nipparatの日記 囲碁 不思議体験 

nipparatの日記 囲碁 不思議体験 

Apr 20, 2008
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テーマ: 囲碁全般(752)
カテゴリ: 囲碁
 子供に碁の面白さを教えようと、日曜日の午前に時々教室に連れて行っていたが、それもだんだんと遠のいていた。あまりに上達せず、向上心も感じないので、半ば諦めていたのである。

 3歳の時、私がポンヌキを教えようとしたが、どうしても駄目だった。それが、教室の先生がポンヌキを教えるのに成功した。そして、それから数日のうちには固まりの石をアタリにして取る事を覚え、すぐにシチョウを覚えた。
 この時は、「この子は天才だ。世界一の棋士になるに違いない。」と確信したのだった。

 しかし、あれから6年近くほとんど上達しない。自分の石が傷だらけなのを顧みず、相手の鉄壁に一歩一歩張り付いて取ろうとする。
 アタリの理解が怪しい初心者には大勝ちするが、ちょっと碁が分ってきた子にはズタズタにされてしまう。

 妻が教室に連れて行くのを拒否しているので、私が余裕のある時しか行けないのも痛い。本人は碁が嫌いでもないようで、喜んで教室に行くのだが、どうしても要領がつかめない。
 もう、多少はゲームの理屈もわかる年頃だと思うのだが、不思議なほどだ。学校の成績を見ると、知能障害でもないようだ。


 父親に頼んで、碁を教えてもらおうとしたのだが、どうしても要領が覚えられず、何をしているのかわからかなった。おそらく教えるのに乗り気でなかったのと、教え方が下手だったのだろう。

 当時の思い出として、父親にたくさん置いて対局し「どっちが勝っているの?」と聞いたら「ここも、ここも、ここも全部黒が取られているから、大差で白が勝ち」と言われて、それでもその意味が全然わからなかった。全部とるのもひどいが、意味がわからないので、全部死んだ悔しさもなかった。
 かわりに、なんだか途方もなく難しいゲームなのだなと思った。結局、中学になって自分で本を読むようになって、ようやく理解できるようになった。
 もし、小学校低学年で碁を覚えていたら、今頃そこそこの棋士になっていたかも?それとも、それほど碁に夢中にならなかったか?

 最近再び、時間を作って子供と教室に行くようになった。その大きな理由が、教室に非常に有望な子がいるからである。
 小学5年と2年の兄弟。どんどん強くなるのでこちらも楽しい。二人で強烈なライバル関係なのも良い。下の子は、第二のケーゴ先生になれる可能性を秘めている。

 先生によると、うちの子もだいぶ分ってきたと言うので、今日家で一局打ってみた。13子風鈴で、緩めに緩め、潰れないように繰り返し助言しながら、それでも白の10目勝ち。この違いはなんなのだろう。





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Last updated  Apr 20, 2008 08:49:44 PM
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Comments

nipparat @ Re[1]:追悼 畑正憲氏(04/08) GO!さんへ  ぜひお楽しみください。今回…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) 11/11にしずおか囲碁まつりでまた伺う予定…
GO!@ Re[2]:追悼 畑正憲氏(04/08) nipparatさんへ 久能山東照宮は行ってみ…
nipparat @ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) あまり確認しておらず、返事が遅くなりす…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) しばらくご投稿がなかったので、案じてい…

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