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森の声@ Re[3]:「体験格差」(子どもの育ちに必要な体験について)(11/04) めげぞうさんへ >これからどうなって行…

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森の声

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2024.12.03
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カテゴリ: カテゴリ未分類
子どもの成長の基本は「模倣」です。大人のやっていることを見て、同じようにやってみながら色々なことを学んでいます。

ちなみに、「学ぶ」の語源は「真似る」だそうです。

詳細
「学ぶ」の語源は、古語の「マナ(真似)」で、「まねぶ」と読みます。名詞の「まね」に動詞をつくる接尾語「ぶ」がついた言葉で、「まねる(模倣する)」という意味です。


そして実際、子ども達は言葉も、感覚も、心やからだの使い方も、知性も行動も、大人を真似しながら成長して行きます。(ただし、真似をしたからといって同じにはなりません。もともとの素材が違うからです。)
一緒に暮らしているお母さんが日本語を話しているのに、子どもだけが英語を話し始めるなんてことはないのです。

当然「言葉遣い」も似てきます。そして、「言葉」が似てくると、感じ方や考え方や周囲とのかかわり方も似てきます。

また、街中で親子で歩いている後姿を見ていると、歩き方がよく似ているので見ていて面白いです。

よく聞くのが、「子どもがぬいぐるみなどに話しかけたり叱ったりしているのを聞いていると、お母さん自身の話し方や叱り方によく似ている」という話です。


「自分らしく生きて欲しい」と願っているのなら、お母さん自身もまた「自分らしく」生きている必要があるのです。


私がよく「子どもの要求に合わせた子育てはしない方がいいですよ」ということを言っているのもそのためです。

自分に自信がないお母さんほど、子どもの要求に合わせようとします。子どもの好きにさせようとします。そしてそれが「良いこと」だと思い込んでいます。


また幼い子どもは、本能的にお母さんを独占することを望んでいるので、子どもの希望を聞いてそれに合わせていると、次第に要求がエスカレートして身動きが取れなくなってしまいます。

そして、2番目、3番目が生まれた時パニックになってしまいます。2番目、3番目も一番上の子を見習ってお母さんに「自分に合わせるよう」に要求するようになるからです。
そして「お母さんの奪い合い」を始めます。そして兄弟仲も悪くなっていきます。

お母さんは、「子どものお母さんに対する興味」を利用して、子どもが「自分が生まれてきた世界」に興味を持つように導いてあげる必要があるのです。また、子どももそれを望んでいるのです。

お母さんが楽しそうにお料理を作っていると、子どももお料理に興味を持つようになります。
お母さんが楽しそうに歌ったり踊ったりしていると、子どもも歌ったり踊ったりすることに興味を持つようになります。
お母さんが楽しそうに勉強していると子どもも勉強することに興味を持つようになります。
お母さんが大切にしていることを自分も共有することで、お母さんと一体になれるような気がするからです。

でもそんな時、お母さんが自分の時間を作るために子どもにゲームを与えてしまうと、子どもは次もゲームで遊びたがります。他の遊びを知らないし、ゲームは一人で簡単に楽しく遊ぶことが出来るのですからそれは当然の結果です。
その結果、子どもは他の遊びに興味を示さなくなります。周囲の大人がやっていることに興味を感じなくなります。そして、自分のことしか考えなくなります。
ここでも模倣が起きてしまうのです。


それはつまり、「成長の道しるべ」を失ってしまうということを意味しています。

多くの大人たちが「子ども達を何とかしよう」と考え、あれこれやっています。指示や命令を与え、行動をコントロールしようとしています。
でもそのことで、子ども達は成長の目標を失ってしまうのです。

子どもの成長にとって大切なのは、大人がまずお手本を示すことなんです。自分も出来ていないようなことを子どもに求めても無駄なんです。





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Last updated  2024.12.03 06:27:48
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