2012年02月24日
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今回私が入院治療した「無症候性心筋虚血」とは、胸痛などの自覚症状がないのに、心臟の筋肉に十分な血液が送られない状態となる心筋虚血が認められる現象で、大規模臨床試験やホルター心電図の普及により、この現象が意外に多く起こることがわかってきたそうなのだ。外見上健康と思われる人に運動負荷試験を行うと、2～5％の人に無症候惟心筋虚血が見られるといわれるそうで、心筋が酸素不足であっても虚血の程度や慣れとか知覚神経の状態などにより胸痛として認識できないことが多いそうなのだ。はっきりとした症状がなくても心筋梗塞や突然死に結びつくことがあるので、症状のある狭心症と同様に治療していく必要があるといわれている病気なのだ。
心臓の太い血管は内膜・中膜・外膜の3層でできているそうなのだが、動脈硬化の始まりは一番内側にある内膜で起きるそうなのだ。内膜は1層の内皮細胞でできていますが、この内皮細胞が何らかの原因で傷ついたり弱くなったりした部分に、血液中のＬＤＬコレステロールが入り込むと、内膜の中に入り込んだＬＤＬコレステロールは酸化されて、酸化ＬＤＬコレステロールとなるそうなのだが、酸化ＬＤＬコレステロールは人間の身体にとって異物とみなされるためマクロファージとよばれる大食細胞によって処理されるというそうなのだ。マクロファージは酸化ＬＤＬコレステロールをどんどんとり込んで、やがて脂肪粒子をためこんだ泡沫細胞になって、血管内に脂肪の塊を作るというのだ。
傷ついた内皮細胞を補うために中膜が増殖するようになり、内膜のほうに移動してさらにコレステロールをとり込んで悪さをする泡沫細胞になっていくそうなのだ。泡沫細胞は集まってかたまりをつくり合体すると、アテロームとよばれる粥状の癌のようになり、血管の内膜は厚くなっておくそうなのだ。そのため血管の内腔は狭くなり血管の内壁が盛り上がってできたものをプラークというそうなのだ。このプラークによって心臓の血管に狭窄部が出来て行くそうなのだ。これが一般に動脈硬化とよばれる粥状動脈硬化が起こる仕組みで、このプラークをおおっている内皮細胞は非常にはがれやすく、はがラルと傷がつくことになりその傷んだ部分に血小板が集まって血栓ができやすくなるというのだ。
心臓はほかの臓器に比べて厚い筋肉でできているそうで、全身に血液を送り出すポンプの役目を担っているだけに、強い収縮を可能にするだけの丈夫な筋肉でできているのだ。この心臓の筋肉を心筋というのだが、心筋は心臓をとり巻く冠動脈とよばれる動脈から酸素や栄養を受けとって、エネルギー源にしているそうなのだ。ところが冠動脈の内腔が狭くなって心筋に流れ込む血液量が減ると、心筋が酸素不足に陥ってしまうのだ。つまり心筋が必要とする酸素の需要に見合うだけの供給ができなくなってしまうわけで、これが狭心症なのだが心筋が酸素不足になると胸の痛みが起こったり、胸が締めつけられるような感じがしたり、動悸が起こったり呼吸が困難になるといった症状が現れるのだ。
狭心症にはいろいろなタイプがあり、世界保健機関による分類のほかいくつかの分け方があるそうなのだが、性質で分類すると狭心症は、安定狭心症と不安定狭心症の2種類に分けられるそうなのだ。それぞれ原因が異なり症状の出方にも違いがあるのだが、治療も分けて考える必要があると言われているのだ。安定狭心症は冠動脈が動脈硬化を起こし、内腔が狭くなっているという血管自体の病変が原因で起こる病気で、年齢とともに血管壁は厚くなり弾力性を失っていくのだが、血液中のコレステロールなどの脂肪や血管壁の線維成分が血管の内壁に付着して痛のような盛り上がりをつくり、古くなった水道管に水垢がたまるのと同じように狭くなった状態を言うそうなのだ。
狭心症では内腔が75～90％狭くなった状態になっているそうで、安定狭心症では粥腺は厚い線維性の被膜におおわれているのでくずれにくく、冠動脈に生じる病変いのが特徴だそうなのだ。そのため冠動脈が突然詰まることは少なく、病状が安定しているという意味で安定狭心症とよばれているそうなのだ。私の場合はこの症状だったそうなのだが、無痛性心筋虚血の場合は発作の回数や強さが一定しておらず、以前は問題なかった軽い運動や安静時に発作が起きたり、持続時間が長くなったりする不安定狭心症の恐れもあることから、今回の入院治療ということになったのだ。
--- On Fri, 2012/2/24, > wrote:
心臓の太い血管は内膜・中膜・外膜の3層でできているそうなのだが、動脈硬化の始まりは一番内側にある内膜で起きるそうなのだ。内膜は1層の内皮細胞でできていますが、この内皮細胞が何らかの原因で傷ついたり弱くなったりした部分に、血液中のＬＤＬコレステロールが入り込むと、内膜の中に入り込んだＬＤＬコレステロールは酸化されて、酸化ＬＤＬコレステロールとなるそうなのだが、酸化ＬＤＬコレステロールは人間の身体にとって異物とみなされるためマクロファージとよばれる大食細胞によって処理されるというそうなのだ。マクロファージは酸化ＬＤＬコレステロールをどんどんとり込んで、やがて脂肪粒子をためこんだ泡沫細胞になって、血管内に脂肪の塊を作るというのだ。
傷ついた内皮細胞を補うために中膜が増殖するようになり、内膜のほうに移動してさらにコレステロールをとり込んで悪さをする泡沫細胞になっていくそうなのだ。泡沫細胞は集まってかたまりをつくり合体すると、アテロームとよばれる粥状の癌のようになり、血管の内膜は厚くなっておくそうなのだ。そのため血管の内腔は狭くなり血管の内壁が盛り上がってできたものをプラークというそうなのだ。このプラークによって心臓の血管に狭窄部が出来て行くそうなのだ。これが一般に動脈硬化とよばれる粥状動脈硬化が起こる仕組みで、このプラークをおおっている内皮細胞は非常にはがれやすく、はがラルと傷がつくことになりその傷んだ部分に血小板が集まって血栓ができやすくなるというのだ。
心臓はほかの臓器に比べて厚い筋肉でできているそうで、全身に血液を送り出すポンプの役目を担っているだけに、強い収縮を可能にするだけの丈夫な筋肉でできているのだ。この心臓の筋肉を心筋というのだが、心筋は心臓をとり巻く冠動脈とよばれる動脈から酸素や栄養を受けとって、エネルギー源にしているそうなのだ。ところが冠動脈の内腔が狭くなって心筋に流れ込む血液量が減ると、心筋が酸素不足に陥ってしまうのだ。つまり心筋が必要とする酸素の需要に見合うだけの供給ができなくなってしまうわけで、これが狭心症なのだが心筋が酸素不足になると胸の痛みが起こったり、胸が締めつけられるような感じがしたり、動悸が起こったり呼吸が困難になるといった症状が現れるのだ。
狭心症にはいろいろなタイプがあり、世界保健機関による分類のほかいくつかの分け方があるそうなのだが、性質で分類すると狭心症は、安定狭心症と不安定狭心症の2種類に分けられるそうなのだ。それぞれ原因が異なり症状の出方にも違いがあるのだが、治療も分けて考える必要があると言われているのだ。安定狭心症は冠動脈が動脈硬化を起こし、内腔が狭くなっているという血管自体の病変が原因で起こる病気で、年齢とともに血管壁は厚くなり弾力性を失っていくのだが、血液中のコレステロールなどの脂肪や血管壁の線維成分が血管の内壁に付着して痛のような盛り上がりをつくり、古くなった水道管に水垢がたまるのと同じように狭くなった状態を言うそうなのだ。
狭心症では内腔が75～90％狭くなった状態になっているそうで、安定狭心症では粥腺は厚い線維性の被膜におおわれているのでくずれにくく、冠動脈に生じる病変いのが特徴だそうなのだ。そのため冠動脈が突然詰まることは少なく、病状が安定しているという意味で安定狭心症とよばれているそうなのだ。私の場合はこの症状だったそうなのだが、無痛性心筋虚血の場合は発作の回数や強さが一定しておらず、以前は問題なかった軽い運動や安静時に発作が起きたり、持続時間が長くなったりする不安定狭心症の恐れもあることから、今回の入院治療ということになったのだ。
--- On Fri, 2012/2/24, > wrote:
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