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2024.06.29
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カテゴリ: 健康・元気
作詞家・麻生圭子「進行性の難聴で音楽を失い、文筆家に。愛猫の声を聴くため、人工内耳を決心。今は愛犬との散歩も楽しんで」


1年前に夫がつぶやきました。いえ、別居していたわけではありません。仲が悪かったわけでもありません。でも、会話がなくなっていた、できなくなっていたのです。

ここ数年で、私の耳はほとんど聴こえなくなっていました。進行性の難聴なので、結婚したころは、会話できていたんですよ。

うちはいつも黙食、無言で食事。団欒というものはありませんでした。

1年前、人工内耳の手術を受けました。一対一でゆっくりなら、会話ができるようになりました。一人暮らしが終わった、というのはそういう意味です。

人工内耳は自分の耳は使いません。外部装置で音を電気信号に変換、インプラントした内部装置の電極から電流を聴神経に伝えます。音は聴こえるようになりますが、あくまで人工的な音。合成音です。音程(ピッチ)もありません。それを言葉として聴き取れるまで、リハビリしていきます。手術から1年経ちましたが、未だリハビリ中です。

でも脳はすごいんですよ、そんな合成音を、少しずつですが、記憶の音に近づけてくれる。夫の声はほとんど記憶の声に戻りました。音楽も記憶にあるメロディなら、それらしく聴こえる人もいます。私もメロディをなぞれるようになりました。自分が作詞した歌なら聴こえます。





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最終更新日  2024.06.29 18:16:31


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