虹色のパレット

虹色のパレット

2018.12.03
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昨日は、歩世亜さまよりこんなコメントを頂いた。
>これで雪が積もっていたなら。


カズ姫も、雪が降った時も行きたいなと思っていたところで、
そしたら、やはりこの詩ですよね。

と思い、



雪の白川郷の写真を載せてみた。





そして、この詩。

自然の中で、自然とも仲睦まじく、
ひたすら生きることに専念してきた人々の温もりを感じる。
そんな中で、育っていく子供たち。


では、本題に戻って。






あの広い二階は、養蚕の為に使われる。
カズ姫が生まれ育った家(山梨県の郡部)も、養蚕をやっていた。







萱や藁ぶきではなく瓦ぶきの大きな家だったが、
広い二階には蚕棚がぎっしり。


ここと同じように、一階が住居空間。





背負いかごとか、回転モズとか、懐かしい物がいっぱい。

母屋だけでは場所が足りず、蚕室と言う蚕専用の別棟が有った。
蚕室は、一階も二階も蚕だけ。




天の虫の置き土産

この山梨も、かつて全国有数の養蚕地帯でした。生き物相手の養蚕業は、思い通り行かないこともありましたが、人々は蚕を「おぼこさん」「おかいこさま」などと呼んで大切に育ててきました。
養蚕業を中心にまわるくらしは、お祭りや信仰、住生活など、生活文化にも大きく影響しました。その一部は、養蚕業がほとんど行われなくなった現代にもなお受け継がれています。
山梨の生活文化の中にちりばめられた養蚕文化の名残りは、まるで蚕たちがこっそりと遺していった置き土産のようでもあります。この展覧会では、その中から特に信仰にまつわる事象に注目してご紹介します。蚕とくらした頃の人々の心に触れてみてください。


そうでした、おぼこさんと呼んでとても大切に育てていた。




蓑や、菅笠など、どれも手作り、古くなったものは自然に土に戻っていく。
全ては、リサイクルのシステムの中で。


プラスティックのごみの山の現在とは違う。





家造りも同じ。

全ては、縄を使って組み立てられていた。






これは耐震性もあり、自然災害からも保護されていたようだ。






揺れても、遊びがある耐震性。







柱なども、釘で打ち付け固定しているのではない。
組木造りになっている。


家一軒建てるのに3年かかるとどこかに書いてあった。

何でも、速く簡単にと言うインスタント式ではない。





窓から入る光もとても素敵だ。







窓も広く、窓から見える景色もとても素敵だ。

ああ、雨が降っている。






お隣の家もよく見える。

もし、雪が降っていたら、正に、

太郎をねむらせ太郎の屋根に雪ふりりつむ
次郎をねむらせ次郎の屋根に雪ふりりつむ

の世界だ。

温かく安心して子供たちは眠ったことだろう。







最後に、二階全景とカズ姫。

これから、下に降りていく。










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最終更新日  2018.12.03 10:59:33
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