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2009.07.10

歌野晶午『館という名の楽園で』

(2)

テーマ：最近、読んだ本を教えて！(24657)

カテゴリ：本の感想（あ行の作家）

～祥伝社文庫、2002年～

　『生存者、一名』に続いて、祥伝社文庫の４００円文庫として刊行された中編作品です。
　では、簡単に内容紹介と感想を。

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　探偵小説に魅せられた冬木は、ついに念願の夢を叶え、館を建てたという。冬木から招待状を送られた、大学時代の仲間である４人の男たち。館―三星館を訪れた彼らを、冬木は謎解きのゲームで迎える。
　館にまつわる伝説―さまよう甲冑の亡霊、そして館の扉を開いた少年を驚かせた光景の謎―にくわえ、冬木たち５人は役割分担を決め、ゲームの殺人事件を起こす。犯人役の人物は、いかに被害者役の人物を殺害（するふりが）できたのか。
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　文庫で150頁ほどなので、すぐに読めてしまいます。しかしこの短さの中に、館もののミステリの魅力がふんだんにつまっています。

(2009/07/05読了)

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