ネットで見つけたカウンセラー(男性)を訪ねた。
「今回はどんなことでいらしたんですか?」
という質問に、
「何から話していいかわかりません(汗)」
と言う私に、カウンセラーは
「焦らなくていいですよ、どこからでも何でも話してください」
と言われ、
「え・・・と、子どものころの記憶で一番ひっかかっているのは、小学3年生くらいのとき母に”なんで生きてるの?”って聞いたら、ものすごい形相で”そんなこと考えるのは愚の骨頂だ!!”と叱られたことなんです・・・」
と言うと、カウンセラーは”えっ?”という顔をしながら
「まずね、不安がない子どもなら、そんな疑問を抱かないものです。そして、それに対して怒ったお母さんも、子どものころから同じ不安をずっと持ち続けていて、あなたの質問に答えられなかったんですね」
そのとき、以前、本で読んだ”世代間連鎖”という言葉がふと頭に浮かんできた。
「まずは、あなたの不安の元を探っていきますが、同じ親から叱られたほかの兄弟には問題が出なくても、あなたのように感受性が強いと、良くも悪くも親の影響が大きくて、大人になっても洗脳から抜け出せない人がいるんです。」
なるほどな~と思いながら、私の生きにくさの原因は私ではなく、いや、むしろ私にあったのではなく親に問題があったと言われたことで救われる思いがしたのだった。
(つづく)
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