私の遺伝子は、DNAアドバイザーに言わせると
「全人類的に珍しい遺伝子」
だそうだ。
「その昔、村人が飢餓の状態にあって、自分の部族を守るために狩りに出て、自分は空腹でも人に食糧を分け与えることを至上命題に生きた人の遺伝子とそっくりなんです。」
「つまり・・・どゆこと?」
「ん~、現代では”無用の長物”とも言える型ということですね」
”やっぱり感”
村人を飢餓や病気から救い、いつ襲ってくるかわからない外敵や獣の気配を、誰よりも早く察知する、言ってみれば全身知覚過敏みたいな能力なんて、現代では生きにくさの原因の何物でもないのは私がよく知っている。
DNAアドバイザーの講習ではこう言われるらしい。
「この型の遺伝子を持つ方に出会ったら、”生きるの辛くありませんか?”と聞いてあげてください」
(つづく)
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