「パフューム ある人殺しの物語/Perfume The Story of a Murder (2007) 」
スピルバーグ、スコセッシが奪い合った、史上最もセンセーショナルな結末を持つ禁断のベストセラー
世界45カ国、累計1500万部にも及ぶ最大級のヒットを記録した小説「パフューム」
ベルリンフィルの壮大な音楽をBGMに使っています。
原作は、 パトリック・ジュースキント 『 香水 ある人殺しの物語 』 (文藝春秋刊)
監督は、ドイツ映画の「ラン・ローラ・ラン(1998)」のトム・ティクヴァ。
主演は、「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男(2005)」でキース・リチャーズを演じたベン・ウィショー 。
Story : 18世紀、パリの魚市場で産み落とされたグルヌイユは驚異的な嗅覚を持っていた。青年に成長したある日、赤毛の少女が発する至福の香りに出会うが、夢中になるあまり彼女を殺してしまう。死と共に香りも消えてしまうことを知った彼は、香りを永遠にとどめておく方法を探るため調香師に弟子入りし、さらなる技を求めて職人の街グラースへ向かう。途中、自分自身に体臭がないことに気づき衝撃を受けるが、やがて運命の香りと再会する。
[ 2007年3月3日公開 ]
ー goo映画より ー
不思議な映画です。
ただ純粋に究極の香水を求め続けたジャン=バティスト・グルヌイユ の物語。
犯人探しの過程を追うスリラーやサスペンスでもなければ、ホラーでもなく、ただ淡々と彼にまつわる人々が次々に死んで行く。
ある人は暴漢に襲われ、ある人は酔って転げ落ちて、ある人は満足感に浸りながら・・・・。
一歩間違えば、後世まで語り継がる偉人伝、もしくは宗教の教祖にまでなりかねない、そしてもしかして古来からの宗教も事実はこんな物語から始まったのではないかと思ったりする、いわば寓話的な物語です。
これが殺人でなく人助けだったら、間違いなく偉人伝になったでしょうし、作ったものが劇的に人々の役に立つ物や救いとなるものであれば、もしかしたらキリストのように多数の信者を有する宗教となり得たかもしれませんね。そんなあり得ない奇跡を起こしてしまう過程が、殺人であり、無機質になんの罪の意識も欲もなく次々と美しい処女達をある目的のために犠牲にしていく、いわば連続殺人事件なのです。
彼にとっては処女を殺すことは、殺人ではなく収集に過ぎないのです・・・・・。
観る人を選ぶ作品かもしれませんね。
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~おしまい~
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