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道尾秀介著 幻冬舎2006.3出版ホラー小説家の道尾は、従兄弟の結婚式に出席した折に、瑞祥房という仏所を訪ねた。仏像をテーマに長篇をかくための取材であったが、急遽房に泊まらせてもらえることとなった。喜んだのもつかのま、その夜恐ろしい体験をする。そして翌日には仏所の仏像彫りしの一人が失踪していた。謎をそのままにいったん帰るが、友人で霊験探求をしている真備庄介を尋ね、謎の解明に乗り出す。大好きだった、『背の眼』の登場人物の第二弾。仏所でのホラー体験は怖くてドキドキでした。現実と夢の境目がわからなくなる描写が上手だなと思います。今回は、結構ちゃんと謎が解明されちゃいましたが、殺人の動機やら、失踪者の行方やらがとてもおもしろかったです。最後までぐいぐいと引っ張られて読みました♪
2008年11月12日
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綾辻行人著(辻の名前の正しい変換ができなかったため、多少漢字に間違いあり)綾辻さんの十角館を10数年ぶりに読み返した。この本は、私が本格ミステリにはまるきっかけになった大切な本。当時子供だった私は、比較的充実している社会派ミステリなんかは、子供なので社会に興味ないため、汚職だの世論だの言われてもさっぱり興味がわかなく、かといって山村美沙さんとかの本はトリックオンリーで背景の描写に物足りなさを感じていたので、この本に出会ったとき、「こんな本が読みたかった!!」と感動したのを覚えてる。久しぶりに読んだら、多少展開等に疑問を持ちつつも、楽しかった。孤島ものはやっぱりよい!作者がちりばめてるヒントにミスリードされて、おそらくこういう誤解を読者にあたえたいひっかかれ!みたいなところにことごとくひっかかったことに最後まで読んで気付いた。うーん。楽しい!
2008年11月01日
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