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まるごとで聴くあり… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2019.06.04
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カテゴリ: カテゴリ未分類
また、「ひきこもり」の子どもの事件が起きてしまいましたね。違うのは川崎のものは加害者としてですが、今回のものは、加害者になってしまうことを恐れた父親による被害者としてですけど。

いずれの場合にも共通しているのは、家族が密閉状態だったという点です。

今回の場合だけに限らず、子どもに対する虐待も、また夫婦間のDVも密閉された家族、密閉された人間関係の中で起きます。

学校でのイジメも、密閉されたクラスの中で起きます。
そして学校も教育委員会も事態が発覚しないように、密閉状態を保とうとします。

日本人は、非常に強く「恥」を気にする民族です。

それは憂鬱質の強さから来ているのでしょうが、「恥」を気にするあまり、問題が起きるとすぐに隠そうとする傾向があるのです。

それどころか、問題が起きる可能性のありそうなものは、実際に問題が起きる前に隠そうとしたりもします。

政治の世界でも、将来問題につながりそうな議事録や資料は簡単に廃棄してしまいます。だから、実際に何か起きても検証が出来ず同じことが繰り返されるのですが、密閉された現場にいる人たちは、それはそれでいいと考えています。



その現場にいる人たちがやっているのは、前任のやり方を踏襲して「何も起きないこと」をひたすら願うことだけです。前任者と違うことをすれば責任が発生するからです。そして、実際に何か起きていても目を向けずに「なかったこと」にしようとします。

その結果さらに泥沼にはまり、最後には破滅してしまいます。

そのような人たちは本質的な問題には目を向けません。問題を解決するために行動を起こそうともしません。
行動を起こせば自分の状態が周囲に知れ渡ってしまいます。でもそれは周囲に恥を晒すことになります。さらに、行動して失敗したら余計に恥をかくことになります。

また、「恥」を恐れる人は人と違うことをしようとはしません。自分の頭で考えようとも、自分の意思と責任で行動しようともしません。失敗して恥をかくことが怖いからです。

みんなと同じことをやっているなら、その結果が「困ったこと」になっても自分の責任は免れると思っているのです。

そして、多くのお母さん達も子育ての現場では同じようなことをしています。

「みんなと同じ子育て」をしていれば大丈夫だろうと考えています。そして、自分がやっていることの意味や子どもの状態には目を向けません。

また、「子どもの問題」や「子育ての問題」を「恥ずかしいこと」と考えている人も多いです。ですから、講演会の後の質問の時間には誰も質問しないのに、終わってから大勢列をなして相談に来るのです。

でも、子どもは一人一人違います。お母さんも一人一人違います。また「マスコミが言っていること」や「みんながやっていること」が正しいかどうかも分かりません。「普通」が正しいのかどうかも分かりません。

だから「我が子の子育て」は、自分の頭で考え、自分の心と感覚で感じ、自分の意思と責任で行うしかないのですが、多くの人が「みんなと同じ様な子育てをしているから大丈夫だろう」と考えています。





なぜなら、子どもには選挙権も発言権もないからです。あったとしても、子どもには自分の想いを大人に伝える能力がありません。(動物や植物など人間以外の生き物たちに関しても同じです。)

だからこそ、大人が「声にならない子どもの声」に耳を傾け、「行動として現れない子どもの想い」を感じ取ることが必要なんですが、それをしてしまうと「みんなと同じ子育て」が出来なくなってしまいます。

なぜなら、「子どもの要求」は、「大人の要求」とは全く違うからです。
子どもは、大人にとっては何よりも大切な「お金」にも、「出世」にも、「競争」にも興味が無いのですから。

そんな子どもの言葉に耳を傾け、子どもの気持ちにより添って子育てをしていたら、大人を中心に回っている社会の中では浮いてしまうのです。

非難してくる人もいるでしょう。お節介な忠告をしてくる人もいるでしょう。

そして恥意識の強い日本人はそれを「恥ずかしいこと」と感じるでしょう。


子どものことを全く考えていないやり方を子どもに押しつけます。

その結果子どもの状態に問題が生じても、それを人に言うのは「恥ずかしいこと」なので自分だけで、親子だけで解決しようとします。周囲に助けを求めることもしません。

そして泥沼にはまっていきます。

で、自分ではどうしようも出来なくなってからようやく助けを求めるのですが、それまで積もり積もり、こじれにこじれてしまったものがあるので、そうなってしまってからでは周囲に出来ることに限界があります。

でも、まだ周囲の手助けが有効なときに「助けて下さい」が言えれば、そこまでの状態にはならないのです。

現代社会では、恥を捨てなければ、子どものことを考えた子育てなんか出来ないのです。





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Last updated  2019.06.04 09:21:59
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