森へ行こう(心とからだと子育てと)

森へ行こう(心とからだと子育てと)

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

まるごとで聴くあり… New! かめおか ゆみこさん

Comments

Profile

森の声

森の声

2016.10.06
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
昨日、シュタイナーのおもちゃや遊びに関する本を四冊ほど紹介させていただきましたが、今日はその内容についても少し書かせていただきます。

まず、
「おもちゃが育てる空想の翼」(シュタイナーの幼児教育)カーリン・ノイッシュ著

ですが、最初この本のタイトルを見た時、「おや?」と思いました。なぜなら、シュタイナー教育では、一般的に「おもちゃ」と呼ばれるものを重視していないはずだからです。

でも、目次を見て、そのことが理解できました。

目次は、

序章 遊びを通して子どもは生き方を学ぶ
想像力と遊び
  人形の移り変わり


第一章 毎日が夢心地 乳児
乳児の心を形作る環境
人とのふれあいと物の刺激

第二章  ものまね時代  1~2才
子は親のかがみ
アンナが絵を描く
おもちゃの色
おもちゃの材料
四大元素
*望ましい遊びとおもちゃ
第三章 言葉とリズム 3~4歳

子どもの分身としての人形
本物そっくりの人形
アンディが絵を描く
変身だ
お願いもう一度


これで半分ぐらいですが、全部紹介するとそれだけでいっぱいになってしまうので、このくらいにしておきます。

一般的には「おもちゃ」と聞くと、「おもちゃ屋さんで売っているおもちゃ」のことをイメージすると思いますが、この本で「子どもの空想の翼を広げる働きをするおもちゃ」として紹介されているのは、木の実や布といったような、おもちゃ屋さんでは売っていないものばかりです。

ですから、一般的な概念としての「おもちゃ」の素晴らしさが書いてあるのかなと思ってこの本を手に取ると、その期待を裏切られることになります。

第二章の「おもちゃの材料」の所では

プラスティックのおもちゃしか持っていない子にとっては、その環境自体が貧しいということになるのです。それだけではありません。プラスティックは、木やガラスや金属と違い、音色というものを持ちません。叩いても響くということがないのです。

と書いてあります。

レゴ・ブロックにも否定的なことが書いてあります。

シュタイナー教育での基本的な立場としては、子どもの命を育てるために必要なものは、そのもの自体が命の働きとつながったものである必要があるのです。

ですから、「機械によって作られたおもちゃ」は「子どもの育ちに必要なおもちゃ」としては認めていないのです。

シュタイナー教育的な価値観では、何十万円もする知育玩具よりも、野山に行ってタダで拾ってくることが出来るドングリや木の枝や木の実の方が「子どものおもちゃ」としては優れているということです。

ですから、この本を「おもちゃのことが書いてある」と思い込んで買った人は裏切られることになると思います。

なんでこんなタイトルにしたのでしょうか。

他の三冊で紹介されいるのは、自然と遊ぶ方法であったり、手作りをするものばかりです。

ただし、それらも単なる「物」としてではなく、「子どもと他の世界をつなぐもの」として扱われています。

その「他の世界」とは、「他の人」であったり、「物語」であったり、「自然」であったり、「見えない世界」であったりします。

そういう「他の世界と子どもをつなぐ働きをするもの」が、シュタイナー教育では「子どもの育ちに必要なおもちゃ」として考えられているのです。

それに対して、おもちゃ屋さんで売っているようなおもちゃは、子どもを「テレビの世界」や、「一人の世界」や、「人工的な狭い世界」に閉じ込めようとするばかりです。

そのため、そういうおもちゃでばかり遊んでいる子は、どうしても排他的な感覚が強くなってしまうのです。

ただ、だからといって、絶体そういうものに触れさせてはいけないということではありません。

幼い子どもは、本能的に「自分の育ちに必要なもの」が分かっているので、物語や自然と遊んだり、おもちゃを手づくりして遊んでいる子は、お店で売っているおもちゃを与えても、その時は喜びますが、すぐに飽きてしまうからです。

ですから、おじいちゃん、おばあちゃんがオモチャを買ってくれたら、喜んで受け取って下さい。

すぐに、飽きるから大丈夫です。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2016.10.06 07:38:03
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: