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人目が気になるって… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2024.01.19
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カテゴリ: カテゴリ未分類
ライオンを主人公にしたドキュメンタリーではライオンだけが主人公であとのウサギや鹿やシマウマはただの「食べ物」や「獲物」になります。
ですから、子どもを育てているメスライオンがウサギをとり逃すと「ライオンさんかわいそう」などと思います。

でも、「ウサギ」を主人公にしたドキュメンタリーでは、ライオンは凶暴な敵になります。そして、ウサギがライオンから逃げ切ると喜びます。
人間はこのように情報操作されやすい生き物なのです。それは人間の「意識」というものが、常に一つの視点しか持つことができないからです。(権力者はこのことを熟知しています)

ですから、ライオンに意識を向ければ「ライオン」が主人公になり、ウサギに意識を向ければ「ウサギ」が主人公になるのです。

同じように、子どもの「悪い面」に焦点を合わせれば、どんな子でも「悪い子」になり、「良い面」に焦点を合わせれば、どんな子でも「よい子」になります。
でもそれは「その子の本体」ではなく、相手を評価しようとする人の頭が勝手に作り出した幻影に過ぎません。
どんな場合でも、子どもはただ自分らしく感じ考え行動しているだけなんですから。そこに善悪はないのです。

どんな生き物にも、どんな人にも多面性があります。「こちらから見たら美しくても、あちらから見たら醜い」ということも普通にあります。ちょっと視点を変えるだけで、そのものの姿は大きく変わってしまうのです。

実際、キリスト教はそうやってキリスト教以外の宗教を駆逐してきたのですから。

どうしてそういう事が起きるのかというと、人は自分の心の中の物語に従って、自分が見たもの、聞いたもの、体験したものを解釈しようとするからです。

何か苦難に突き当たったとき、簡単に「災難だ」「行き止まりだ」と考え、前に進めなくなり苦しむ人もいますが、同じような苦難に出会っても、それを「成長のための試練だ」と考え、あれこれ工夫して前に進むことが出来る人もいます。

どうしてそのような違いが生まれるのかというと、それは、「その人が生きている物語」が人によって違うからです。人間は自分の頭の中に創りだした物語に従って生きようとする生き物なんです。

だから、幼いときに「自分を肯定できるような物語」を創り出すことが出来た子は、自分の人生を肯定的に生きようとするのです。逆に、「自分を否定するような物語」を創りだしてしまった子は、自分の人生を否定的に生きようとするのです。

そして、幼い子ども達が「自分の物語」を創るときの土台にしているのが、「毎日の生活の中でお母さんから聞かされている様々な物語」です。

「勉強しないと・・・」「学校に行かないと・・・」「手を洗わないと・・・」などというような「不安をかき立てるような物語」をしょっちゅう聞かされながら育っている子は、自分自身も否定的な物語を生きるようになってしまうのです。

でも、日々、肯定的な物語を聞かされて育っている子は、自分自身も肯定的な物語を生きるようになるでしょう。
その違いを生み出しているのが、「お母さんやお父さんが生きている物語」です。子どもは親との関わり合いを通して、無意識的に「親が生きている物語」を引き継いでしまうのです。
だから、虐待を受けて育った子は、自分の子育てでも虐待をするようになってしまう可能性が高いのです。

でも、虐待を受けて育ったのに、自分自身はその連鎖から抜け出すことが出来た人もいます。

どうしてそういうことが可能なのかというと、そういう人は、「親の物語」だけでなく、様々な人との出会いによって「様々な人の物語」を自分の物語の中に取り組むことが出来たからです。


絵本や昔話などの様々な物語でも同じような効果があります。だから「自分に似て欲しくない」と思うお母さんはいっぱい絵本を読んだり物語を聞かせてあげて下さい。

色々な物語を聞いて育った子は、その色々な物語の要素を自分の物語の中に取り込むことができます。冒険物語を聞いて育った子は、何か苦難に出会ったとき、その冒険物語の主人公のことを想い出すことが出来るかも知れません。そういう子は、自分に与えられた苦難と前向きに取り組むことが出来るでしょう。


子どもの成長には「映像が作り出す物語」ではなく、「言葉が作り出す物語」が必要になるのです。


子ども達は「言葉が作り出す物語」の中で「他者の視点」を「自分自身の視点」として体験することができるのです。そしてそれが大切なんです。





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Last updated  2024.01.19 09:32:44
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