リカーマンが行く!!

リカーマンが行く!!

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

コメント新着

リカーマン1号@ Re[1]:ちゃん付けの是非(10/28) ふょんさんへ お久しぶりです。お元気にし…
ふょん @ Re:ちゃん付けの是非(10/28) ことばを文字通りにしか受け取れない人が…
特許屋@ Re[2]:クリスマスソング(12/20) リカーマン1号さんへ  また時々 見に…
リカーマン1号 @ Re[1]:クリスマスソング(12/20) 特許屋さんへ お久しぶりです。 ご返事が…
特許屋 @ Re:クリスマスソング(12/20) 無茶苦茶 久しぶりに 楽天ブログ(楽天…

フリーページ

2007年02月09日
XML
カテゴリ: お酒の話
以前からこのブログでも、「近々日本酒、それも“お燗”が再び脚光を浴びるようになる」という、
2006年5月29日 2006年11月9日 、参照)、
何となく次第に現実味を帯びだしているようにも感じられる。

純米酒などの「特定名称酒」のお燗をウリにしている居酒屋などもボツボツ出てきているようだし、
各蔵元から最近リリースされている商品の中にも、
そういう流れを意識したような造りのものが増えているような感がある。
それに最近では、「お燗して美味しい酒」の代名詞としても有名な、福島県の 『大七 生もと純米』
問屋レベルで割り当てになっているという話を聞いたが、
これなども昨今の「お燗人気」を裏付けるものといえるだろう。

こういった一連の動きは、私にとってもうれしい。
私も1~2年前あたりから、お燗酒の旨さを提案をしてきたものの、
お客の意識がついていっていないからどうしても話が進まないでいた。
ここでブームがお客の意識のベクトルを少しでも変えてくれたら、私としてもうんと話がし易くなるだろう。

ただこれがこのまま「ブーム」となっていくのが良いかというと、それはまた別だ。
私が心配するのは、ブームが過剰に盛り上がったときのことだ。
焼酎ブームの時のことを思い返してみるといい。

さまざまなメディアが市場を煽るように焼酎を取り上げたが、
話題はどうしても「少量生産」の「こだわりの品」に集中してしまう。

たちまち「幻」化してしまい、プレミアがついたとんでもない価格で取引されることになる。
そして何も知らない消費者の方たちが、その値段が普通の価格だと思い込んでしまう。

またそれ以外の、普通に流通している商品の中に、非常に良質なものがあっても、
それをお客に勧めてみたところで、名前が知られてなければなかなか関心を持ってもらえない。
かくしてブームとはいえ、現実にはそういったいびつな流通状況が続いていったのだ。


こういった焼酎ブームのときと同じ状況になる可能性は高い。
いや、もう以前から一部の銘柄では、実際にそういう現象が出始めている。
まあもっとも、清酒というのは焼酎に比べて品質管理が格段に厄介だから、
焼酎の時ほど過剰な在庫を抱える業者は少ないかとは思うが。

とにかく実体が伴っていなくともメディアで騒がれる物、希少価値の物に、
大枚はたいてでも飛びついてしまう日本人気質、
これがいち早く改善されることを願わずにはいられない。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年02月12日 20時49分02秒
コメント(6) | コメントを書く
[お酒の話] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: