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2025.03.28
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カテゴリ: 坐禅
青山俊董老師「今、ここから始めよう」(2013年12月)207-212頁
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インドに立ち、釈尊の声を聞く

向上へ、利他行へと大欲張りになろう

 欲は悪として断ち切るべきものではなく、むしろ天地から授かった生命のエネルギー、その授かりのエネルギーにふさわしい生き方の方向づけをすることこそ、大切なことではなかろうか。

『大乗荘厳経論』*に「善友に親近(しんごん)し、正法を聴聞し、如法に思惟(しゆい)す。此の三は能く大欲を起こす」ーよき友に親しみ、正しい教えを聞き、真実にそったものの考え方をする。そうすれば大欲が起きるーとあるという。
 釈尊のお言葉に「世間、福を求むるの人、吾にすぎたるはなし」というのがある。
 釈尊はこの世で一番の大欲張りであったのではなかろうか。世間的な何物にも満足できず、王位も妃も愛児もすべてを捨てて出家され、命懸けの御修行の末、天地宇宙の真実にめざめられた。
大欲張りでなければできることではない。

 小欲・知足ではなく、「道窮まりなし」と、どこまでも足るを知らず、更に一歩深く、と大欲張りになって、この道を歩みつづけ、また、少しでも少しでも人々にその光を伝えたいと願わずにいられない。



原名は、「マハーヤーナ」(mahāyāna)が「大乗」、「スートラ」(sūtra)が「経」、「アランカーラ」(alaṃkāra)が「荘厳(装飾)」、総じて「大乗経の荘厳」という意味である。

漢訳の『大乗荘厳経論』は13巻。無著(asaṅga、5世紀頃)造と伝えられるが、偈頌(韻文)の部分は弥勒(maitreya、4世紀後半頃)の作であり、無著が授かって世に弘め、長行(散文)の部分は、偈頌に対する註釈として、世親(vasubandhu、5世紀ごろ)が兄無着の教えをうけて著わしたものと認められる。

サンスクリット原典はシルヴァン・レヴィ(Sylvain Lévi)によってネパールで発見され、1907年その校訂本を出版し、つづいて1911年フランス語訳を発表した。また長尾雅人はレヴィ出版本にもとづいてサンスクリット・チベット語訳・漢訳対照の索引を発表した。本論に対するインド人の註釈としては無性(asvabhāva、6世紀前半ごろ)の註および安慧(sthiramati、6世紀ごろ)の註があり、チベット大蔵経の中に収められている。





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最終更新日  2025.03.28 07:00:12
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