ユネスコの「和食」を無形文化遺産に登録したことをきっかけに、日本の食文化に国際的な評価と注目が集まっているそうなのだが、そうしたなか農林水産省は日本の食文化のさらなる普及を目的に、日本の食文化を発展させその文化を世界に広めることに貢献した漫画やアニメを表彰する「Contents Award of Japan Food Culture」の第1回表彰式を昨年末に開催したそうなのだ。自薦・他薦を問わず選ばれた国内の約250作品の中で、アニメ部門の最高賞にあたる金賞に輝いたのが、「それいけ!アンパンマン」だったそうなのだ。「それいけ!アンパンマン」はテレビアニメ放送開始以来実に25年以上にわたって続いている人気の長寿アニメーションシリーズなのだ。
「家庭だと3世代がアンパンマンを知っている時代になってきている」と言われているそうなのだが、良い意味で変わることなく続けていきたいと農林水産省が主催する「Contents Award of Japan Food Culture」でアニメ部門の最高賞にあたる金賞に輝いたトムス・エンタテインメントの久保雄輔・執行役員制作本部チーフプロデューサーは語っていたのだ。この「それいけ!アンパンマン」という作品は日本テレビのプロデューサーが、幼稚園で何度も読まれてボロボロになっている「アンパンマン」の絵本を見たのがきっかけだったそうなのだが、人助けや貧しい人に食べ物を分け与えるという行為や精神を、「アンパンマン」を通じて伝えていけたらと思っているそうなのだ。