それは
堅苦しいあいさつ
”先日はお世話になりました”
とか
”このたびはお世話になります”
とか
”妹がいつもお世話になっております”
とか
会っていきなり過去のことやこれからのことや普段のことを、いちいち挨拶する必要がない。
いや、アメリカ人同士なら、それなりの挨拶を交わしているのかもしれないが、日本人にそれを求めていないのは自明なので気楽でいい。
それから店員との挨拶も、ほどんど決まり文句だから、寸劇を演じるようなものだ。
”Hi!” ”Hi!” ”How are you doing?” と聞かれたら、よほど具合が悪くない限り ”Good!” と言えばいいし、おつりやレシートをもらったら ”OK!Thank you!” と店員の顔を見てニッコリ笑えば、あら、いつのまに私ったらネイティブ・スピーカー?
英語というのは、日本語ほど語彙にバリエーションがない。(ぺらぺらでもないのに断言)
だから、感情も日本人に比べて複雑ではない。(民俗学者でもないのに断言)
それを最初に感じたのは、30年近く前、初めて英語圏(カナダ)に行ったとき。
中学レベルの英語で行ったにもかかわらず、一週間英語漬けになっただけで、簡単なことは聞き取れるし答えられるようになった。
”英語のほうが楽だ”
そんなエピソードを、長女(大4)にしたことを私は忘れていたが、今回のアメリカで長女が
「お母さんが前に言ってた、”英語のほうが楽”っていう意味がわかった!」
と言っていた。
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