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拮抗状態が望ましい New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2017.01.25
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カテゴリ: カテゴリ未分類
子どもはすぐに、「なんで?」「どうして?」と聞いてきます。

その子どもの「なんで?」「どうして?」の対象は主に自然現象に対してです。
それは「なんで雨が降るの?」「なんで毎日夜が来るの?」「なんでリンゴは落ちてくるの?」「なんで死ぬの?」などなどです。

これは古代人の感性と同じなのでしょう。

でも、大人になると知識が増えるので自然現象に対してはあまり「なんで?」「どうして?」と考えなくなります。

その代わりに増えてくるのが人間関係における「なんで?」「どうして?」です。

それは、「どうしてあの人はああいうことを言ったのだろう?」「どうしてあの人はあんなことをしたのだろう?」「どうして子どもは親の言うことを聞かないのだろう?」「どうして○○くんと△△くんは仲が悪いのだろう?」などというようなものです。

そしてこれが現代の大人の感性なのではないかと思います。

ただ、同じ「なんで?」「どうして?」という言葉なんですが、その両者の意味するところは同じではありません。


そして、大人の「なんで?」「どうして?」もどちらかというと「原因への興味」です。

大人は「今」を理解するために「原因」を知りたがるのです。

でも、直接的な「原因」が分かればそこで「なんで?」「どうして?」という疑問は消えます。

「なんでリンゴは落ちてくるの?」
「地球には重力という物を引っ張る力があるからよ」

で話が終わってしまいまうのです。

そしてほとんどの大人は、その先の「その重力ってなあに?」という所までは疑問が進んで行きません。
でも、子どもはその先まで知りたがります。

大人の「なんで?」「どうして?」は「知識」が終点なんですが、子どもの「なんで?」「どうして?」は知識を教えてもらっても終わらないのです。

だから大人はいつまでも質問を繰り返す子どもに「もう、いい加減にしなさい」などと音を上げてしまうのです。

では、どうして子どもの「なんで?」「どうして?」がなかなか終わらないのかというと、子どもは大人と違って「原因」が知りたいのではなく、「自分が生まれてきた世界の仕組み」が知りたいからなんです。

「仕組み」が知りたくて「なんで?」「どうして?」と問いかけているのです。
だから知識を教えるだけでは満足出来ないのです。

子どもが色々なものを壊したり、分解して遊ぶのも「仕組み」への興味からです。


何回積んでも壊します。

お母さんとしては「積み方」を教えたいのでしょうが、子どもは壊すことで仕組みが見えるのが面白いのです。

その「仕組み」とは「つながり」のことでもあります。

子どもが「どうしてリンゴは落ちてくるの?」と聞いてくる場合は、「リンゴが落ちてくる」という現象が、この世界とどうつながっているのかが知りたいのです。

「熟したからよ」とか、「重力があるからよ」とか、「風が吹いたからよ」というのも一つの答えではありますが、でも、それは大人の視点に立った答えです。



「リンゴさんはクマさんに食べてもらって、種を遠くまで届けるのよ。そこでリンゴさんの子どもが育つの」という答えは、この世界の仕組みを子どもに伝えることが出来るのです。


様々な登場人物(存在)がどのようにつながり合っているのかを表しているのが「物語」でもあるのです。

「物の世界の仕組み」は、「科学」で語ることが出来ますが、「生命を持った存在のつながりとその仕組み」は「物語」でないと語ることが出来ないのです。

実は「物語」は、「科学」と対等の価値を持った存在なのです。

そして子どもは「重力があるからよ」という知識を教えてもらうよりも、このように「物語」として「仕組み」を教えてもらう方を喜びます。

自分と世界がつながっていることを感じることが出来るからです。





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Last updated  2017.01.25 15:03:11
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