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2009.07.24
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~講談社ノベルス、2002年~

 密室本として刊行された、舞城王太郎さんの長編です。ルンババ12こと番場潤二郎さんの、中学~高校くらいの時代のエピソードです。
 それでは、内容紹介と感想を。

ーーー
 僕が13歳でルンババが12歳だったとき、ルンババの姉の涼ちゃんが家の屋根から飛び降りて死亡した。涼ちゃんは不登校になって家出を繰り返すようになって、父親から部屋に鉄格子を付けられたりしたけれど何度も逃げ出して、ついに屋根から落ちたのだった。2日間生き延びた彼女を、両親は罵倒した。
 時間が経ち、僕たちが中学3年生になって東京に卒業旅行に行ったとき、僕はツバキ・エノキの姉妹に出会う。ツバキが不倫関係にあった上司をボコボコにしているのを僕がとめようとしたのが、そのきっかけだった。
 姉妹と知り合って後、事件が起こる。ツバキの不倫相手の男が姉妹にストーカーをしているというのだ。別の事件を解決に導いたルンババは、そのまま姉妹のストーカー男の家族が無惨に殺害されたという事件を知り、その事件の解明に乗り出す。
ーーー

『煙か土か食い物』 『暗闇の中で子供』 同様、ミステリ風でありながら、もっと広い物語となっています。…なんともいいにくいのですが、基本的な狭義のミステリがなんだかんだで事件(謎)→捜査→論理的解明という流れに重点を置いているのに対して、舞城さんの作品はそこに重点があるように思えないのです。単なる謎解きではない、登場人物たちの物語を描くために、事件はそのひとつの要素となっている、というか。
 物語終盤のエピソードがとても良かったです。
 それにしても、一段組で200頁ちょっとの短めの本にもかかわらず、多くの事件・出来事がもりだくさんで、読み応えがありました。
 面白かったです。

(2009/07/20読了)





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Last updated  2009.07.24 06:39:34
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のぽねこ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) スパイシーチューリップさんへ コメント…
スパイシーチューリップ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) 流行りましたね!キラキラ系、あまり知ら…
のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 なにぶん…

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