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2008.12.21
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~講談社ノベルス、1996年~

 S&Mシリーズ第二作です。たしか本書が森さんが最初に書かれた作品だったかと思います。そして、私が最初に読んだ森さんの作品です。
 それでは、内容紹介と感想を。

ーーー
 1995年、8月~9月(西之園萌絵、20歳)

 8月。犀川創平は、同級生で土木工学科・助教授の喜田北斗に誘われ、彼が属する「極地研」の実験室を訪れた。話を聞いた、西之園萌絵もともに…。
 研究室のボスである木熊教授の指導のもと、夜に行われたマイナス20度の空間での実験は無事に終了した。同室で換気を行ったうえで、打ち上げコンパが開かれる。その中で、事件が発覚する。
 実験室に付随している準備室は、ふだんは鍵をかけないのに、鍵がかけられていた。そのドアを開くと、女子学生が殺害されており、準備室のさらに奥の部屋では、男子学生が殺害されていた。そこはいわゆる、密室状況であった。


 事件自体は、割と地味な話だと思いますが、本書をはじめて読んだ頃はまだ密室大好きだったので、わくわくしながら読んだのを覚えています。今回は何度目かの再読で、もちろんいまでも楽しめますが、密室ものに対するときめきはもうほとんどないですね。解決にいたる論理の妙を楽しみました。
 それにしても、(反転) 国枝先生の結婚発表はこの話だったのですね。とても印象に残っていたものの、シリーズのこんなに初期のことだったかと、再認識しました。国枝先生が指導教官だったら大変だろうと思いますが、かなりファンです…(笑) (反転ここまで)

 では今回も、本書の中の好きな言葉を引いておきます(文字色は反転)。

だいたい、役に立たないものの方が楽しいじゃないか。音楽だって芸術だって、何の役にも立たない。最も役に立たないということが、数学が一番人間的で純粋な学問である証拠です。人間だけが役に立たないことを考えるんですからね…… 」( 287 頁)

(2008/12/17読了)





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Last updated  2008.12.21 07:13:14
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のぽねこ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) スパイシーチューリップさんへ コメント…
スパイシーチューリップ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) 流行りましたね!キラキラ系、あまり知ら…
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