自分が嫌い?でも大丈夫!

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2008.03.13
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3歳のお嬢、めずらしく夜泣きをした。

5歳の兄貴のために、兄を支え、我慢し、常に寄り添ってきたお嬢。
ついこの間の日記に書いたように、
兄のことは少しは安心できると感じ、
彼女にやっと「甘えていいんだ」という気持ちが出てきたところだった。
それでも今までにさんざんお嬢は我慢を重ね続けてきたから、
お嬢は起きているときにはどうにも歯止めがかかっていたんだね。

坊が新しい保育園に訪問に行くことを心配していたお嬢が、
坊が元気に訪問から帰ってきたことで

でも、「甘えていいんだよ」と伝えたら、
再びしつこく「嬢ちゃんも行きたい」と言うようになった。
11日は坊が津の発達障害支援センターへ行く日だったけれど、
今まで一度も「一緒に行く」と言わなかったお嬢が
今回だけは一緒に行くと言って聞かなかった。
てっきり私はまたお嬢が坊を心配し続けているのだと思って、
一緒に連れて行って安心させてあげよう、と、連れて行った。
結局、坊が車の中で吐いてしまい、この日の通院はキャンセルになってしまったけど、
そしたらとたんにお嬢は「保育園行きたい」と言い出したので
体調不良の坊だけを休ませて、お嬢は保育園へ送って行った。

お嬢の家でのこの数日は、

私がちょっと抱き上げているだけで苦しくなってしまうらしく、
暴れて泣いて「放して!」とか「おしっこ!」とか言って逃げてしまう。
これはそうとう苦しい気持ちが出てきたんだなぁと思って
保育園のお嬢の連絡帳にも、
「この数日、お嬢は家ではとても苦しそうな行動を見せます。

 ポーカーフェイスのお嬢は、強く見えてしまうけれど、
 我慢をすることに慣れすぎてうまく甘えられないだけなので、
 知らん顔しているように見えてもできるだけマメに関わってやってください」と
先生にお願いを書いておいた。
その日の帰り、迎えに行くと、お嬢はすごくテンションが高く、
ふざけたりさわいだりして照れ隠しだらけなんだけれど
明らかにそれまでと違って先生に甘えられている様子。
お嬢のいちばんお気に入りの先生は、ふざけているお嬢を抱きながら
「今日は嬢ちゃんといっぱい話そうかなぁって思っていたんですけど
話しかけるたびずーっとこんな感じなんですよ」と笑っていた。
私はあらためて、
「今までひとりで我慢することにパワーを費やしてきたから、
お嬢は甘える方法がよく分からないんだよね。
でも、先生と関われることがうれしくて、照れ隠しみたいになっちゃってるんですね。
これも、この子なりの不器用な甘え方なんですよ」と話した。
そのあとトイレに行ったお嬢は、私がタイツをはかせてやろうとすると
タイツを足でつつきながら
「先生がいい。先生にやって欲しい」。
おお、今まで先生に遠慮していた子が…!!
私が先生にお願いすると、嬉しそうに先生にはかせてもらっていた。

そして、その夜中。
熟睡していたお嬢は、突然大声で泣き始めた。
長いこと泣き続けるので、やっと気持が出てきたのだから…と
私も起きて抱っこの体制に入った。
私の顔をつかもうとしたり、首を押しのけたりするのに
それもお嬢は自分で手加減している。
「おしっこ行きたい」「パパー!」「坊くん!」と泣き叫んで逃げようとするのを
ベッドの上だったから、私も逃がさず必死で抱っこを続けた。
「いっぱい頑張ったね」
「頑張ってたから、ママたちも頼りすぎちゃったね」
「こんなに小さいのに、おうちを一番支えてくれてたね」
「ママたち頼りすぎちゃって、甘えられなくなっちゃったよね」
と話しかけるたび、足をバタバタさせて大暴れ。
30~40分くらいそうやって抱っこしていたかな。
私が「お嬢の気持ちをママに教えてくれる?」と言うと。

「坊くん!坊くん!坊くん行っちゃったぁ!坊くん行っちゃったぁーー!!」


お嬢は、坊が新しい保育園に訪問に行くことをすごく心配していたから
それで自分が寂しいことにいったん蓋をしてしまったらしい。
…というより、お嬢が坊のことを心配しているから、
私がお嬢に「坊は大丈夫だからね、安心してね」と、
全部にいっぺんに蓋をしちゃったんだな。
お嬢は、坊を心配しながら、同時に、
「自分にとっても坊が必要である」ということを、言えないでいたんだ。
もしかしたら、坊が訪問から元気に帰ってきたことで、余計に
自分は坊にとって必要じゃなくなったんじゃないか、と
寂しくなってしまったのかもしれない。

「お嬢、坊くんがいないと寂しいんだね」
「坊くんが行っちゃうと、坊もひとりぼっちだけど
お嬢もひとりぼっちになっちゃうんだよね」
「お嬢だって、坊くんにそばにいてほしいんだね」
お嬢はしばらくすると、やっと暴れずに泣けるようになった。
「そうだよね、お嬢は坊くんの役に立ちたいってずっと思ってて、
そのくらい坊くんのこと大好きなんだもんね。
坊くんがいなかったらお嬢はいっぱい寂しいよね。
お嬢だけ置いて行かれちゃうことがいっぱいあるもんね。
お嬢は坊くんといつも一緒にいたいんだよね」
お嬢はもう「おしっこ」とも言わず、ちゃんと抱かれたままで
ときどき私にぎゅーっとしがみついたりしながら、たくさん泣いた。

「お嬢、坊くんが新しい保育園に訪問に行く時も、
それ以外のいつもどんな時でも、
坊くんがお嬢に黙っていなくなっちゃうことは絶対ないからね。
いつも坊くんはちゃんとお嬢のところに帰ってくるからね。」
と、繰り返しお嬢に話したよ。
「訪問に行く時もさ、坊くんは、
行く時と帰る時はちゃんとお嬢に声をかけていくからね、
だから訪問のとき、お嬢はお嬢のクラスで待っててくれるかな」
私がそうお願いすると、お嬢は泣きながらうなずいてくれた。
そのあともしばらく泣いて、
落ち着くと「ママ、おしっこについてきて」と言っておしっこに行き、
そして「ママの隣で寝る」と言って寝てしまった。
パパはその間ずっとベッドの上で座ってじっとお嬢の様子を見ていたんだけれど、
いつもパパの隣で寝るというお嬢が、
昨日の抱っこのあとは、おしっこもママを指定して、ママの隣で寝ると言って寝た。


今朝。
あらためてお嬢にお願いした。
「坊くん、今度は来週の水曜に訪問に行くことになっているんだけど、
訪問に行く時も帰ってきたときも必ずお嬢に伝えるから、
 寂しいけど、お嬢は教室で待っててくれるかな?」
お嬢、大きくうなずいて
「うん、嬢ちゃん、保育園にいたら寂しくないんだもん」。
お嬢は、やっぱり頑張る子だ。
そのあとで、私はお嬢にたくさんお礼を言った。
「お嬢、昨日の夜は、たくさん泣いてくれてありがとうね。
 いっぱい気持ちを聞かせてくれてありがとうね。
 今までお嬢にたよりきっていてごめんね。
 でも本当に昨日は頑張って教えてくれてありがとうね」


その後、保育園に送っていく車の中で
お嬢は脈絡もなく、唐突に私に言った。
「Mさんに会いたい。Mさんのとこに行きたい」
癒しの子育てネットワークのMさんとは、お嬢はほんの数回しか会っていない。
お嬢のセッションでお嬢自身とべったりかかわったのは、その中で一度だけで、
あとは、Mさんがいる空間に自分もいたという程度。
それでも、お嬢は、
私がMさんとのメールや電話のやりとりの中で
Mさんがいつも自分のことも思ってくれていることをちゃんと分かっていて、
今朝は自分から唐突にMさんの名前を出した。
「そうだね。お嬢も、Mさん大好きなんだよね。
 絶対にまた会いに行こうね」。
子どもは、本当にいつもいろんなことを思って、常に頑張り続けていて、
そして大人のこともちゃんと見抜いて知っている。
ただいつもそばにいるだけじゃダメなんだ。
言わなくても分かるはず、じゃダメなんだ。
たまにしか会えなくても、大きな愛情と、それを伝える言葉がたくさんあれば
こうやって子どもの支えになることができるんだな。
私は、自分が大好きなMさんを、
坊やお嬢も大好きになっていくのがとても嬉しかった。
そして、抱っこによって、
こうやって我が子と向き合えるチャンスをいつも与えられていることが、
とても嬉しかった。
我が子と向き合うたび、我が子がどれほど素敵な子であるかを知る。
子どもがどれほど素晴らしいかを学ぶ。

お嬢の夜泣きは、とても素敵な夜泣きだった。
寝不足なのに、私も主人も、
今日は本当に晴れ晴れとした気持ちで一日をスタートした。





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Last updated  2008.03.13 12:06:08
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