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森の声

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2026.10.06
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「面白い」と思って見ている場合と、「つまんない」と思って見ている場合とでは、見ているものから学ぶことが出来る量も、質も全く異なっています。
「面白い」と思って見たものからは多くを学ぶことが出来ますが、「つまんない」と思って見たものからは「つまんなかった」ということしか学ぶことが出来ません。

勉強でも、「面白い」と思ってやることが出来る子は勉強を通して多くのことを学ぶことが出来ます。そしてそれを身につけることが出来ます。でも、「つまんない」と思ってやっている子は、ただ暗記することしか出来ません。そしてどんなに多くのことを学んでも身につきません。頭の中には入っても、心とからだの中には入りません。当然、子どもの成長にもつながりません。

かといって、「楽しめ」と強制しても楽しめません。他の子が楽しんでいるものや、大人が楽しいと思うものを与えたからと言って楽しめるわけでもありません。

では「楽しめる子」と「楽しめない子」とでは何が違うのかということです。「楽しめる子」は能動的に取り組んでいます。「楽しめない子」は受動的です。
だからといって「能動的に取り組め」と追い立てても、それは無理です。どんなにがんばたって「興味がないこと」や、「やりたくないこと」に能動的に取り組むことなんか出来ないからです。それはみなさんだって同じですよね。

だとしたら、知識や勉強を教える前に、色々なことに対する興味を育ててあげるところから始める必要があるのでしょう。子どもは、興味を持ったことなら、教えなくても勝手に見て、調べて、学んでしまうのですから。

子どもはゲームに詳しいですが、それは皆さんが一生懸命に教えた結果ではないですよね。むしろ、遠ざけようとしているのに勝手に学んでしまうのですよね。
それは、「ゲームが刺激的に作られている」という事もありますが、今時の子どもたちにとっては、「ゲーム」が「子どもたちの共通言語」、「子どもと子どもをつなぐもの」になっているからでもあります。

だから、「勉強しろ」と追い立てても勉強はしないのに、ゲーム、そしてゲームに関する学びは親の目を盗んででもやってしまうのです。

ですから、子どもに様々なことに興味を持たせたいのなら、子どもの周囲の大人達が色々なことに興味を持って、楽しそうに取り組んでいる必要があるのです。お片付けだって、お母さんが楽しそうにやっていれば子どももやりたがるのです。勉強も同じです。

その興味を持つきっかけを与えてくれるのが「物語」です。物語はこの世界を支えている様々な「つながり」のことを教えてくれます。この世界の様々な「つながり」を紡ぐと「物語」になるのですから。
「乞食」と「王子」をつなげても、「おにぎり」と「ネズミ」をつなげても、「空」と「海」をつなげても、「生」と「死」をつなげても物語は生まれます。

そして「つながり」の中で物事を見ることが出来るようになった子は「つながり」を探し始めます。アリがいっぱいいたら、「アリ」と「甘いもの」がつながっていることを知っている子は、「近くに甘いものがあるのではないか」ということを推測することが出来ます。そして、自分の推測を確認しようとして色々と探し始めるでしょう。

科学もまた形を変えた物語です。この宇宙を支える物語です。
科学は「私」と「星々」をつなげてくれます。
皆さんの血が赤いのは、血の中にヘモグロビンが含まれているからです。その赤い色は「鉄」の色です。その「鉄」は、まだ地球も、太陽も生まれていなかった太古の昔、宇宙のどこかにあった巨大な星の内部で作られたものです。それが、星の最後に宇宙にばらまかれて、それを拾い集めて地球が生まれたのです。そしてその太古の星の記憶が皆さんの体の中に入って、みなさんの命を支えているのです。
どうですか、これは立派な物語ですよね。





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Last updated  2026.10.06 08:17:29
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