「 世界最速のインディアン/THE WORLD'S FASTEST INDIAN (2007) 」
バート・マンロー氏の世界最速への夢の実話に基づいた映画
ネイティブ・アメリカンの人々のように自由に"鉄の馬"を走らせたいという願いで名付けられた「インディアン」
その「インディアン」に乗った63歳のマンロー氏が作った、1967年1000cc以下のクラスで世界最速記録は、未だに破られていません・・・
撮影にも使われた1920年型「インディアン・スカウト」は、今では約2、000万円という値が付いています。
監督は、ラジー賞のワースト作品賞、ワースト脚本賞を受賞した、「 カクテル(1988) 」を監督し、ワースト監督賞にもノミネートされたロジャー・ドナルドソン。この作品では、主演のトム・クルーズもワースト主演男優賞にノミネートされています。
1971年にバート・マンローの生き様に魅せられドキュメンタリー「Offerings to the God of Speed」をTV放送で発表しましたが、それに満足せず、あくまでも実話に忠実に描くことにこだわりつつ満を持して映画化が実現したそうです。
主演は、「羊たちの沈黙(1990) 」でアカデミー賞主演男優賞を受賞した、アンソニー・ホプキンス。
Story : ニュージーランド南端の町、インバカーギルで、バートは40年以上も前に買ったバイクを自分の手で改造、ひたすら速く走ることに人生を捧げてきた。夢は世界最速を目指すライダーの聖地、アメリカ、ユタ州のボンヌヴィルで世界記録に挑戦すること。速度計さえついていないそのバイクが一体何キロ出せるのか、どうしても知りたいが、わずかな年金で暮らすバートには渡米など夢のような話だった。しかし60歳を過ぎ、身体にもガタがきていることを実感すると、このまま夢で終わらせてはならないと一念発起。貨物船に乗り込み海路アメリカユタ州ボンヌヴィルを目指す。
[ 2007年2月公開 ]
ー 作品情報より ー
ロード・ムービーって、決して派手さはないですが、心にしみる作品が多いように思います。
この作品は、人生を夢に託した実在の人物が、年金生活となり体のの限界を感じたとき、夢を叶えるためにはもう時間がないと一念発起して、遙か地球の裏側のニュージーランドからアメリカまでやってきていろいろな人々の人情にふれ、助けを借りながら、困難を乗り越えレースに出場する物語です。
どこまでも押しが強く底抜けに明るくて、手作りの改造インディアンのエンジンを全開にして走りたいという・・・だたそれだけが夢だった。骨董品と笑われた、パラシュートや消化器もついてない、スピード・メーターすらついていない、彼の改造インディアンは、極限まで余分な装備を廃して不可能を可能に・・・・
年金生活の中で、ニュージーランドから地球の裏側にあるユタ州のボンヌヴィルまで家を抵当に入れてまで、はるばるたどり着くまでのロード・ムービーが心温まる人の温もりによって、現代の世知辛い世の中で観る側も人の人情を懐かしみたくなり、ほのぼのとさせてくれる一本でした。
変人奇人な役柄ばかりが評価されて来たアンソニー・ホプキンスが、思わず応援したくなる魅力的なじいさん像を好演しています。
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~おしまい~
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