「 東京少年 (2008) 」 完成披露試写会
『東京少年』は、もともとはBS-iとBS-フジの共同製作番組『68 FILMS』で放送されていた『東京少女』シリーズ9作品の中の3本の映画化です。
監督は、TVドラマなどを手がけてきた平野俊一。 本格的な長編映画は本作が初となります。
主演は、「ALWAYS 続・三丁目の夕日(2007)」の堀北真希。
共演は、『リアル鬼ごっこ』の石田卓也 。
脚本は、「恋空(2007)」の渡邉睦月 。
プロデュースは、『恋する日曜日 私。恋した』以来再び丹羽多聞アンドリウ 。BS-iのプロデューサーで、150本のドラマや映画を手がけていて、過去に彼が手がけた作品はすべて黒字となっているそうです。
Story : 幼い頃に両親を亡くした“みなと”(堀北真希)は、祖母と一緒に穏やかに暮らしていた。
そんな彼女が唯一、心を許して本音を打ち明けられるのが、
文通相手の“ナイト”だった。
嬉しいことも悲しいことも、彼になら素直に語りかけられる。
みなとは今日も丘の上のポストに手紙を出しに行く。
だが、ナイトについては同い年の「男の子」ということ以外は何もわからなかった。
ある日、アルバイト先のコンビニで出会った浪人生のシュウ(石田卓也)に
ほのかな恋心を抱いたみなとは、ナイトへの手紙で「好きな人ができた」と告白する。
そしてむかえた初めてのデート。
二人の距離を縮めるかのように、シュウはみなとにカメラを向ける。親の後を継ぐために医学部を目指しながらも写真家になる夢を
あきらめきれないシュウをあたたかく見守り、
応援したいと思うみなとだったが、その直後に意識を失ってしまう。
次に目を覚ますと、シュウはなぜか別人のようによそよそしい態度になっていた。
みなとは以前からときどき記憶がなくなることがあった。やがて告げられた一方的な別れ。みなとはナイトに苦しい胸の内を書きつらねる。
しかし実は、ナイトこそがみなとの恋路を邪魔した犯人だった。
みなとに密かに好意を寄せていたナイトは、
嫉妬してシュウとの仲をこわそうとしていたのだ。
そうとは知らないみなとは、今こそ本気でナイトに会って話してみたいと願う。
手紙の住所を頼りにたどり着いた夜の廃校で、
鏡の中からふと自分を見つめる視線を感じるみなと。
その瞬間、もう一人の少年も同じ鏡の前に立っていた。
それはみなとであり、ナイト(堀北真希・二役)だった。
決して会えない二人。あまりに切なすぎるこの恋の行方は……?
「2008年2月2日公開 」ー 公式ブログ より ー
今年一番の寒さと、このところ毎日のように記録が更新される寒かった昨日、平野俊一監督、丹羽多聞アンドリウプロドューサー、主役の堀北真希と石田卓也が登壇予定の完成披露試写会に行って来ました。
適度な段差もあってシートがゆったりしててスクリーンの幅にあっていて細長いので、映画鑑賞するのに当たりはずれの席がない会場なので、直前に行ってもいつもならそれほど列は出来ないのに、さすが堀北真希ちゃん人気なのか、私が到着した30分前にはもうすでに長蛇の列が出来ていました。それにしても風がビュービュー吹いていて寒かったです。
司会はTBSの青木アナ。4人が登壇しました。

青木アナの質問に対して四人とも丁寧に答えていました。中には、せっかく舞台挨拶があってもコメントもなにも考えて来ていないような、ほんとに挨拶だけのために登壇している俳優もいる中( 「別に・・・」の人もいるくらいですから、気持ちよく挨拶してくれるだけましですけどね(笑)。)、この舞台挨拶は、来て良かったと思える良い時間でした。
特に堀北真希ちゃんは、この役柄にかけていた思いや難しかったシーンなどを頑張って一生懸命答えていて大変好感が持てました。
ドラマ『花ざかりの君たちへ ~イケメン♂パラダイス~』で既に女の子でありながら男子生徒になりすまして男子校に転入してくると言う男装の高校生役を既に経験していた経緯があってか?本作も女の子でありながら男としての別人格を持つと言う難しい役はかなりかっこよくこなしています。
ドラマの時は、なぜこれでばれない?のだろうかと思えるほど(笑)、男の子にはなりきれていませんでしたが、本作のナイト役はかなり男の子になりきれている感じがしました。プロデューサーの丹羽多聞アンドリウが語っていたように、TVドラマの役柄からステップアップして確実に進化していく将来の大物女優の姿が想像出来るオーラをまとってきたかのようです。
ストーリー全体の流れはいたってありふれた感があって、展開が読めまくりな感じですが、それぞれの登場人物ごとの視点からの出来事のシーンの交錯のさせ方が巧いなと思いました。
幼い頃から虐待を受けたり、生死を分けるほどの耐えられない肉体的、精神的苦痛を与えられたとき、人間にはその受け入れがたい事実を忘れて自分の人格が壊れるのを避けたり、または自己防衛本能があって、時々稀に潜在意識の欲求を満たすための別人格を創り出してしまう事があるようですが、真希ちゃん演じる主人公の藤木みなとは、その後者ですが、時々記憶が無くなるとしか自覚しておらず、みなとが作り出しているナイトと言う別人格の苦悩を核に描かれています。専門的観点から言えばつっこみどころなのでしょうけれど、ここは難しいことは抜きにファンタジーとして受け入れるとして。
登場人物はほとんど四人・・・・・・。
真希ちゃんの演技がほとんどという感じになってしまっているので、もう少し石田卓也演じる浪人生のシュウに役割のウエイトを持たせて欲しかった感がありますね。結局はシュウが頑張るんだけど、ちっともストーリーの中で生きていません。なさけない男という印象しか残らないのは、ストーリー上ちょっとイメージが違って入る気がしてならなかったです。
真希ちゃんの舞台挨拶が良かったので、おかげで映画も楽しめたので★一個サービスです。
真希ちゃんファンや中高生などのティーンムービーという感じですかね。
~ おしまい ~
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