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2006.07.09
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キサトア

~理論社、2006年~

 読了後、さわやかに泣けた、素敵な物語でした。いつものように内容だけ別に、というようには書きづらいので、まとめてつらつらと書きたいと思います。
 物語は、色がわからない少年アーチの一人称で進みます。しかしアーチは、すぐれた芸術作品を作ります。
 キサとトアは、アーチの双子の妹。キサは日の出とともに起き、日の入りとともに眠ります。トアは、日の入りとともに起き、日の出とともに眠ります。だから、兄弟三人が会話をかわせる時間は、とてもわずかです。
 三人の父親、フウガさんは、<風のエキスパート>。毎年夏になると吹くひどい風<夏向嵐(かこらし)>をしずめるため、町へやってきます。海に面しており、水平線から日の出と日没が見える町。この環境が、キサとトアにもよいのでは、と考えたこともありました。
 フウガさんは海にいくつもの風車をたて、それから<夏向嵐>は吹かなくなります。しかし、風車のせいで、漁獲量が減ったという人々がでてきます。そこで、<水のエキスパート>ミズヤさんがやってきます。
 フウガさんの家は、簡易宿泊所<カンクジョー>でもあります。フウガさんを慕っていたミズヤさんも、ここに泊まり、三人の子供たち、その友達たちとふれあいます。
 アーチたちが去年の夏、町に伝わる伝説を調べるために起こした騒動。森の中に現れる幽霊。これらの情報から、ミズヤさんの調査は進んでいきます。

 そして、秋には、二年に一度開かれる<マッチタワーコンクール>が開かれます。年齢制限があるのですが、特別にアーチも参加します。コンクールのあたり、特に素敵でした。
 ああ、結局あらすじ風になってしまいました。兄と双子の妹を、町の人々は大切にしてくれます。そして三人も、自分なりに動き、人々に幸せを与える。ラストが、とても素敵でした。
 新聞記者は、<Y・S>さんです。小路さんのイニシャルですね。そこにも、ほのぼのしました。

*本購入の記事は書きませんでしたが、先日買っていたのでした。
 先日小路さんからもうかがっていましたが、本書はふりがなも多く、子供さん向けでもあります。

(追記)
 トラックバック用リンクです。でこぽんさんの記事は こちら です。





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Last updated  2006.07.09 10:05:46
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のぽねこ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) スパイシーチューリップさんへ コメント…
スパイシーチューリップ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) 流行りましたね!キラキラ系、あまり知ら…
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