。「バタフライ~」でも彼の演技というよりは、脚本の良さが話題になった感が大きいですが・・・
「 バタフライ・エフェクト 」と比べちゃうとちょっと見劣りする感はありながらも、なんっと言ってもエイドリアン・ブロディとキーラ・ナイトレイの主演人の好演に助けられてラストシーンでは面白かったジャン!という感じでした。どちらかと言うとこちらのほうが私好みです。
ラストを明かしてしまうと楽しみが半減しますので、レビューを書かれる方はなるべくネタばれ避けてくださいね~
~おしまい~
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