ハーグ条約(国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約)は、国際結婚が破たんした夫婦の子どもについて、原則として元の国に戻すよう定めた国際ルールで、昨年の 2 月現在で欧米を中心に 89 カ国がハーグ条約に加盟しており、いわゆる主要 8 カ国の中で加盟していないのは日本だけだったのだ。国際結婚の増加で結婚破綻後の子どもの扱いが問題になるケースが増えていることから、米国などからも国際的な協力のしくみであるハーグ条約への早期加盟を求められていたのだ。特に米国の強い圧力などの理由から 3 年前の 5 月に政府は加盟方針をうち出し 国内法制との整合性調整等の条約締結へ向けた準備をして、今年4月1日、ハーグ条約に加盟し国内でも発効していたのだ。
このハーグ条約とは親権を侵害する国境を越えた子どもの強制的な連れ去りや引き止めなどがあったときに、迅速かつ確実に子どもをもとの国に返還する国際協力の仕組み等を定める多国間条約で、オランダのハーグで行われるハーグ国際私法会議において締結された国際私法の条約の総称なのだ。オランダのハーグでは世界的に重要な複数の条約が締結されているのだ。最近日本人の国際結婚が増加もあって破綻後に日本人女性が、子どもを日本へ連れ帰った際の扱いが各国から問題とされ日本は条約締結を迫られていた。たとえば夫との結婚生活が破綻した日本人妻が、夫の同意を得ずに日本に子を連れ帰った場合、国によっては刑法上の誘拐罪にあたる可能性があるのだ。
その場合には妻の入国は難しくなりハーグ条約のルールによって、子を母親から半永久的に引き離すことになることがあるわけなのだ。また元の国へ戻すことで虐待や DV の恐れがあるケースでも、返還となってしまう可能性があるというのだ。ハーグ条約では子供を元の国へ戻すことを原則としつつ、戻すことで危険があったり子自身が返還を拒否といったりした理由がある場合は、例外として現所在国の裁判所の判断で返還拒否ができることになっているのだ。このハーグ条約によって離婚が成立してもその制約を受ける芸能人がいるというのだ。その一人が先日の週刊ポストで「伝説の貝殻ビキニ」とグラビアが紹介され、4歳年上の米国人の夫と離婚協議中である武田久美子なのだ。
武田久美子は21歳の時に発売した写真集で、乳首とヘアを計3個の貝殻で隠しただけのセミニード写真を披露し、「貝殻ビキニ」というグラビア界の伝説に残る名称を生んでいたのだ。今も語り継がれる伝説の貝殻ビキニについて、写真集の発売時には「東大生のアイドル」からの脱皮図るため、大人のセクシー度満点の写真集を「すごいMなのでハダカを見られるのは嫌いでない」と回答して大人の色気たっぷりだったのだ。この貝殻ビキニについて経済アナリストの森永卓郎氏が「貝の下は、どうなってたんのですか」と興味深げに質問したのだ。武田久美子が「何もないです。ただ毛が生えていただけです」と答えると、貝殻ビキニを知っているだけあって単純に「すご~い」と喜んでいたそうなのだ。
その武田夫妻の離婚成立には2人の財産割り当ての作業が残っているそうなのだが、カリフォルニア州では基本的に夫婦50対50の分配になるというのだ。居宅の資金をどれだけ出したかなど専門家同士で調整している段階だそうで、年内にもう1回話し合い来年1月か遅くても2月までには決着が着く見込みなのだ。武田久美子は離婚成立後の生活拠点を「今までどおりアメリカです」と断言しているのだが、それでも「私は外国人なので元旦那のサインがない限り、勝手に子どもを日本に連れて帰ることもできません」というのだ。長女のソフィアちゃんは日本語もしゃべれるものの日常生活で英語を使っているそうなのだ。つまり長女のソフィアちゃんを日本へ連れ帰ろうとしても夫のコントロールを逃れることはできないというのだ。
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