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2009.05.10
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~講談社文庫、2007年~

 ずいぶん以前ですが、いろんな方のブログで本書の紹介を見てきていて、気になっていました。
 躁のあたしと、鬱の治りかけのなごやんの二人が、福岡の病院から逃げ出し、ひたすら車で南へと向かう物語です。
 なごやんに惹かれていったり、互いに喧嘩したり、喜び合ったり、いろんな感情をともにしながら、二人はただ逃げます。もちろん、家族や病院の方々が自分たちを探しているのを心配したり、あるいは帰らなくても良いのかと心配になったり…。
 細かいエピソードまでは書きませんが、楽しく読みました。特に終盤に入ってからは、じわじわと泣けてきました。

 あんまり書くのもあれですが、私自身投薬治療も受けていましたし、懐かしい薬の名前にふれました。そして、特になごやんから「あたし」への態度に感じる、あなたの細かい症状までは自分は体験していないし実感できないけれども、でもしんどいのは分かるよ、という思い―これは、私自身もいろんな方に与えてもらった支えで、感慨深くなりました。
 こんなことも書いてみましたが、物語はどちらかといえば軽快な感じさえもあり、テンポよく進んでいきます。決してじめっとした感じではありません。

 自分自身にある種の体験があるので、それもふまえて味わいながら読んだ一冊です。


(2009/05/05読了)





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Last updated  2009.05.10 06:59:27
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のぽねこ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) スパイシーチューリップさんへ コメント…
スパイシーチューリップ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) 流行りましたね!キラキラ系、あまり知ら…
のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 なにぶん…

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