東京都の新型コロナウイルスの感染者が 4 日連続で 100 人を超え、再選された小池百合子知事は都民に対し不要不急の都外への移動自粛を要請した。政府による都道府県をまたぐ移動自粛の要請は 6 月 19 日に解除されたばかりだが、都内で再び感染者が増えていることから都外への感染拡大を抑える必要があると判断したとみられる。東京都が都民への自粛を要請するのは全業種で休業要請を解除した 6 月 19 日以降初めてで、新たに 131 人の感染が確認され緊急事態宣言が解除されて以降最多を更新している。東京都によると確認された感染者 131 人のうち 20 代と 30 代が 98 人で 75% を占め、感染場所別で見ると接待を伴う飲食店などの「夜の街」関連は 62 人に上っているという。
新型異なウイルス対策を担当する西村経済再生相との面会後に小池知事は、報道陣に「最近、近隣の県で感染者数が増えている。不要不急な他県への移動につきましてはご遠慮いただきたい」と述べたそうなのだ。通勤者には改めてテレワーク等を定着させていくよう求めたそうなのだが、西村経済再生相は記者会見で小池知事の移動自粛要請について「国としては大きな方針に現時点では変更ない。知事の責任で呼びかけをされるということだろう」と述べ政府から移動自粛を求める考えはないことを強調したという。小池知事は積極的なPCR検査を都内に広げていくとしているが、新宿区や豊島区の「夜の街」での感染が増加しており、両区ではホストクラブなどの従業員らを対象とした PCR 検査に力を入れているという。
全国では死者こそ報告されなかったが東京都内で新型コロナウイルスの新規感染者が 4 日連続で 100 人を超えただけでなく、隣接する埼玉県・千葉県・神奈川県で計 62 人の感染がわかったという。そればかりか感染がしばらく確認されていなかった地域でも再び報告があがり始めているようで各地の知事らは警戒を強めているというる。埼玉県の大野知事は「東京との関係は密接で、憂慮している」と記者団に語り、都内の繁華街への外出や感染予防策が不十分な店の利用を避けるよう県民に求めたそうなのだ。神奈川県の黒岩知事も「生活圏として東京と神奈川は一体だ。東京の動向を注視している」と述べたが、県民に外出自粛などを要請する「神奈川警戒アラート」については「まだ発動させる段階ではない」との見解を示したという。
また鹿児島県の感染者 34 人のうち少なくとも 30 人は感染者集団が発生したとみられショーパブの客や従業員の接触者などだったが、新潟県内では 16 日ぶりに感染者が出たが外国籍の 20 代会社員男性で東京から帰宅してから発熱などの症状が出ており、東京滞在中に接触した人が陽性だったという。山形県では 20 代男性の感染が新たに確認されたそうだが、県内で感染が確認されるのは 2 カ月前の 5 月以来で、感染した男性は来県した東京の友人と行動を共にしこの友人も陽性だという。新型コロナウイルスでh感染者が最初に置かった奈良県でも 10 代の女子学生の感染が新たにわかったというのだが、奈良県内の新規感染者の発表は 38 日ぶりで発症前日に大阪市内のアルバイト先に出かけていたという。
東京での新型コロナウイルスの感染拡大を受け私の住む愛媛県でも対策を強化なのだが、愛媛県の中村知事は来週予定していた東京出張を取りやめるとともに松山空港での検温など水際対策を再開すると発表している。中村知事は東京での感染拡大に警戒感を示すとともに国に重要施策を要望するため予定していた東京への出張を取りやめることを明らかにし、その上で県民に向け改めて首都圏への出張や旅行の必要性を検討するとともに訪問する場合は感染防止策を徹底するよう呼びかけたという。また県独自の接触確認システムの運用を始めるそうなのだが、感染者が出た場合接触の可能性がある人に通知される仕組みになっており、愛媛県は第2波に備えるため、積極的な利用を呼びかけているそうなのだ。
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