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『オバケのQ太郎』は週刊少年サンデーで初の連載が始まりましたが大人気だったこともあり学習雑誌「小学一年生」でも1965(昭和40)年から載ることになりました。今回、取り上げるのは「小学一年生」に載った作品です。なので、いつも子どもっぽいQちゃんですがさらに子どもっぽさが増している感じがします。 < 『オバQ誕生 』 より >■ 「小学一年生」版のQちゃん誕生シーン大きなタマゴを布団で温めてかえそうとする正ちゃん。この第1話が小学館の大全集公式サイトで無料で読めます。『ためし読み』をクリックしてください。 < 『学校に行きたい 』 より >■ 学校に行く正ちゃん■ ついてくるQちゃんに困る正ちゃん■ Qちゃんをごまかす■ 小池さんのうちだった(笑)「小学一年生」でも、小池さんは健在です。 < 『Qちゃんのネコ 』 より >■ 正ちゃんとジャンケンジャンケンで勝てないQちゃん。 < 『海水浴で大さわぎ 』 より >■ 浮き輪をふくらまそうとすると・・・どんどんQちゃんがふくらんでいって・・・Qちゃんが飛んでいってしまいました(笑) < 『迷子のQちゃん 』 より >■ おじさんのうちに行くことになったQちゃんしかし、Qちゃんは用件も聞かずおじさんのうちも覚えてないので迷子に。■ Qちゃんが入った場所は・・・毎度お馴染みの、小池さんちでした(笑)■ よっちゃんが 人さらいに連れて行かれてしまった!!Qちゃんの気持ちも分からないではありませんが(笑) < 『深夜のデパート 』 より >■ デパートに行ったQちゃんは・・・昼寝がしたくなりタイミングよくベッドを見つけて・・・■ グッスリ眠ってしまいましたうつぶせに寝たのは、いびきをかかないようにとQちゃんなりの気遣いをしています。 < 『サンタさんのプレゼント 』 より >■ 煙突のある家なら サンタに会えると思ったQちゃんと正ちゃんそれにしても他人の家を「小さすぎるけどマシ」とは・・・いいたい放題ですね(笑) ■ 煙突があったのは小池さんちでしたいつも勝手に上がりこまれてちょっと可哀想な小池さん。■ 二人は大きな煙突を発見!!■ ここは銭湯ですここなら、サンタに会えるかもしれないと二人は大喜び。 < 『Qちゃんのしゃっくり 』 より >■ しゃっくりが出るQちゃん■ 水をたくさん飲むことにうちの母は、ご飯をかまずにゴクンと丸飲みすると、しゃっくりは止まるといってました。■ バケツいっぱいでも効果なし■ ホースから水道水を直接飲んでも・・・正ちゃんが思わぬ被害に・・・それでもしゃっくりは止まりません。 < 『早くメロンを食べたいよオ 』 より >■ メロンは「みんながそろってから」と正ちゃんママ待ちきれないQちゃんはみんなを呼びに行く。■ 伸一兄さんを迎えに散髪中ですから、ちょっと無理ですね。やはり待たなくちゃいけませんね。■ 今度は正ちゃんパパを迎えにパパも困ってしまいます。メロンでは早退理由にはなりませんね。 < 『タマゴをわるな 』 より >■ タマゴを届けるおつかいに出るQちゃん妹のP子ちゃんが手伝おうとしますが一人で頑張るQちゃん。■ タマゴを落とさないように必死なQちゃんイヌがいることも気づいてません。でもこの後、イヌが怒りますが、P子ちゃんが助けてくれます。理屈だけでいえば、Qちゃんはいいことはしていません。どちらかというと困ることばかりです。それでも、読者の私たちはQちゃんを憎めなく笑って済ましてしまうのは古き良き昭和の、穏やかで平和な時代が生み出しているものなのかもしれません。■ 今回の特集は大全集6巻より【送料無料】オバケのQ太郎 6巻 藤子・F・不二雄大全集■ 6巻には おまけがいっぱいあります掲載誌の「小学一年生」に載ったマンガ以外の特集が約50ページもあります。■ 放送局はなんと30局も!!
2011.06.27
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昔のマンガに出てくるドロボウは、頭に布をかぶっていますが昔は、本当にかぶっていたんですかね~頭(髪型)を隠すことは自分の特徴を隠すことになるので多少の効果はあったのかもしれませんね。■ こんなやつですオバQの「まじめなドロボーさん」を読んで気になってしまいました。まあ、パーマンでは、ドロボーがしょっちゅう出てくるんですけどね(笑)さてさて、今日の紹介は大全集「オバケのQ太郎」5巻です。藤子・F・不二雄大全集 オバケのQ太郎(5)今日取り上げる話は1966~1967年のサンデーに掲載された作品です。 『のらネコぐれん隊』 より■ 正ちゃんのおやつが消えて疑われるQちゃんQちゃんは大食いなので正ちゃんのママからも、疑いの目で見られてしまう。■ 「ぼくが食べたんじゃない!!」Qちゃんは、チーズも食べてませんし正ちゃんも食べてません(笑)■ 食べ物がなくなったのはノラ猫のせいだったノラ猫たちは、小池さんちの家の下にたまっていた。 『サングラスのQ太郎』 より■ サングラスが落ちていた何気なくかけてみると・・・Qちゃんは、とても気に入ります。■ 映画スターになった気分になるQちゃん石原裕次郎やアル・カポネの名など、時代を感じるのはオバQを読むときの、楽しみの1つですね。 『世界で一枚しかない切手』より■ 切手のコレクションをしている木佐くん木佐くんの家で、切手を見せてもらうQちゃん。あれこれ、指図をいわれていると・・・■ ハクション!! やってしまいました(笑) 『車とウマと別荘と』より■ ドロンパがテキサス出身だと明らかにドロンパは、日本に来る前はテキサスで居候をしていたことになりますね。 『P子のお人形』より■ 仲の良い兄妹を見かけるQちゃんQちゃんにも、妹のP子がいるので自分も真似しようと考えます。■ あっさり断られるQちゃん■ Qちゃんは転んでしまい 逆におんぶされる全て、妹に面倒を見させてしまったQちゃん。思わず「しまった!!」 気づくの遅いです(笑) 『テーマソングを歌おう』より■ 正ちゃんのお兄さん 伸ちゃん(伸一)の部屋でレコードを聞くテーマソングを聴いていると正ちゃんは、自分でテーマソングを作るといい出す。■ Qちゃんも自分のテーマソングを作詞します正ちゃんパパ、ちょっと笑いすぎです。こわれ気味?(笑)基本、穏やかな性格なんですけどね~■ 正ちゃんパパが作詞に挑戦それぞれ、「もしもしカメよ~ カメさんよ~♪」「桃太郎さん、桃太郎さん~♪」の替え歌ですね(笑)■ 今度は正ちゃんママが挑戦「ラララ・・・」は、アトムでしょうかね~ママの頭に浮かぶ、美形Qちゃんは芸術を感じます(笑) 『大戦争のはじまりは?』より■ Qちゃんとドロンパが大ゲンカに・・・2人のケンカを知って、駆けつけたP子。理由を聞いてみると、オナラが原因だった(笑)■ 果たして犯人は・・・?なんと、音はラッパだったことが判明。今は、ラッパを吹く子供も見かけませんね~チンドン屋も出てくる場面があるのですが数十年の変化は大きいものですね。 『ゴシップをばらまこう』より周りのみんなが、いろいろな噂話を持っていてQちゃんも、特ダネを探しに行きます。■ 狙ったのは小池さん(笑)ラーメンを食べ終わると、食後のラーメンが・・・そして、おやつもラーメンでした(笑) 『デンマークに負けるな』より■ 街中を一生懸命きれいにしようとするQちゃん「デンマークはゴミが落ちてなくきれい」という話を聞いてそれなら「デンマークに負けるな」と、張り切るQちゃん。 ■ う○○を発見!!(笑)なんと作者の登場です!!藤子両先生が、危うい描写をカットします(笑)■ う○○をしたイヌと飼い主を発見日本は、諸外国に比べ、道端の○○○は少ないそうですがそれでもゼロではありません。掃除するQちゃん偉いです!! 『咸臨丸とQ太郎』より■ 蔵の中からむか~しの写真が出てくる万延元年は1860年なので、今では151年前になります。この話は'67年発表ですから、約100年前となります。結局、具体的なことは何も分からないまま終わりますが結論としては、昔にもオバケが人間界に来ていたということですね。マンガの中に、作者を登場させることを一番最初にやったのは手塚先生といわれていますが今よりも、まだまだマンガの歴史が浅い頃です。そんな中、藤子先生たちが登場し、面白おかしくストーリーに加わるのは、新しいギャグだったように思えますね~
2011.04.21
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ドロンパことアメリカのオバケが登場したのはオバQの連載が始まって約2年のことです。大全集の4巻で、初登場します。■ 表紙にもドロンパ登場です藤子・F・不二雄大全集 オバケのQ太郎 4巻 < 大全集「オバケのQ太郎」4巻より > 『 身の上相談』■ 23姉妹の一番末っ子の女の子名前は「イイ子」ちゃん(笑)本人は、気に入ってないようです。■ お古の服でいつもボロボロ着るものすべてがお古で、ちょっとかわいそうです。でも、Qちゃんの解決策はむちゃくちゃです・・・ 『 ひとりぼっちのドロンパ』■ ドロンパの初登場■ ちょっと態度の大きいオバケ■ 一人暮らしの神成さんの所に居候ドロンパは、ちょっとひねくれ者です。ケンカになることもしばしば・・・ 『 もしもぼくが○○だったら』■ 妄想癖がついてしまったQちゃん■ 今度は盲目の仕事人「座頭市」になりきる■ なんとイヤミまで(笑)Qちゃんと同じく、当時大流行していた「おそ松くん」に登場するキャラです。 『 国際オバケ連合』「国際オバケ連合」を収録したてんコミ第5巻は問題扱いとされ早々絶版となり、プレミアコミックとなりました。■ この話がきちんと復活して読めるのは嬉しいことです。世界のオバケが集まる総会がQちゃん(正ちゃん)の家に決まる。■ しかし100人ものオバケが来るのは困る・・・どうにか、正ちゃんたち家族全員を当日、追い出す作戦を考えなければならない。■ 当時黒いオバケが問題視されたようですオバケを食べるという設定の、黒いオバケは黒人差別との批判を受けたようですが、それほど問題とも思えないのですけどね・・・■ ともかく世界のオバケが勢揃いするのは見ものです■ 会議の内容もとても真面目です核兵器の問題について触れてます。普段はギャグ漫画ながら、深いテーマです。 『 にせものがいっぱい』■ Qちゃんの偽者がたくさん現れてしまった!! 『 地球は動く』■ 「おそ松くん」のチビ太が特別出演赤塚不二夫先生のキャラがQちゃんに登場します(笑)これも、藤子先生たちと同じトキワ荘で暮らしていたよしみですね。■ ハカセはガリレオの地動説の話をするどうやら、この話でハカセの顔がカタカナの「ハ・カ・セ」に固定したようですね。 『 ぼくはだめなオバケ』■ P子ちゃんがQちゃんの所にやってくる正ちゃんが学校に行った後、学校の話になる。P子ちゃんはオバケ学校では優等生。■ 正ちゃんのパパ、ママにも評判がいいP子ちゃんは、なんと詰め将棋までできてしまい家事も手伝うほど、優しく気が利く性格だった。■ 比較されてひがむQちゃんQちゃんを通じて、きょうだいが抱える問題が描かれてますね。ですが、実はパパの発言が、いけないのかなと思ってます。 『 超能力入門』■ ESPカードを作ってる正ちゃん石林正太郎は、仮面ライダーなどでお馴染みの石ノ森章太郎先生のパロディーです。石ノ森先生は、このオバQの合作にも協力しています。(ゴジラ、キザ、よっちゃん、ハカセなどを描いてます)■ 「気配」という言葉もありますし超能力もウソではない!?石ノ森先生は、超能力物のマンガを数多く描いてますね。「サイボーグ009」などが、その代表作ですね。 『 ドロンパのたんじょう日』■ 今日は何の日?ドロンパの誕生日なので家でパーティーを開くことに。■ 相変わらず口の悪いドロンパ■ Qちゃんと正ちゃん以外誰も来ない・・・■ まずはケーキを取りに行くドロンパドロンパのケーキを、ジッと見つめる少年。少年も誕生日だが、買ってもらえなかった。■ ドロンパはケーキを出すはずだったが・・・■ 先ほどの少年が母親と一緒に歩き回っている少年は、ケーキを渡されていた。そして母親は、その人物を探していた。■ 胸に星があるのはドロンパ実は、かわいそうに思ったドロンパが少年にケーキをあげていたのでした。事実を知った正ちゃんたちは、ドロンパを見直し友だち全員で誕生パーティーに行ってあげました。ドロンパは、素直ではないため、いつも態度が悪いですがこうした優しい一面があります。というものの、子供の頃は、やっぱり好きではありませんでした。ですが、大人になって読み返してみると、ちょっと意地悪でも「みんな仲良く付き合っていきましょう」という平凡でありながら、大切なテーマを扱っていたんだな~と思いますね。これは、後の藤子マンガでも受け継がれてますね
2011.01.25
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さかのぼること今から45年前・・・1965年に掲載されていた「オバケのQ太郎」を取り上げてみようと思います。■ 大全集 オバQ 3巻藤子・F・不二雄大全集 オバケのQ太郎 3巻大全集3巻からの紹介です。 『 ぼくについてくるな 』ちょっとしたことから犬に好かれてしまったQちゃん。■ Qちゃんの中に犬が入り込む■ Qちゃんは動物の言葉が分かります■ でも犬が超苦手なQちゃんは逃げてしまうそれでも、ずっとずっと犬が寄ってきて犬嫌いのQちゃんに変化が・・・!? いいお話です。 『 アラン・イヤン氏来日す 』■ よっちゃんの前に外国人が現れる■ 学生に助けてもらうも・・・■ 外国人は正ちゃんの家にやってくる日本人は外国人に戸惑ったり、うろたえたり・・・皮肉や風刺の利いた作品になってます。 『 オバQ一家勢ぞろい』■ Qちゃんの家族が明日やってくる■ オバケの国から葉っぱの手紙がきた■ Qちゃんがお世話になっている正ちゃん家族に対面お父さんは、X蔵。お母さんは、おZ。妹はP子。この頃は、まだO次郎は、まだ生まれてないようです。 『 ノミ軍襲来す 』■ 毎度お馴染みの小池さんが登場(笑)奥さんも出てますね~ 二人仲良くラーメン食べてます。小池さんは結婚してます。詳しくは前回のオバQ日記をどうぞ~ 『 ようこそオバケの国へ 』■ P子ちゃん曰く・・・■ オバケは人間に圧迫されてしまった■ オバケは優しい 『 空とぶ円盤を追え 』■ 火星人発見か!?UFOが来たら、宇宙人も街中にいるかも、と考える正ちゃんとQちゃんの前に、不思議な人物が・・・■ 火星人の目的は・・・■ 中国人の可西仁さんだった(笑)小池さんの知り合いは幅広いですね~ 『 フィルムをねらえ 』■ うなづけるツッコミです(笑) 『 ハカセもいっしょに 』■ みんなでキャンプに行く話がでるハカセだけは、おじいさんにダメといわれる。■ おじいさんを説得しに行く二人■ 正ちゃんとQちゃんは粘る■ Qちゃんが余計な一言を・・・(笑)頑固なおじいさんに、説得はムリそうです。こういう問題は、実際にありそうですね。 『 Qちゃんのさいみん術 』■ じゃんけんをする勝てないQちゃん。やる前から分かってますね(笑)これは、ドラえもんでも受け継がれてます。 『 さすらいのペンギン 』■ 正ちゃんの家にペンギンが!!■ ペンギンは弟に会いたがっていた場所は下野動物園です(笑)Qちゃんたちは、このペンギンの弟を探しに行きます。 『 スマートになろう 』■ うわさを聞いてしまったQちゃん■ 気にしてしまうQちゃんいつも大らかなQちゃんも、繊細な部分があります。■ ごはんを食べなくなったQちゃんちょっとかわいそうなQちゃん。正ちゃんはよっちゃんたちを注意しに行きます。優しいです。 『 Qちゃんロードショー 』■ 反射幻燈機の作り方藤子先生たちは、子供の頃に幻燈機を作りました。いわゆる映写機ですね。その影響がこの話に出てます。3巻では、Qちゃん家族が初登場。オバケの国の手紙は、葉っぱで届いたりと今まで知らなかったQちゃんの周りのことが見えてくるのが特徴ですね
2010.12.19
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オバケのQ太郎は解説するまでもなく生活ギャグ漫画です。ですが、いつもとちょっと違うお話もたま~にあったりします。前回、大全集「オバケのQ太郎」第2巻の中から「小池さんとお嫁さん」の話などを取り上げましたが紹介しきれなかった作品がありますのでここで、取り上げたいと思います。Qちゃんが、正ちゃんの家を離れてしまう『ネプチャ王子』という話です。 < ストーリー >■ Qちゃんと正ちゃんが家に帰ってくると・・・お客さんが来ていた。「Qちゃんをいただきたい」との声が・・・■ ネプチャという外国からの来客Qちゃんの姿は、王子にそっくりだった。亡くなってしまった王子の代わりに、Qちゃんに来てほしいという。■ 正ちゃんは止める■ Qちゃんも出て行きたくはない■ しかし事件が発生正ちゃんのパパが、5千万円のツボを割ってしまう・・・■ 5千万円の弁償■ Qちゃんは出て行くことを決意する■ 王様の悲しみ王様の気持ちは、わがままとはいえ息子の王子を亡くし、死にたいほどの気持ちを抱えていた。■ Qちゃんも同情してしまう■ 正ちゃんが夢に出てくる正ちゃんがQちゃんに会いにやってきます。これは、Qちゃんの夢です。■ 泣き出すQちゃん王様に同情したものの、Qちゃんはまだ子供。やはり、一番の友達の正ちゃんと離れ離れは悲しい。■ 泣いてるQちゃんを見る王様■ 行き先が違う・・・予定の場所と違う所に車が向かい不思議がるQちゃん。■ なんと!正ちゃんの家へ寄るという■ Qちゃんは家に帰りなさい寝ながら泣いているQちゃんを見て王様の気持ちも変わったのでしょう。■ 王様とお別れこうして、Qちゃんは家に帰ります。最後のコマでは、正ちゃんは大喜びでQちゃんはしんみりしています。そんな対照的な表情が、とても印象的でした。今となっては、特に目新しいものはないかもしれませんが当時、「完全にギャグ漫画」の売りだったオバQでこうした話が登場したときは、きっと読者の子供たちは、驚きや切なさを感じたことでしょう。このお話も、私が子供の頃に発売されていたてんとう虫コミックス(てんコミ)では収録されていませんでした。掲載から45年・・・ 大全集で戻ってきました。めでたしめでたし大全集 オバケのQ太郎 2巻 「ネプチャ王子」収録
2010.10.30
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おそらくドラえもんに次ぐほどの知名度があるでしょう。藤子マンガの有名人「あの」小池さんは、実はマンガの『オバQ』の中で結婚しています。奥さんとの出会いや、馴れ初めなどは何も描かれていないのですが結婚したばかりの話があります。他の話と併せて、藤子・F・不二雄大全集の『オバケのQ太郎』2巻を取り上げたいと思います。 < 「あこがれのラーメン」の巻 >■ ヨロヨロしている小池さんQちゃんが、おかしな小池さんを発見。■ 小池さんのうちにやってきた失礼な聞き方をするQちゃん(笑)■ 小池さんにお嫁さんが来た!!とっても失礼なQちゃん(笑)まあ、ウソをつかない&つけない所はQちゃんの長所です。■ 料理が大好きなお嫁さん■ ラーメンを作ってくれない■ こっそりラーメンを食べようとすると・・・お嫁さんに見つかり、いつもラーメンを食べさせてくれない・・・■ 大好物のラーメンを3日も食べてないQちゃんと正ちゃんが、小池さんのためにいろいろな作戦を立てますが、上手くいきません。果たして、小池さんは念願のラーメンを食べられるのか!?(笑) < 「カゼきらい!」の巻 >■ ゴホンときたらクシャンときたら!はい!皆さんも覚えてくださいね「ゴホンときたら、クシャンときたら」■ 風邪薬を欲しがるQちゃん風邪を引きたくないQちゃんは、風邪に敏感になります。そして、CMの薬も買いに行きます。■ ゴホンときたら・・・■ クシャンときたら・・・■ それじゃトキタラ!!(笑)私のお気に入りのシーンです。「トキタラ」は強烈でした(笑)落語好きのF先生らしい落語ネタですね。45年たった今も面白いなあ~ < 「ニューモードを着よう」の巻 >■ 正ちゃんのパパがネクタイを締めるQちゃんもファッションに目覚めます。ネクタイを見て、興味を持つQちゃん。■ マネをするQちゃん■ テルテル坊主に・・・至って平和で、至って普通の日常風景。Qちゃんの笑いは、理由も理屈もないんだなあ~と思えます。 < 「歌手になりたい」の巻 >■ 楽しそうに歌うQちゃん♪■ 正ちゃんと兄の伸ちゃんも参ってしまうQちゃんは、実はとてつもなく音痴だった・・・でも、歌手になりたがるQちゃん。■ Qちゃんは歌える場所を求める■ Qちゃん大熱唱!!(笑)審査員も周りも皆ビックリ!!この後、「テレビが壊れた」という苦情が・・・(笑) < 「ゆうれい村」の巻 >■ Qちゃんと正ちゃんが山に行くと・・・山の人に、幽霊が出るという噂を聞かされる二人。最初は、笑い飛ばしていたけれど・・・■ 怪しい笛の音が・・・■ オバケが出た~~~(笑)オバケを怖がるQちゃん(笑)藤子・F・不二雄大全集 オバケのQ太郎 2巻大全集の2巻には、31作品が収録されています。『オバケのQ太郎』は、てんとう虫コミックスで発売されたときは、傑作編(いわゆるベスト版)として半分以上の話がカットされていました。こうして、大全集で復活されたのは、ファンだけでなくドラえもんの前の『元祖国民的マンガ』の文化的遺産として、非常に価値がありこれからも、後世に残してほしいなと思います。ちなみに、今日紹介した作品はてんとう虫コミックスでは、みんなカットされてました・・・2巻は1965年(一部1964年)の作品を中心に収録されてます。昔の古い型のテレビなど、一部を除いてはとても45年前とは思えない、普遍的な笑いがありますね。今でも、Qちゃんは、どこかにいるんじゃないかなと思えてしまいます
2010.10.18
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今から40年以上前に生まれた国民的オバケ「オバケのQ太郎」は今のちびっ子たちは分かりませんがドラえもんに並ぶ超有名な人気者ですね。長らく絶版で忘れかけられていたオバQですが今年、藤子・F・不二雄大全集が発売され嬉しい復活を遂げました。まずは、Qちゃんはどのようなキャラでどのようなマンガだったのか振り返って見ましょう。オバQは'64年(昭和39年)に少年サンデーで連載されました。実に40年以上前です。■ 藤子F先生の大全集 オバケのQ太郎 第1巻 ■記念すべき、Qちゃんと正ちゃんの初めての出合い。原っぱに落ちていたタマゴを正ちゃんが割って誕生!!私が初めてQちゃんに出会ったのはテレビアニメでした。一番最初は、白黒アニメと聞いてますが、私が見たときは2回目か3回目のリメークで、カラーのオバQでした。主題歌もいくつかありますが、私が子供の頃は「QQQ・・・ クェスチョン♪ クェスチョン♪ きみはだれ~」これが主題歌でした。「大人になんかならないよ~♪」このフレーズが大好きで、お気に入りでした。でも、エンディング曲が妙に暗かったのが印象的です。■ Qちゃんの憎めない性格 ■お絵かきをすることになったQちゃん。「美人に描くのはむずかしい」といったり暑い夏、人の家の冷蔵庫でいびきかいて寝ちゃったり・・・ でも、どこか憎めません■ 何でもありな設定 ■当時の巨人軍監督・川上さんに、王さん、長嶋さんのONコンビまで登場。それに混じって正ちゃんが巨人に参加してプレー・・・ハチャメチャもあり。オバケは写真に写らない。だからオバケの写真・・・メチャクチャ理論の博士■ 小池さん特集 ■おいしいラーメンの作り方は「どんぶりを温めること」らしいです。なるほど。真ん中は、小池さんとQちゃんの初対面。昭和39年の若かりし日の小池さんです。右は、小池さんに怒ったQちゃんが、ポストにつっこむところ(笑)■ トキワ荘を感じるギャグシーン ■右には、「おそ松くん」に登場するチビ太が登場。真ん中には、石ノ森章太郎先生の描く少年二人。左は、石ノ森先生の似顔でパロディ。手塚治虫先生を始め、日本を代表するマンガ家が集まった伝説のアパート「トキワ荘」で描かれたオバQは、藤子不二雄(A&F)先生や石ノ森(当時-石森)先生たちによる合作でした。なので真ん中のコマの少年二人は、ファンの方には一瞬で「あれは、石ノ森先生のタッチだ」とすぐ分かることでしょう。執筆には赤塚先生は加わっていませんが仲間であり同志であるメンバーの作品(おそ松くん)は登場OKだったのでしょう。オバケのQ太郎から感じられるのは「底抜けの平和感」です。ただ、ひたすら平和なのです。ガキ大将ゴジラがあばれたり、ドロンパによるいたずらもありますが全国の読者(視聴者)が感じたものは明るく、素直で、憎めない、平和の象徴のQちゃんだったのかもしれませんね。いいたかないけど、オバQ1巻の紹介まとめてめんどう見たよ!
2009.11.21
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